【2025年版】ATOTOのAndroid OSで動くディスプレイオーディオの各モデルの違いとおすすめモデル

※2025年4月23日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

ここ数年で自動車メーカーによる純正化が進んだお陰で、一気に知名度が上昇しているディスプレイオーディオと言うカテゴリーですが、中華ディスプレイオーディオメーカーとして、日本でのシェアが最も高そうに見えるのが、これらの製品を2016年以前からamazonで展開していた「ATOTO」です。

この数年間のCarPlay・Android Autoの普及により、同社の扱う製品カテゴリーも微妙に形を変えながら、相変わらず高いシェアを維持しているように見受けられますが、この記事では2025年4月時点での同社のAndroid OSで動くディスプレイオーディオの各モデルの違いと、おすすめモデルについて解説します。

ディスプレイオーディオの2つのカテゴリー

まず初めに、今までディスプレイオーディオを使用した事がない方向けに、大きな違いがあるディスプレイオーディオの2つのカテゴリーについて解説します。

・Android OSで動くディスプレイオーディオ
・Linux OSで動くディスプレイオーディオ

Android OSで動くディスプレイオーディオ

こちらは、Androidスマホやタブレットと同様に、Android OSで動く製品群です。

基本動作はAndroidタブレットと共通しており、タブレットをナビパネル内に収まるようにインダッシュ化して、オーディオ機能を持たせたような構成となっています。

※最近ではフローティングディスプレイタイプも増えています。

機能面での特徴は以下の通りです。

・Androidタブレットと同様に、動画アプリも含めた多様なアプリを使用出来る
・ハードウェア性能が低いと動作が重くなり、快適に使えない
・CarPlay・Android Autoをサポートする機種も多い

最近ではCarPlay・Android Autoをサポートする機種も増えている事から、次に説明するLinux OSで動く製品の上位互換機とも言える特性ですが、負荷が大きいAndroid OSで複雑な処理をさせている為に動作が不安定になるリスクがあります。

Linux OSで動くディスプレイオーディオ

こちらは動作が軽いLinux OSにて、一般的な車載オーディオに加えて、スマホに動作の負荷を負担させるCarPlay・Android Autoをサポートする製品群です。

機能面での特徴は以下の通りです。

・使用出来るアプリは、CarPlay・Android Autoでサポートされたものだけで、動画アプリは使用出来ない
・アプリの動作はスマホのマシンパワーを使う為、動作が安定する傾向が強い

※2025年現在ではATOTOはこのカテゴリーから撤退している模様、よってベストバイは国産ナビ―メーカーの製品です。

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ATOTOが展開するAndroid OSで動くディスプレイオーディオ

ATOTOは2016年頃から、動画アプリが使用できるAndroid OSを搭載している製品を主力で展開して来ましたが、2025年時点では商品構成の拡充が図られ、ブランドも以下の3種類が使い分けられています。

ATOTO ZONE:ハイエンド
ATOTO LIFE:エントリー
ATOTO:エントリースタンダード~アッパーミドル

ATOTO ZONE

ATOTO ZONEはATOTOの製品群の中でも、最もハイエンドと考えられるブランドです。

型番と商品構成が複雑な上、amazonの販売ページでの解説が分かりにくいのですが、2025年4月時点での最上位モデルは10型液晶の「X10G211E」となっています。(X10シリーズ?)

機能構成は以下の通りです。

  • 7型/9型/10型ディスプレイ(1280×720)
  • 8コアCPU/8GBメモリ/128GBストレージ
  • ワイヤレスCarPlay
  • ワイヤレスAndroid Auto
  • AIコンパニオン対応
  • ネット接続(4G LTE/WiFi/Bluetooth)
  • HDMI入力
  • サブウーファー出力
  • デジタル出力
  • OPの前後ドラレコ連携
  • 1年保証

国産ナビメーカーのLinux OSのディスプレイオーディオ以上の高価格帯となりますので、1年保証では短すぎる気がしますね。

せめて3年は保証して貰わないと、なかなか手が出せない価格帯であると言う印象を受けました。

ATOTO

ATOTO ZONE、ATOTO LIFEは、ATOTOブランドから派生したものですが、元祖のATOTOブランドでは従前からエントリースタンダードのA6シリーズ、アッパーミドルのS8シリーズを展開しています。

S8シリーズ

S8シリーズ派生ブランドのATOTO ZONEが出来る前のハイエンドグレードで、現在ではアッパーミドルの立ち位置になっています。

S8シリーズはモデル数が多く、同一シリーズ内でも仕様に大きな幅がありますが、主なグレードのスペックは以下の通りです。

  • 7/型9/型10型ディスプレイ(1280×720)
  • 8コアCPU
  • 4GB/6GBメモリ
  • 32GB/64GB/128GBストレージ
  • ワイヤレスCarPlay
  • ワイヤレスAndroid Auto
  • ネット接続(4G LTE/WiFi/Bluetooth/USB)
  • HDMI入力
  • サブウーファー出力
  • 1年保証

9型の6GBモデルでは、ATOTO ZONEの9型よりも1.5万円ほど安いですが、スペックごとのパフォーマンスを確認してみなければどれを選んでい良いか分かりませんね。

A6シリーズ

S8シリーズと比べると、CPUなどのハードウェア構成が控え目ですが、2万円台後半からと価格面でメリットがあるのがA6シリーズです。

価格は安いものの、CarPlay・Android Autoなど、一通りの機能はカバーしており、7型/9型の2種類のディスプレイサイズでの展開となっています。

主なグレードのスペックは以下の通りです。

  • 7/型9/型ディスプレイ(1280×720)
  • 8コアCPU
  • 2GB/4GBメモリ
  • 32GB/64GBストレージ
  • ワイヤレスCarPlay
  • ワイヤレスAndroid Auto
  • ネット接続(4G LTE/WiFi/Bluetooth/USB)
  • 1年保証

ATOTO LIFE

ATOTO LIFEはATOTOの下位廉価モデルと考えられるブランドで、主な違いはCPU/メモリ/ストレージなどの主に処理速度に関わる部分です。

このうち、10型モデルの「A5L」は以下構成となっています。

  • 7型/9型/10型ディスプレイ(1280×720)
  • 2GBメモリ/32GBストレージ
  • ワイヤレスCarPlay
  • ワイヤレスAndroid Auto
  • AIコンパニオン対応
  • ネット接続(WiFi/Bluetooth/USB)
  • 1年保証

※10型はバックカメラセットモデルのみ?

まとめ

以上、2025年向けにATOTOのAndroid OSで動くディスプレイオーディオの各モデルについてご紹介しました。

最近ではスマホも8GB~12GBクラスが増えていますし、その感覚ではなるべくハイスペックなものを選びたくなりますが、4~6GBメモリクラスに製品が無難かも知れませんね。

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