※2019年11月10日更新~現状に合わせて内容を見直しました。
パナソニックはカーナビアフターマーケットの部門ではストラーダ美優ナビ、ポータブルナビのゴリラなどの高いシェアを誇るメーカーですが、ドライブレコーダーに関しては一般向けの汎用モデルを1型、自社カーナビ連動モデルを2型販売しています。
もともとドライブレコーダー部門にはそれほど力を入れてませんのでケンウッドなどと比べると展開モデル数は控えめですが、性能面で優れているモデルが多いのが特徴です。
1カメラスタンドアローンタイプ
パナソニックのドライブレコーダーのうち、私自身がテストした事があるのは「CA-XDR72GD」のみとなっていますが、モデルを絞り込んでいるだけあって全体的にはなかなか好感触でした。
解像度はフルハイビジョンとスタンダードではあるものの、視野角はかなり広めの122°で60fpsでの録画モードに対応、安全運転支援機能に関しては他社のモデルよりも私の感覚に合っているという印象を受けています。
CMOSセンサーはおそらく自社のものを使用している筈ですが、SONYのExmorと比べると色の階調などでは劣る印象ですが、全体的な明るさ・精細感の部分ではほとんど差は感じられませんでした。
駐車監視の部分をまだ確認していませんので総合評価は難しいですが、それ以外の部分ではかなり高性能・高機能なモデルに仕上がっていると感じます。
ストラーダ美優ナビ連動モデル
2017年の後半以降はドライブレコーダーの人気は1カメラモデルから後方も録画が可能な2カメラモデルに移行していますが、パナソニックの2019年モデルではようやく自社カーナビ連動型の2カメラモデルが発売されています。
なお、1カメラタイプの連動モデルも合わせて発売されていますが、2カメラモデルのフロントカメラと同スペックの製品が1カメラモデルとなっています。(デザインは異なる)
2カメラタイプの「CA-DR03TD」は3ピースのセパレートタイプとなっており、カメラ部がコンパクト化した事で車両のセンター付近にカメラを設置し易くなっています。
ドラレコとしての基本性的にも前後フルハイビジョンで水平117°の広角、F値1.2の明るいレンズを採用したバランス型の構成となっており、夜間もヘッドライトが点灯した状態ではSONYのSTAVISセンサー搭載モデルと比べても遜色のない明るさではないかと考えられます。
他社のスタンドアローンタイプの2カメラモデルと比べても、画質面ではまずます優れていると考えられます。
パナソニックのドライブレコーダーのまとめ
以上、パナソニックのドライブレコーダーの各モデルの特徴についてご紹介しました。
1カメラタイプはドラレコマーケット的に選択肢が非常に多く、特に「CA-XDR72GD」をおすすめする理由に乏しいのですが、ストラーダ連動モデルの2カメラモデル「CA-DR03TD」は連動モデルとしては他社よりも画質が優れている可能性がありますね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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