こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
最近は国内・海外を問わず、自動車メーカー、またはディーラーが純正ドライブレコーダーのOPを設けているケースがスタンダードになっていますが、今回はVOLVOのドライブレコーダーについてご質問を頂いたので解説します。
純正ドラレコとしては世界最高のスペック
ボルボのドライブレコーダーは、2グレードのラインナップとなっていますが、いずれも輸入車メーカーとしては珍しく、どこのメーカーのどの製品がベースになっているのかがハッキリ分かるWiFi対応の液晶なしモデルです。
アドバンス | スタンダード |
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3840×1920/29fps 2560×1440/29fps | 1920×1080/29fps 1920×1080/29fps |
レンズ視野角 前:水平124° 後:水平113° | レンズ視野角 前:水平112° 後:水平112° |
microSD付属32GB/最大32GB | microSD付属16GB/最大64GB |
GPS内蔵 | |
駐車監視モード | |
動体検知+衝撃検知/自動起動 | |
WiFi対応 | |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
上位モデルの4K+2.5KのアドバンスがTHINKWAREの「U1000」、下位のスタンダードもTHINKWAREの「F800 Pro」辺りがベースになっているように見受けられます。
下位のスタンダードの方は、ほぼ同等品のTHINKWAREのOEM品である「PDR800FR」がセイワから3年前に発売されていますが、夜間の暗視に特化した良モデルです。
一方で上位のアドバンスは市販品としても最高解像度である、4K+2.5Kの計1200万画素仕様であるTHINKWAREの「U1000」がベースとなっており、ディーラーモデルとしてはオーバースペック感が強い印象です。
どちらも駐車監視特化モデル
THINKWAREのドライブレコーダーは、ほぼ全グレードで動体検知+衝撃検知モードによる駐車監視モードを搭載した駐車監視特化の構成となっていますが、この点はボルボの2機種についても同様かと思われます。
ただし、取扱説明書がアップロードされていませんので詳しい構成までは分かりません。
また、日本にディーラーを持つメーカーとしては唯一駐車監視用のサブバッテリーをサポートしている点も特徴的です。
上位のアドバンスモデルではこのバッテリーと合わせて使用する事で、車のバッテリーを傷める事なく12時間までの動体検知録画に対応しています。
価格的にはスタンダードがドラレコのみで6.3万円、アドバンスがバッテリーとセットで13.2万円とかなり割高です。
純正にこだわらなけれ半額程度の価格で市場に出回っている製品の組合せなので(U1000は日本では未展開)、価格が気になる方は車外品を検討されても良いでしょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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