こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
パイオニアのCOCCHIを山手トンネル内で使用した時に、偶然トンネル内での自律航法が問題ないレベルで働いている事に気が付いたのですが、COCCHIのヘルプサイトには2024年5月17日時点でも
・iOS
車載器のGPS情報を使用して自車位置の更新を行いますが、車両速度情報は取得できないため利用していません。
との記述が見られます。
ただし、過去のパイオニア製のディスプレイオーディオと、車速センサーの情報が吸える中華ディスプレイオーディオでは、まるで車速センサー情報を活かしているのでは?と感じられるような動作が確認できたのも事実です。(私はそれを以ってCarPlayが車速センサー情報を活用出来ると判断していたのですが…)
※ジャイロセンサーで測位を維持している可能性もある。
Google Mapにおける、中華ディスプレイオーディオとパイオニアディスプレイオーディオとの挙動の違い
LaBoon!!では、過去に山手トンネル内でGoogle Mapにおける、中華ディスプレイオーディオとパイオニアディスプレイオーディオとの挙動の違いを比較した事があります。
【車速センサー接続がない中華ディスプレイオーディオの場合】
車速センサー情報を取れないATOTO製ディスプレイオーディオでは、山手トンネルに入り150mほど進行した地点で測位をロストし、自車位置が更新されなくなります。
【車速センサー接続があるパイオニアディスプレイオーディオの場合】
オーディオ側としては車速センサー情報受け取れる仕様である、パイオニアの「DMH-SF700」では、ATOTOがロストした150m地点では測位を維持しています。
ただし、600mを過ぎた辺りから自車位置が微妙にズレ始め…
3キロ地点ではワープ航法に切り替わりました。
ATOTOのディスプレイオーディオでは、自車位置が更新されなかったのに対し、「DMH-SF700」では位置ずれはあるものの、自車位置を更新してリルートを繰り返すようになりました。
この時点で私は車速センサー情報は活用出来ているものと解釈したのですが、「DMH-SF700」内蔵のジャイロセンサーによる補正を入れている状況なのかも知れません。
ただし、このジャイロセンサーによる補正についても、Google Mapのポンコツ測位補正アルゴリズムで台無しになっているのでしょうか。
COCCHI+車速センサー情報を吸えるディスプレイオーディオでの挙動
一方で、これは偶然に気が付いた事なのですが、COCCHIを車速センサー情報を吸えるディスプレイオーディオで使用した際に、山手トンネル内で自車位置を見失う事なく、しっかりと自律走行が出来ていました。
「CarPlayは車速センサー情報を取得できない」とのパイオニアのアナウンスを信じるのであれば、ジャイロ補正が可能なディスプレイオーディオでは、車速センサー情報を活用出来なくても制度の高い自律走行が可能であると言えそうです。
コメント
スマホ(SONY Xperia5Ⅳ)にインストールしてAndroidAuto経由で表示していますが、以前はトンネル内は停止したままだった記憶があるのですが、先日、中央道のトンネル(笹子トンネルとか)や首都高速の山手トンネル内でも動いていましたね。
まあ、それより、山中の温泉宿に宿泊したのですが、宿泊翌日に確認したら、電波がギリギリアンテナ1本立つか立たないかだと、地図すら表示しないのが残念(当然と言えばそうなのですけどね)。
スマホは車内に置きっぱなし&電源入れっぱなしにしてあるので、せめてキャッシュで地図データを保持しておいてほしいところかも。
CarPlayやAndroid Autoはシステムとアプリの仕様がどうなっているのか、分かりにくいですね。
山奥の圏外でのルート探索にも難ありですね。
トヨタのmoviLinkの比較もお待ちしています!
最近使ってみたのですが、案内は丁寧で使いやすいです。
ただし、ルートが安牌過ぎてトラック用のナビかと思いました(-_-;)