2ピースセパレートの3カメラドラレコ innowa「3VIsion」は視野角が問題

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ここ最近は360°ドラレコ+リアカメラ、または3カメラドライブレコーダーが増えて来ましたが、innowaからも3ピースセパレート型の3カメラドライブレコーダー「3VIsion」が発売されているようです。

今回は「3VIsion」についてのご質問を頂きましたので、その特徴について解説します。

「3VIsion」のスペック

「3VIsion」のスペックはこちらの表の通りです。

3Vision
フロント:2560×1440/27.5fps
インナー:1920×1080/27.5fps
リア:1920×1080/27.5fps
LED信号対応?
録画視野角
前:水平110°
中:水平115°
後:水平105°
GPS内蔵
リアカメラケーブル?m
microSD付属64GB/最大64GB
駐車監視モード
タイムラプス/自動起動
駐車監視ケーブルはOP
GRAVITY THE FORCE
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

類似する3カメラドラレコの主力製品と言えば、VANTRUEの「N4」が真っ先に頭に浮かびますが、最近の360°系のドラレコと比較すると、「N4」はフロントカメラ、インナーカメラの視野角が狭いのが物足りないところと感じます。

◆N4の録画視野角
・前:水平108°
・中:水平128°
・後:水平128°

これに対して「3VIsion」の録画視野角はこのように表記されています。

◆3VIsionの録画視野角
・前:水平110°
・中:水平115°
・後:水平105°

これを見る限り、視野角の面では「3VIsion」が「N4」の弱点を克服しているとは言えなそうです。

プロモーション動画を見ても、やはりインナーカメラの視野角が「N4」以上に狭い為、横方向の撮影には弱そうな印象を受けました。

駐車監視について

「3VIsion」の駐車監視モードは、専用の駐車監視ケーブル「GRAVITY THE FORCE」を使用する事で、エンジンのON/OFFに連動したタイムラプス録画を行うものようです。

ドアパンチ対策を考慮して3カメラモデルでの駐車監視を検討されている方も多いかと思いますが、「N4」よりも狭い水平115°の視野角では前席のサイドガラスが映りません。

また、1fpsのタイムラプスも、ドアパンチの瞬間を捉えるには心許ない撮影コマ数だと感じます。

価格面でも「N4」より1ランク高いですし、私が「N4」を差しおいて「3VIsion」 をおすすめする事は、今の段階ではありません。

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