※2017年6月19日 一部ランキングを入れ替えました。
皆さんは洗車の後の仕上げにはワックスとコーティング剤のどちらを使用していますか?
どちらも使用していないという方もいるかも知れませんが、今日は車のワックスとコーティング剤のメリットとデメリット、どんな人にどのようなものがおすすめなの考えてみたいと思います。
ワックスとコーティングの違い
厳密にはワックスもコーティング剤も、車のボディに薄い被膜を作るという意味ではどちらもコーティングには違いありません。
カー用品業界では一般的に油脂成分をメインに被膜を作るものをワックス、シリコーンやガラス系の素材で被膜を作るものをコーティングと呼ぶことが多いようです。
ポリマー加工という言葉が使用されるケースもありますが、コーティング剤にもワックスにもポリマーは含まれており、定義が曖昧な状態で各メーカーや販売店が使用している状態です。
ポリマー加工は、シリコーン系・ガラス系の一部のコーティングを指す用語としての用法が多いのですが、紛らわしいのでここでは今後「ポリマー加工」という分類は使用しません。
ワックスとコーティングの特徴をざっくり表現すると以下の表のようになります。
ワックス | コーティング剤 | |
---|---|---|
ツヤ感 | ◎ | △~○ |
撥水性 | ◎ | △~◎ |
塗装面の保護 | ○ | ○~◎ |
汚れの落ち易さ | × | △~◎ |
耐久性 | × | △~◎ |
メンテナンスの手間 | × | △~◎ |
コスト | △~◎ | ×~○ |
ツヤ感はワックスに分がある
ツヤ感に関しては、現状ではまだまだワックスの方に分があります。
ワックスは油脂類は主体ですが、コーティング剤にも多少なりとも油脂類が含まれており、その油脂類がツヤのもとになっていますので当然と言えば当然です。
【13年落ちの車へのワックスの施工例】
【9年落ちの車へのガラスコーティングの施工例】
写真だとわかりにくいかもしれませんが、コーティングのツヤ感はワックスには及びません。
【9年落ちの車へのワックスの施工例】
撥水性はどちらが優れているとも言えない
撥水性に関してはウォーターデポジットや水垢の原因になる場合あるので、一概に高い方が良いとも限りませんが、ワックスは一律に撥水性が高いのに対し、コーティング剤に関しては「親水」、「滑水」「疎水」など、敢えて撥水性を落として水玉が出来にくくしている製品もあります。
※本来は「疎水」水をはじくという意味ですが、コーティング業界の商業用語としての「疎水」は、「親水」と同じような意味合いで使われています。(親水と疎水と謳われているコーティング剤の効果は良く似ていて、水玉を作らずに水を落とす効果を指しているようです)
コーティングの1番のメリットは、洗車をした時の汚れの落ち易さと、細かい傷などからのボディの保護効果です。
塗装面の保護効果ならコーティング剤
紫外線や酸性雨などからの塗装面の保護効果は、ワックスとコーティング剤の間に明確な優位性は存在しないと思われますが、洗車キズなどの物理的な圧力に対してはガラス系のコーティング剤に分があります。
市販されているガラスコーティング剤は、硬度6~9Hと謳われている製品が多いので、表記スペックに偽りが無ければ、硬度が高い物の方が傷かつきにくいという事になります。
汚れの落ち易さは圧倒的にコーティング剤
洗車時の汚れの落ち易さという部分に関しては、圧倒的にコーティング剤が優れており、この部分がコーティング剤を選ぶ最大の理由でもあります。
ワックスは主成分が油脂類ですので、タールやピッチなどの油汚れと結合し易く、一度結合してしまった油汚れはなかなか落ちません。
一方で油脂成分の少ないコーティング剤であれば、砂や埃などの汚れはもとより、油汚れも固着しにくいので、洗車時にそれほど苦労しなくても綺麗に落とす事が出来ます。
耐久性も圧倒的にコーティング剤
ワックスの効果は1ヶ月程度しか持ちませんが、コーティング剤に関しては3ヶ月~5年の耐久性が謳われています。
随分と耐久性に幅がありますが、これはコーティング剤の成分による特性によって異なります。
メンテナンスはコーティング剤の方が一般的には楽だが・・・
月に1度は洗車を行うという前提であれば、コーティング剤の方がメンテナンスが楽です。
コーティング剤の中にも、月に1度程度の洗車時にメンテナンス剤を塗るものや、年に一回のメンテナンスで良い物など、色々なものがありますが、メンテナンス剤の塗布はワックスの塗布よりも簡単で楽なものが多いです。
一方でワックスの場合は、油汚れと一緒に前回塗布したワックスを落とさなけれななりませんので、手間もそれなりに掛かります。
ただし、コーティング剤に関しても数ヶ月洗車をしないような状態であれば、紫外線や酸性雨からの塗装面の保護は有効ではあるものの、水垢が固着したりウォーターデポジットが出来てしまいます。
コーティング剤に水垢が出来てしまうと、コーティング車に対応した特殊な水垢落としが必要になってしまいますので、いかに長期間の効果が謳われている商品であっても、月に1度の洗車は必須となります。
コストはワックスの方が安い
ワックスもコーティング剤も価格はピンキリですが、ワックスは高くても数千円程度までなのに対して、コーティング剤は数千円から業者やディーラーに依頼すると10万円を超えてくるものまで様々です。
正確には業者に依頼する場合は、液剤の価格よりも下地の処理に掛かる工賃がメインとなりますので、液剤単体で考えれば高くても2万円以下ではないかと思います。
コーティング剤は、主にガラス系、シリコーン系の2種類
次に種類が豊富なコーティング剤について詳しく説明します。
コーティング剤にも様々なものがあり、代表的なのは「シリコーン系」と「ガラス系」の2種類となります。
この2種類の成分ですが、元素記号で表すと、2つともケイ素(シリコン、Si)が関係してくるので、ちょっと紛らわしい部分がありますが、元素としてのシリコンと、合成物質であるシリコーンは別物と考えて下さい。
世間一般的には純粋な元素であるシリコンと、合成物質であるシリコーンともに「シリコン」と表記されている事が多いようですが、ここでは以下の定義とします。
シリコン(ケイ素・Si)~ガラス系コーティング剤の原料
ガラスの成分、自然界には単体では存在せず、SiO2(石英や水晶として存在)➡精錬してSiを取り出す。シリカ系と呼ばれることもある。
シリコーン~シリコーン系コーティング剤の原料
シリコン(ケイ素・Si)を元にして作られた合成樹脂(炭素や酸素などが結合)
シリコーンはオイルや粘着剤、ゴムなどとして使用されており、撥水性・耐熱性・耐寒性に優れた素材で、あらゆる状況下で形質が安定するという特徴がある。
ガラス系とシリコーン系の特徴
ガラス系とシリコーン系では、商品によって一概には言えないのですが、シリコーン系がワックス寄りの性能、ガラス系はその逆となります。
シリコーン系 | ガラス系 | |
---|---|---|
ツヤ感 | ○ | △ |
撥水性 | ◎ | △~◎ |
塗装面の保護 | ○ | ◎ |
汚れの落ち易さ | △ | ○~◎ |
耐久性 | △ | ○~◎ |
メンテナンスの手間 | △~○ | △~◎ |
コスト | △~○ | ×~△ |
ガラス系よりもシリコーン系の方が油脂成分が多い傾向があり(両方ともピンキリなので逆転する場合も)、油脂成分の多いシリコーン系はどうしてもワックスの特性に近くなってしまいます。
ガラス系にも、更にいくつか種類がある
またまた、大変ややこしいのですが、ガラス系の中にも油脂類の含有率やガラスの成分などによりいくつかの種類のコーティング剤があります。
代表的なのが、ガラス繊維系とガラス硬化系(単にガラス系と呼ばれる事も)です。
メーカーが自社の製品に都合の良いように、ガラス繊維系をガラス系と呼ぶ場合もありますので、ここはガラス繊維系とガラス硬化系に分けて説明します。
ガラス繊維系
ガラス繊維系はコーティング剤にガラス繊維が含まれていて、他の成分がボディの間に挟まってガラス成分を塗装面に固着させるタイプです。
油脂成分が硬化系よりも多いので、特性はシリコーン系に近くなる傾向があります。
ガラス硬化系
ガラス硬化系のコーティング剤は薬剤そのものが高価で、コーティング専門でもかなりの施工料が掛かるタイプです。
薬剤に含まれたケイ素(Si)が空気中の酸素(O)と結合して、SiO2(ガラス)に化学変化を起こして塗装面を保護します。
特徴は、ワックスと正反対になりますので、分かり易いかと思います。
施工に関しては最近では素人でも可能な商品が1万円程度で販売されていますので、他の物よりも価格はやや高めですが、DIYで施工する事も可能です。
ガラス繊維系とガラス硬化系の特徴
この2つは似て非なるもので、ガラス繊維系は硬化系よりもシリコーン系に近いものと言われています。
ガラス繊維系 | ガラス硬化系 | |
---|---|---|
ツヤ感 | ○ | △ |
撥水性 | ◎ | △~◎ |
塗装面の保護 | ○ | ◎ |
汚れの落ち易さ | △ | ○~◎ |
耐久性 | △ | ○~◎ |
メンテナンスの手間 | △~○ | △~◎ |
コスト | △~○ | ×~△ |
ツヤ的には繊維系の方が有利な部分はあるかと思います。
ガラス繊維系とガラス硬化系ともに商品には「ガラス系」と謳われている事が多いですが、硬化系は容器が完全に密閉されていないと中で硬化していまいますので、ガラス瓶に入っています。
プラスチックやスプレーガン式の容器で売られていて「ガラス系」と謳われているものに関しては「ガラス繊維系」である可能性が極めて高いです。
ワックスとコーティング剤の特徴のまとめ
ワックスとコーティング剤の特徴をまとめると以下の表のようになります。
ワックス | シリコーン系 | ガラス繊維系 | ガラス硬化系 | |
---|---|---|---|---|
ツヤ感 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
撥水性 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ ~ ★★★★★ |
塗装面の保護 | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
汚れの落ち易さ | ★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
耐久性 | ★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
メンテナンスの手間 | ★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コスト | ★★★★★ | ★★★ | ★★ | ★ |
ツヤはワックス、メンテナンス性はガラス硬化系のコーティング剤と言ったところです。
自分に合ったコーティング剤はどれ?
では、ワックスも含めてそれぞれのコーティング剤の特性を押さえた上で、どのような目的にはどの様なコーティング剤がおすすめなのかを考えてみたいと思います。
洗車のペースは人それぞれの部分がありますので、全く洗車をしない~1ヶ月に1度以上という条件で考えます。
全く洗車をしない場合
全く洗車をしない、かつ駐車場に屋根が無い場合、強烈な紫外線と酸性雨などで十年を待たずに塗装のクリア部分が剥離していまう場合があります。
因みに私の知人で全く洗車をしない人がいるのですが、下のランエボXと同じ2007年式の車を9年間屋外駐車をしたところ、既にバンパーのクリア層がガビガビに剥がれていました。
きちんとメンテナンスしていれば、9年落ちでもそれなりに塗装面のツヤは維持できます。
こちらは屋外駐車ではありませんが、完全屋内ではない為、フロント部分は朝から昼過ぎまではガンガンに日光を浴びます。
全く洗車をしない人には、3~5年間、効果が持続するガラス硬化系のコーティング剤がおすすめです。(おすすめアイテムは最後に紹介します)
ただし、紫外線や酸性雨などからの塗装面の保護は有効ですが、水垢やウォータースポットは防げませんので、それが嫌ならば洗車機でも構わないので月に1回程度は洗車をすべきだと思います。
※ウォータースポットとは、水垢のおかげで水滴がいつも同じ場所に出来るようになり、それが紫外線に対してレンズの働きをする事や、酸性雨によるダメージで塗装に窪みが出来たもの
洗車機傷が付かない事もないですが、未コーティング車に比べると抜群に傷が少なくなります。(体験済み)
数ヶ月に1回洗車をする場合
こちらも上のパターンと同様ですが、ガラス硬化系のコーティング剤がおすすめです。
それ以外のものだと1~3ヶ月程度しか持ちませんので、選択肢はこれしかありません。
同様に水垢とウォータースポットは覚悟が必要です。
月に1回以上洗車をする場合
このパターンに当てはまるのは、綺麗好きか車好きのどちらかの人だと思います。
因みに私は前者ではなく後者です。
月に1回以上洗車をするのであれば、ワックス、シリコーン系コーティング剤、ガラス系コーティング剤のどれを選んでも良いと思います。
選ぶポイントは、以下の2点です。
☑どれだけ車のメンテナンスに費やす時間をとる事が出来るのか?
☑手間が掛かってもツヤ感を重視したいと考えるかどうか?
月に1~2時間くらいは車のメンテナンスに時間を取れる場合
ツヤ感を何より重視したいならワックスがおすすめ
この場合、何よりもツヤ感を出したいと考えるのであれば、やはりおすすめはワックスです。
その中でも最もツヤ感に優れているのは「カルナバ」主体のワックスです。
「カルナバ」とは南米の「カルナバ椰子」の葉から抽出した天然由来の蝋で、車用以外のワックスの中にもふくまれている物が多い成分ですが、高い保護効果を誇る為、昔からワックスに使われています。
その中でも最高レベルのツヤ感が得られるのがシュアラスターの「マンハッタンゴールド」です。
こちらは3年近く前に、ピカピカレイン2というガラスコーティング剤を施工した12年落ちの車ですが、効果が切れてきたのと、実験という意味合いを込めて施工してみました。
ここ数年はワックスは使用していなかったのですが、やはりガラスコーティングとは違ったしっとりしたツヤ感が良いですね。
実はランエボXの方をガラスコーティングからワックスへの切り替えを検討しており、この車にはその為の実験台になって貰った次第ですが、秋になったら切り替えようと考えています。
因みにワックスは超撥水性ですので、雨が降るとこのようになります。
秋になったので9年落ちのランエボXにも施工してみました。
やはり艶に関してはガラスコーティングよりもかなり良いですが、それも束の間、砂埃が吸着し易くなった印象です。
月に一度ワックスを剥がして再施工という事を考えれば水垢やイオンデポジットの心配はないと思いますが、この見た目が嫌ならば「親水」「滑水」などのコーティング剤を選んだ方が良いでしょう。
ツヤよりも耐久性を重視したい場合
このケースが最も選択肢が豊富で迷うところだと思います。
月に1度は洗車をする訳ですが、その際にシャンプーのみの洗車だけにしたいのか、洗車ごとにコーティング剤やメンテナンス剤を塗布しても良いのか?この辺りがポイントだと思います。
月に一回の洗車は手洗ではなく、洗車機を使い、それ以外の作業はしたくないという場合は、ガラス硬化系のコーティング剤一択だと思います。
逆に、月に一回、手洗洗車を行い、洗車の度にコーティング剤やメンテナンス剤を塗布しても良いという場合は、シリコーン系やガラス繊維系、ガラス硬化系の3つから選ぶ事になります。
物理的な保護性能を求めずに、少しでもツヤかあった方が良いのであれば、シリコーン系、ツヤと保護性能のバランスが取れている物ならガラス繊維系、保護性能を最重要視するのならガラス繊維系がおすすめとなります。
おすすめのコーティング剤
ここからはシリコーン系、ガラス繊維系、ガラス硬化系のカテゴリーごとにおすすめのコーティング剤を紹介します。
実際に自分で使用していない物の方が多いので、Amazonのレビューなどを参考にしている部分もあります。
1ヶ月に一度以上洗車をするのであれば、水垢やウォータースポットはさほど気にする必要はないと思いますので、「撥水」「滑水」「親水」などは好みで決めれば良いかと思います。
※個人的には「滑水」が好きです。
シリコーン系
シリコーン系については以前紹介していたものが販売終了となっていますので、現在おすすめしようと思う物がありません。
新しいものが見つかり次第紹介します。
ガラス繊維系
シリコーン系はあまり種類がありませんでしたが、現在はこのシリコーンとガラス繊維混合タイプが人気があり、ラインナップも豊富です。
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おすすめランキング5位
おすすめランキング3位はワコーズケミカルのバリアスコートです。
このコーティング剤はスプレータイプの撥水です。
Amazonのレビューを見る限りかなり艶が出るとの事でしたが実際に使用してみると艶に関しては思ったほどではありませんでした。
価格はお手頃ですし施工の手軽さに関してはなかなか良いと思いますが、艶と耐久性を求めるなら別のアイテムにした方がよさそうです。
なお、公式ページには1本で何台分の施工が可能とは記載されていませんが、中型車であれば6~7台といったところのようです。
効果の継続期間は6ヶ月との事ですが。毎月施工するのであれば1ヶ月あたり5~600円となります。
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おすすめランキング4位
おすすめランキング5位はシュアラスターのゼロウォーター 親水、ゼロドロップ 撥水です。
親水か撥水かはお好みで決めて頂いて良いと思いますが、このシリーズの特徴はコストパフォーマンスに優れている点です。
両方とも1ヶ月の効果継続期間と、1本で6台/280mlの施工が可能です。
6ヶ月分と考えると1ヶ月当たり300円程度とかなり安価です。
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おすすめランキング3位
おすすめランキング4位はシュアラスターのゼロプレミアム 撥水です。
シュアラスター コーティング剤 [高耐久・撥水] ゼロプレミアム
こちらはゼロドロップ、ゼロウォーターの上位版のようなコーティング剤ですが、より深みのあるツヤを追求しているのが特徴で、効果の継続期間も3ヶ月と長めです。
1本で9台/280mlの施工が可能ですので、月に1回の施工で9ヶ月分、1回当たりのコストは400円程度となります。
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おすすめランキング2位
おすすめランキング2位はBlissのブリス NEO 疎水性です。
撥水系であればワコーズのバリアスコートがおすすめですが、ブリスNEOは疎水性です。
ツヤも深みのある光沢感が特徴で効果の継続期間は1年となっています。
1本で12回の使用が可能ですので、1ヶ月あたり600円程度のコストとなります。
疎水性ですので水を掛けても水玉がほとんど出来ないのが特徴です。
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おすすめランキング1位
おすすめランキング1位はKomezのクリスタルガード・プロ 疎水性です。
こちらもブリスNEOと同様に疎水性のコーティング剤ですが、効果継続期間はなんと10年と謳われています。
この辺りは検証に10年以上掛かりますので嘘か誠がはかり知れない部分がありますが、Youtubeにアップされている動画などを見る限り、かなり水の引きが早い印象です。
また、ぬめっとした湿った感じのツヤが特徴で、傷消し効果が高いという評判もあります。
価格は100mlで5回分ですので、毎月施工するなら1ヶ月あたり1,700円くらい掛かってしまいますので、施工間隔を伸ばすなどして、3ヶ月に1回のペースとすれば手間もコストの軽減されます。
ガラス硬化系
このガラス硬化系はコーティング専門店で施工されているタイプもので、いわゆる「本物のガラスコーティング」と言われていますが、人体への毒性が強かったり施工が難しいなどの問題点がありました。
だだ、現在では随分と改良も進んでおり、素人でも簡単にDIYで施工できる製品も販売されています。
特徴は耐久性と物理的な傷から塗装面を守る効果です。
色々なものを試してみましたが、現在では私もこちらのタイプのコーティング剤を使用しています。(そろそろ飽きたので、一度ワックスに戻してみようと思っているのですが…)
こちらのタイプは酸素に触れると硬化が始まってしまいますので、気密性の高いガラスの容器で販売されています。
一度開封後は使い切りが基本ですので、毎月のメンテナンスには別途メンテナンス剤を使用します。(スプレーして拭き取るだけ)
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おすすめランキング3位
おすすめランキング3位はトッププランのスーパーピカピカレイン(親水性)です。
こちらは親水性ですので水玉が出来にくいのが特徴です。
こちらの動画ではかなり水の切れが良い事が確認出来ますね。
この製品の1つ前のバージョンである「ピカピカレイン2」というコーティング剤を使用した事がありますが、この系統は施工後にぬめっとしたツヤが出るのが特徴です。
好みが分かれそうなツヤですが、これは施工直後だけで一度雨が降ってしまうとこのギラギラ感はなくなります。
最新版の親水コーティング「スーパーピカピカレイン」は使用していませんが、旧タイプでは洗車時の汚れの落ち方は今一つという感想を持ちました。
施工方法に関しては、ピカピカレインシリーズは他のタイプの製品も同様に付属のスポンジでコーティング剤をボディに引きのばして拭き取るという簡単な方法です。
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おすすめランキング2位
おすすめランキング2位もトッププランのハイパーピカピカレイン(撥水性) です。
こちらは撥水性ですが水の弾きっぷりがワックスよりも凄い!という印象です。
実際に試していないものなので、洗車時の汚れの落ち方などは未確認です。
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おすすめランキング1位
おすすめランキング1位もトッププランのピカピカレインPREMIUM 滑水です。
こちらは滑水タイプのコーティング剤になりますが、私が1年間程度使用し続けていたものです。不満はなかったのですが最近はテストの為に他の物を試しています。
滑水とは水玉が出来にくい割に、水の切れも早いという特徴を合わせもっているようですが、何よりもこちらのコーティング剤は油汚れが付きにくく、汚れもかなり落ち易いと実感しています。
本来はメンテナンス剤を1ヶ月に1度使用する事が推奨されていますが、2~3ヶ月飛ばしてしまった事もあります。
それでも今のところこの滑水効果を維持出来ていますので、かなりおすすめ出来るコーティング剤です。
施工後のツヤ感に関しては今一つかな?という印象ですが、そのレベルから劣化しないと感じています。
このピカピカレインシリーズは、親水・撥水・滑水それぞれに専用のメンテナンス剤が推奨されています。
Amazonや楽天市場でも購入が可能ですが、こちらの公式サイトで購入すると時期によっては窓ガラスのコーティング剤やウェスなど、おまけ商品が貰えたり、2点以上の購入で5%引きとなる場合がありますのでチェックしてみて下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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