※2024年4月1日更新:外部マイクを使いながら充電する方法について追記しました。
こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近は趣味用途の車載動画の撮影には、ドライブレコーダーではなくアクションカメラを使用するようになっているのですが、ドライブと言うよりもツーリング動画なので景色だけではなく、車のエンジン音や排気音も可能な限り高音質で臨場感が感じられる音質で記録したいと考えています。
最新のDJI OSMO ACTION 3、4などでは、風切り音カットの機能もサポートされてはいるものの、窓を全開にして走ったり、オープンカーのロールバーに設置するなどの方法で撮影した場合、風切り音で聞くに堪えない音質になってしまいます。
そこで今回は特に排気音に重点を置いて、クリアで臨場感が感じられる音質で動画を撮影する為に、マフラー付近のバンパーやトランクに外部マイクを設置する前提でベターな製品、ベターな運用方法を探ってみました。
※やり出すとキリがないので、余り深入りしてはいけない分野のような気がしますが…。
OSMO ACTION 3、4で外部マイクを使う為に必要なもの
OSMO ACTION 3、4で外部マイクを使う為には、電源ポートを占有するこちらの外部マイクアダプタが必要です。
この外部マイクアダプタの端子は3極の3.5mmステレオミニジャックですので、スマホ用の4極プラグは3極プラグに変換しなければ使えません。
GoPro HERO 11でのテスト結果を踏まえて
前回、GoPro HERO 11で、VIOFOのドラレコ用の一式2,000円の安いピンマイクをテストしましたが…
以下のようにAT9920と比べると明らかに音が籠って聞こえていました。
※ロードスターでVIOFOのマイク→AT9920のローカット設定を比較
そしてGoProでのAT9920のテストにおいて、風切り音防止のローカットをオンにすると、マフラーの重低音まで消えてしまう事が分かりました。
また、ローカットをオフにする前提で風切り音対策としてマフを装着したテストも実施したのですが、今度は全体的に音が籠るようになってしまいました。
そこでGoProでは、マフ無しローカットをオフの設定がベターであると結論付けています。
AT9920とAT9946CMの比較
OSMO ACTION 3では、GoProでのテスト結果を踏まえて、オーディオテクニカのAT9920とAT9946CMの2つのマイクをマフ無しローカットをオフの設定で比較しました。
なお、OSMO ACTION 3では、外部マイクを繋げるとこのようにマイクアイコンが表示されるようになります。
※ACTION 4ではアイコンではなく音量ゲージ
また、録音設定も外部マイクなしの場合には風切り音のカットのオン/オフ設定がありますが、
外部マイクを挿入すると、このメニューがゲイン調整に変わります。
比較結果はこちらの通りです。
ACTION3は、外部マイクを使用した場合に周囲の音量が大きくなるほどゲイン値も上がるようで、エンジンの回転数が上がると音割れしてしまいます。
ベースのゲイン値を下げると回転数が低い時の排気音が聞こえにくくなりますので、なかなか調整が難しく、そもそもACTION3は外部マイクを付けて排気音を録音するには向いていない気がしますね。
外部マイクを使いながら充電する方法
OSMO Actionには、2024年3月時点ではGoProと同様に純正の充電マイクアダプタが発売されています。
このアダプタを使った場合、このように電源ポートのカバーを外してUSB端子を挿し込んだ上で、3極の3.5mmマイクとUSB Type C電源端子をそのまま使う事が出来ます。
一方でこのアダプタは互換品も多数販売されています。
こちらでは互換品は試していませんが、問題なく使用は可能ではないかと思われます。
また、私は純正品のアダプタが発売される前は、スマホ用の以下のUSB Type Cステレオアダプタを使用していました。
このアダプタを使用する場合、ヘッドフォン・マイク共用の端子が4極の3.5mm規格となっている為、以下のような3極→4極の変換アダプタ、またはケーブルが必要です。
この接続方法でも使用上の問題は特に発生しませんでした。
一つのマイクを複数のOSMO Action、GoProに分配出力させる方法
OSMO Action、GoProのいずれにおいても、以下の方法にて一つのマイクを複数のアクションカムに分配出力する事が可能でした。
カメラとアクションカムとアダプタ以外の使用部材はこちらの通りです。
ただし、複数のアクションカムを同一の電源から充電すると著しいノイズが発生しますので、充電はそれぞれ別の電源を使用する必要があります。
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