※2025年5月7日更新:2025年向けに内容を見直しました。
こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
ここ数年で自動車メーカーによる純正化が進んだお陰で、一気に知名度が上昇しているディスプレイオーディオと言うカテゴリーですが、中華ディスプレイオーディオメーカーとして、日本でのシェアが最も高そうに見えるのが、これらの製品を2016年以前からamazonで展開していた「ATOTO」です。
この数年間のCarPlay・Android Autoの普及により、同社の扱う製品カテゴリーも微妙に形を変えながら、相変わらず高いシェアを維持しているように見受けられますが、この記事では2025年5月時点での同社のCarPlay・Android Autoの対応のポータブルディスプレイオーディオの各モデルの違いと、おすすめモデルについて解説します。
ディスプレイオーディオの2つのカテゴリー
まず初めに、今までディスプレイオーディオを使用した事がない方向けに、大きな違いがあるディスプレイオーディオの2つのカテゴリーについて解説します。
Linux OSで動くディスプレイオーディオ
こちらは動作が軽いLinux OSにて、一般的な車載オーディオに加えて、スマホに動作の負荷を負担させるCarPlay・Android Autoをサポートする製品群です。
機能面での特徴は以下の通りです。
※2025年5月時点では、ATOTOからはこのLinux OSを搭載されている製品は販売されていません。
Android OSで動くディスプレイオーディオ
こちらは、Androidスマホやタブレットと同様に、Android OSで動く製品群です。
機能面での特徴は以下の通りです。
最近ではCarPlay・Android Autoをサポートする機種も増えている事から、従来のLinux OSで動く製品の上位互換機とも言える特性ですが、負荷が大きいAndroid OSで複雑な処理をさせている為に動作が不安定になるリスクがあります。
現在ATOTOから展開されている製品は以下の通りです。
P5シリーズ
こちらは機能的には最も簡素化されたシリーズで、7型・9型と2種類のディスプレイサイズで展開されています。
主な機能構成は以下の通りです。
- ワイヤレスCarPlay
- ワイヤレスAndroid Auto
- 2カメラドライブレコーダー付属
- リモコン付属
- WiFi対応
- GPS非対応
- メモリ、ストレージサイズは不明
動作の軽さに影響するメモリサイズが不明ですが、エントリーモデルなのでこちらは期待しない方が良いでしょう。GPS非対応なのでナビソフトはCarPlay・Android Autoのものを使う必要がありそうです。
個人的にはドラレコ機能はいらないので、価格を下げて貰いたいですね。
P9シリーズ
上位のP9シリーズでは、ハードウェアスペックが強化され、SIMスロットを搭載しています。
- ワイヤレスCarPlay
- ワイヤレスAndroid Auto
- 2カメラドライブレコーダー付属
- リモコン付属
- GPS対応
- WiFi対応
- SIM対応
- 4GBメモリ、32Gストレージ
こちらの製品は価格が5万円台とポータブルタイプにしてはかなり高めですが、高いハードウェアスペックとGPSへの対応により、ユーザーの満足度は高い様です。
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