今回はガソリンスタンドとガソリンの種類について詳しく紹介したいと思います!
近所にあるガソリンスタンドは、それぞれどんな違いや特徴があるのでしょうか。
また、ガソリンにはどんな違いがあるのでしょうか。
ガソリンスタンドをよく利用する方は必見です!
ガソリンが産油国からスタンドに運ばれるまでの流れ
まずは、ガソリンスタンドでガソリンが販売されるまでの流れをみていきましょう。
ご存知のとおり、ガソリン原料となるのは「原油」です。
原油は世界各国で採掘されていますが、日本で使われている原油の80%近くは中東からの輸入で占めています。
ただ掘り出しただけの状態では「原油」ですから、そこからガソリンに作り変える作業を行います。
ガソリンを作る作業は精製とよばれ、この段階でようやくガソリンになります。
また、ガソリンと一括りに言っても、重油・軽油・灯油・ガソリン・LPガスなど幾つかの種類があります。
これらは同じ材料からできており、ガソリンを精製する過程でそれぞれ別の製品となっていきます。
原油から精製されたガソリンは、大型のタンクローリー車で全国のガソリンスタンドに運ばれていきます。
ちなみに、産油国を出発してから海路で日本に届くまでで約20日前後かかっています。
みなさんが使っているガソリンは、地球の裏側から1ヶ月近い時間をかけて届いているのです。
レギュラーガソリンはスタンドのブランドによって違いはあるか?
日本であれば「レギューラーガソリン」といえば、軽自動車から普通車まで最もスタンダードに使われているガソリンの種類だと思います。
ガソリンスタンドに行けば、多くの車が迷うことなくレギューラーガソリンを注文していると思います。
そんなレギュラーガソリンですが、ガソリンスタンドのブランドによって、レギュラーガソリンに違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、各スタンドのブランドによっての違いはなく品質はどれも同じになります。
理由として、レギュラーガソリンは各販売会社が在庫を補完し合っているためです。
同じガソリンを店舗ごとに小売価格を変更して販売しているだけで、付いているブランドが違うだけで中身は一緒です。
ハイオクガソリンはスタンドのブランドによって違いはあるか?
一方、ハイオクガソリンはスタンドのブランドによって違いがあります。
各社の細かな違いは以下で詳しく紹介していきます。
ブランド別の運営会社の背景とハイオクガソリンの種類と特徴
ここからはブランド別の運営会社の背景とハイオクガソリンの種類と特徴を紹介していきます。
※レギュラーガソリンは、各社同じなので紹介を省略します。
ENEOS(エッソ・モービル・ゼネラル含む)
全国に展開している大手メーカーですね。
エネオスグループを運営しているのは、JXYGエネルギーという会社です。
ハイオクガソリンは、合成洗浄剤を配合したタイプになります。
エンジンをクリーンに保ち、パワフルさを維持する仕様になっています。
オクタン価は96以上で、国内最高水準のオクタン価になっています。
出光SS
こちらも全国に展開している大手メーカーですね。
出光SSを運営しているのは、出光興産株式会社という会社になります。
出光SSでは、ハイオクガソリンと同等のガソリンを「出光スーパーゼアス」という名前で販売しています。
この出光スーパーゼアスは、国内基準のオクタン価をクリアしているのはもちろん、エンジン内をキレイな状態で維持する「キープクリーン効果」と「低燃費性」が特徴です。
ホームページには、レギュラーガソリンと比較して最大2.7%の燃費向上というデータが公開されています。
昭和シェル
昭和シェルは、正式名称が「昭和シェル石油株式会社」という会社が運営しています。
昭和シェルでは、ハイオクガソリンと同等のガソリンを「Shell V-Power」という名前で販売しています。
Shell V-Powerは、60年以上に及ぶフェラーリとのF1レースで磨かれた技術を応用して作られた商品になります。
エンジン内の汚れを洗浄し、エンジンパーツを汚れやサビから保護する役割などが特徴です。
また、エンジンの汚れや堆積を防ぐことで、エンジン本来の性能を発揮させ、車を長持ちさせることもできるそうです。
ホームページには、Q&A形式でみなさんが気になりそうなハイオクガソリンについての紹介がされているので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
関連:昭和シェル Shell V-Power 公式ホームページ
キグナス
キグナスは、正式名称が「キグナス石油株式会社」という会社が運営しています。
キグナスでは、ハイオクガソリンを「ハイオクガソリン α-100」という名前で販売しています。
こちらはあまり詳しい説明が出てこなかったのですが、オクタン価の高いガソリンに、洗浄剤が含まれています。
エンジン内部のカーボンなどの汚れをキレイにする働きと、ノックを起こしにくいガソリンとなっています。
関連:キグナス ハイオクガソリン α-100 公式ホームページ
三井石油
三井石油は、MOCマーケティングという会社が運営しています。
三井石油は、2014年に「東燃ゼネラル石油」の子会社になったことで、三井石油ブランドで運営されていたガソリンスタンドは、エッソに変更されており、現在は三井石油のガソリンスタンドはありません。
SOLATO
SOLATOは、太陽石油という会社が運営しています。
四国・九州を中心に拠点のあるガソリンスタンドで、東北出身のsugiにはあまり馴染みはありませんが、、
ハイオクガソリンの評判をネットで調べてみたところ、「SOLATO プレミアムガソリン」という名前で販売されています。
入っている添加剤や成分・効果はあまり情報はありませんでした。。
情報は随時募集しています。
スリーダイヤ
スリーダイヤは、三菱商事エネルギーという会社が運営しています。
スリーダイヤは、自社のスリーダイヤガソリンスタンドのほか、エネオス、昭和シェル、コスモ石油など他ブランドのガソリンスタンドも運営しています。
ガソリンの品質は、取扱ブランドのガソリンと同じだと考えられます。
宇佐美
宇佐美は、宇佐美鉱油という会社が運営しています。
こちらも全国に展開しているガソリンスタンドで、エネオス、出光など他ブランドのガソリンスタンドを主に運営しています。
ガソリンの仕入れは、100%国内の石油元売メーカーより仕入れとホームページに記載があるので、品質は安心できそうです。
粗悪ガソリンは都市伝説なのか?
最近では滅多にありませんが、粗悪ガソリンは都市伝説ではなく実際に摘発された事例があります。
一方、「レギュラーガソリンの品質に差はない」と書きましたが、それでもやはりOOのガソリンスタンドで給油したら絶好調!とか、その逆で、OOで給油したら調子が悪くなった、、
なんて話もたまに耳にします。
いずれも根拠のない話なので実際にはわかりませんが、都市伝説としてガソリンの混ぜものや品質差についての噂や都市伝説は続いているようです。
おすすめのガソリンスタンドは?
まとめると、レギュラーガソリンの品質に差はありません。
しかし、ハイオクガソリンは、各ブランドによって品質やこだわっているポイント・含有成分(オクタン価以外)が異なっています。
個人的にはホームページに具体的な説明があったエネオス、出光、昭和シェル、キグナスが魅力的に感じましたが、車種や走行距離・継続して同じブランドのガソリンを入れ続けないと効果が実感しにくい場合もあると思います。
気になったハイオクガソリンがあれば、情報や口コミをネットで調べ、実際に給油して変化をみるのが一番間違いないと思います。
ガソリンスタンドやガソリンの違いについて、皆さんの参考になれば嬉しいです!
では
(ライター sugi)
コメント