後付けシートヒーターのまとめ

※2017年12月2日更新~ページ後半に後付けシートヒーターの電源の取り回しについて追記しました。

2017年もそろそろ本格的な冬を迎えようとしていますが、皆さんは冬への備えは万全でしょうか?

冬のカーライフと言えばまず思い浮かぶのがスタッドレスタイヤへの履き替えですね。

雪が降るエリアにお住まいの方は早めに手配しておきましょう!

■ おすすめのスタッドレスタイヤを目的別に紹介!!

後付けシートヒーターもいかがですか?

スタッドレスタイヤに履き替えたら、次に気になるのが寒さ…ですかね(笑)

最近の車はヒーターをつければ寒くて仕方がないという事はないかと思いますが、気温の低い真冬になると暖気に時間が掛かりますし、下手にエンジンが温まり切る前にヒーターをつけてしまうとさらに暖気が遅くなって燃費が悪化してしまいます。

車のヒーターはエンジンの熱を捨てずに車内に導入するので冷房ほどは燃費に影響はないと言われますが、暖気の最中は余熱ではなく必要な熱なので、この熱を奪ってしまうと余分にエンジンを回さなければならなくなる訳です。

 

実は私自身はヒーターをあまりつけない派です。(笑)

何故かというと、燃費の事はさておき、ヒーターをつけるとエンジンのフィーリングが変わってしまうのが気持ち悪いからです。

そこで登場するのが後付けのシートヒーターです。

と言っても、今まで私は後付けのシートヒーターを使った事がありません。純正のシートヒーターなら強烈なのがmyコペン号についています。

後付けのシートヒーターを使ったことがない人がなぜこんな記事を書いているかというと、実は今あるメーカーさんからシートヒーターのレビュー依頼を受けているからです。

まともなレビューが書けるか分からないのでまだ返事はしていないのですが、まともなレビューを書く為に現状市場に出回っている後付けのシートヒーターの調査をしておこうと思った次第です。

…という訳でここからは後付けシートヒーターの市場調査です。

後付けシートヒーターは基本は2,000円くらい

後付けシートヒーターは、構造的にはどれも12Vの車内電源を取って電気毛布のように電熱線を通している構造かと思いますが、Amazonなどの売れ筋商品は2,000円程度のものが多くなっています。

評価の多い順に上位3モデルを見ていくと以下のような順番になります。

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これらのシートヒーターを選ぶ際にまず考えておきたいのが、運転側・助手席側のどちらに設置するかという点です。

なぜなら、モデルによってケーブルが生えている場所が右側であったり左側であったりする上に、ケーブルの長さが1~1.3m程度とあまり長くはなく、スイッチの設置場所などを考えるとセンターコンソール付近にケーブルが届かなくなる可能性が出てくるケースもあるからです。

因みにそれぞれのケーブルの位置は座った状態で、「サンコスモ」が左・「Amazonベーシック」が左・「Audew」が右となっています。

従ってケーブルの取り回しを考えると運転席側は「サンコスモ」・「Amazonベーシック」、助手席側は「Audew」のものを選ぶと楽かと思います。

■ Amazon ベーシック 後付けシートヒーターのレビュー、評価

■ 冬のドライブにおすすめ「Audew」後付けシートヒーター

 

また、運転席・助手席のセットのものも販売されていますが、同じものが2枚セットになっているだけでケーブルの位置は2枚とも同様のものもありますので、この点に関しては注意が必要かと思います。

 

以下のモデルに関しては写真を見る限り、センターコンソール付近に配線を集約し易いように左右でケーブルの位置が変更されていますね。

 

 

その他の仕様に関しては大きな差はなく、どれもバンドと金具でシートに固定するようになっており、スイッチはOFF・LOW・HIの2段階です。

デザインもほとんど変わりませんので、後は素材や耐久性などの違いになるかと思うのですが、商品の特性上、表面素材はある程度限られてくると思います。

基本、ポリエステルですが、糸の太さや生地の密度などの違いで風合いなどの差は出るかも知れません。

付加機能で差別化しているものもある

後付けシートヒーターの中には、夏場の送風機能と冬のヒーター機能がセットになったものもありますね。

 

 

価格はかなり高めですし(送風機能が高い)、どちらかの機能だけ先に壊れる…という事が普通にありそうなので別々に買った方が良さそうな気はしますが。(笑)

ちなみにこのシートヒーターはマッサージ機能もついています。

 

 

 

多機能ではあるのですが、構造が複雑になる分、壊れやすくなるのは間違いないかと思います。

 

もう少しスタンダードなところでは、後付けのシートカバーの裏にホットシートを埋め込むタイプで、邪魔なスイッチケーブルを隠せるリモコンタイプのものも発売されています。

 

 

2席分で1.4万円ほどするので価格は高いですが、3段階の温度調整とリモコン操作でケーブルを目立たない位置に隠せるのがなかなか良いのではないかと思います。

車種専用のシートカバーとのセット販売のものもあります。

■ 【おすすめセット】クラッツィオ シートカバー

リア用のシートヒーターもある

車によってはフロント側のシートは暖房が良く効くものの、後部座席がなかなか温まらないようなケースもあるかと思います。

そういった車向けにはリア用のシートヒーターもありますね。

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リア用に関しては背もたれ部分がないので、シートヒーターというよりもホットシートというべきかものかも知れませんが。

電源の取り回しには工夫が必要

後付けシートヒーターは価格が安くその効果も高い事が体感出来ていますが、問題はやはりその電源やケーブルの取り回しです。

運転席・助手席にシートヒーターを設置すると最低でも2つのシガーソケットが必要になりますし、スイッチがケーブルの中ほどにありますのでスイッチ先のケーブルはそこまで長くありません。

ここからはシートヒーターを運転席・助手席に合わせて2つ設置する際のケーブルの取り回し方法について、難易度別にいくつか紹介します。

一番簡単なのは分配器付きのシガーチャージャーを設置する方法

今時スマホを車の中で充電しない人は少ないと思いますので、スマホを2台分充電できるUSBポートを搭載した分配器を設置するのが最も簡単な方法です。

純正シガーソケット周りのスーペースの有無にもよりますが、以下の2つがメーカー的にも品質が安定していると思われます。

星光産業 電源ソケット 車用 モニターUSBソケット ブラック EM-143
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■ 星光産業のシガーチャージャー

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■ カーメイトのシガーチャージャー

これらのタイプを使用するなら配線はプラグを挿すだけなので超簡単です。

ただし、センターコンソール回りがかなりゴチャゴチャしますので、車内インテリアを考慮するのであれば次の方法がおすすめです。

ケーブル付きの分配器を使用する

まずは純正のシガーソケットに以下のようなUSBポート×2とシガーソケット1ポートのチャージャーを純正のシガーソケットに挿します。

星光産業 USB&ソケット EM-127
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この分配器のシガーソケットにケーブル付きの2ポート分配器のプラグを挿します。

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分配器部分を任意の場所に設置する事で最初のケースよりも配線を目立たなくする事が可能です。

ただ、気になるのはシートヒーターのスイッチ部分をどこに配置するかですよね。

これ、結構大きいので邪魔と言えば邪魔なんです。

私はこのスイッチ部分もシートの脇に隠したい派です。

そういう人は次の方法がおすすめです。

スイッチ付きの分配器を使用する

シートヒーターのスイッチは、基本的には強かオフにしか設定しないと思うので付属のスイッチは隠してしまって分配器のスイッチを操作する方が目立たなくて良いと思います。

スイッチ付きの分配器でも分配器にスイッチが付いたもの、スイッチ部分ががセパレートでコンパクト化されたものなどがあります。

分配器にスイッチが付いたもの

今回は以前サンプルを頂いたUGREENのスイッチ付き分配器を使用しました。

 

 

■ UGREEN 4.8A USB充電ポート搭載 スイッチ付きシガーソケット分配器

スマホ充電用のUSBポートが2つ付いているので、設置場所によっては純正のシガーソケットにこの分配器のプラグを挿すだけでOKになります。

因みにこの車の場合にはフロントにもリアにも別のUSBポートがあるのでUSBポートはオマケになります。(笑)

スイッチ部分ががセパレートなもの

おそらく見た目が最もコンパクトになるのは以下のタイプのものです。

 

 

このタイプであればソケット部分は助手席の下などに設置し、スイッチ部分だけコンソール付近にセットする事で配線のゴチャゴチャ感を最小限に抑えられます。

また、言うまでもなくスマホを充電するなら、純正のシガーソケットにはこう言った物が必要です。

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更に綺麗に~純正のシガーソケットを使わない方法

この方法はドライブレコーダーの直接電源配線が出来る人なら簡単ですが、初めての人は少し手が掛かる知れません。

車のシガーソケットやACC系統のヒューズから電源を取り出す方法です。

部材手配前に確認・手配する事

まずは自分の車のヒューズボックスの位置を取扱説明書を見て確認して下さい。大体が普通車の場合にはグローブボックスの裏か下、軽自動車の場合には運転席の右側か右下にあるかと思われます。(メンテナンス→ヒューズの交換、などの項目)

説明書に各ヒューズの割り当てが記載されていますが、記載がない場合にはヒューズボックスのカバーにその記載があります。

「ACC」や「アクセサリー」、「CIG」「シガーチャージャー」などの系統の種類とアンペア数などの記載があるはずです。

大体のケースでは10A、もしくは15Aとなっている筈です。

 

ヒューズのアンペア数が分かったら次にヒューズの形を調べます。

ヒューズの形には「ミニ平型」「平型」「低背」の3種類があります。

ヒューズカバーにヒューズ取り出しクリップが付属している場合もありますが、なければラジオペンチなどでヒューズを引き抜きます。

これで種類とアンペア数が分かりますので、以下のうち該当の電源取り出しケーブルを手配します。

ミニ平型平型低背
ヒューズの形
ヒューズ電源10A
ミニ平型ヒューズ電源 10A平型ヒューズ電源 10A
低背ヒューズ電源 10A
ヒューズ電源15A
ミニ平型ヒューズ電源 15A平型ヒューズ電源 15A低背ヒューズ電源15A
ヒューズ電源20A
ミニ平型ヒューズ電源 20A平型ヒューズ電源 20A低背ヒューズ電源 20A

また、以下のようなシガーソケットも準備します。

エーモン AODEA(オーディア) プラグロック電源ソケット DC12V・24V/80W以下 2309
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ヒューズ電源ケーブルの挿し込み

部材が手配出来たら該当のヒューズとヒューズ電源ケーブルを挿し変えます。

車のバッテリーはプラス側を外しておいた方が安全です。

私は設定などがリセットされるのが面倒なのでそのままやっちゃうことが多いですが色々危険かも(笑)

 

次にシガーソケットのマイナス側の端子を車両のいずれかのボルトに固定します。(基本はボルトは金属部分に挿さっているのでどこでもOK)

プラス側はヒューズ取り出しケーブルのギボシに接続して、通電状況を確認します。

通電しないようならヒューズの向きが違っている可能性があるので逆向きに挿します。

通電が確認出来たら配線を目立たないようにマット下や内張の中に隠します。(この辺りは車種によって異なりますね)

後付けシートヒーターのまとめ

とりあえず現状の後付けシートヒーターの状況について調べてみました。

おそらく、ここで紹介していいるもののいくつかを今後試してみる事になろうかと思いますので、テストが終わり次第随時レビューを追記します。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ Amazon ベーシック 後付けシートヒーターのレビュー、評価

■ 冬のドライブにおすすめ「Audew」後付けシートヒーター

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