最近のカーナビやオーディオはBluetoothやUSBポートを搭載しているものが主流となり、AUXからステレオミニプラグによるアナログでの音声入力を受けつけないモデルが増えています。
外部機器で再生した音楽を入力場合には、ほとんどのケースでBluetoothによる無線通信でも私は何ら問題は感じません。
とは言え手元のカーナビがBluetoothやUSBに非対応であるとか、再生する音楽ファイルの種類によっては再生不可のケースもありますし、または「使用するスマホによって入力する規格を使い分けたい」などの要望もあるようです。
そこで今回は手持ちのカーナビにスマホで再生した音楽をカーナビ経由でスピーカーから視聴する方法と、現在販売されているAUX入力ポートを搭載したカーナビについてご紹介します。
カーナビのAUXポートとスマホを接続する方法
カーナビのAUXポートとスマホを接続するのは敢えて説明する必要があるかどうか分かりませんが、以下のような直径3.5mmの3極ステレオミニプラグを使用します。
iPhoneであれば純正品の変換アダプタ経由、Androidスマホの場合には大抵専用の音声出力ポートが装備されていると思いますので、そちらにプラグの片方を挿します。
以下は日産EVナビのAUXポートにプラグを挿し込んだものです。
因みに…こう言った機器類の専門家によると、プラグの種類で音質が変わる事もあるそうなので音にこだわりがある為に敢えて「Bluetoothではなく、AUX入力するんだ!」という方は以下のサイトが参考になると思います。
■ ステレオミニプラグで音質って変わるの?修理スタッフが徹底レビュー!
私みたいにBluetoothによる音質の劣化が体感出来ない方は安いやつで良いかと。(笑)
■ Bluetoothによる音質の劣化をあなたは体感出来ますか?
AUXポート搭載のカーナビ
現状販売されているアフターパーツの各メーカー別のAUXポートの搭載状況は以下の通りです。
①パイオニア楽ナビ~全モデル搭載
なお、楽ナビ・サイバーナビはのAUXポートは、取付説明書では映像+音声の4極プラグを挿すと書かれているのですが、パイオニアのOPパーツでは以下の3極のステレオミニプラグケーブルも純正指定品となっています。
パイオニアのサポートに問い合わせたところ、このポートを搭載しているモデルであれば以下のケーブルが適合し、音声のみの入力が可能との事でした。
②パイオニアサイバーナビ~全モデル搭載
③パナソニック美優ナビ
パナソニックの美優ナビには全グレードでAUXポートは装備されていません。
④ケンウッド彩速ナビ
ケンウッド彩速ナビには全グレードでAUXポートは装備されていません。
⑤イクリプス
イクリプスのカーナビには全グレードでAUXポートは装備されていません。
⑥アルパイン
アルパインに関しては個別の取扱い説明書を見ると、以下の様に専用ケーブル「KCU-511WM」を使用する事でウォークマンとの接続が可能と記載されています。
3極のステレオミニプラグが使用可能かどうかは不明ですし、機種数が多いので個別に問い合わせした方が良いように思います。
まとめ
以上、カーナビのAUXポートの使用方法と搭載モデルについてご紹介しました。
利便性を考えればBluetoothがおすすめですし、現行のカーナビはほぼ100%、USBからの音声の再生に対応していますので特に理由がなければこれらを使用した方が良いと思いますが、再生ファイルの形式や入力側のデバイスがこれらの規格に対応していない場合にはAUXポートを使用する必要がありますね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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