ドラレコ100台斬りの無慈悲レビュワーが、2カメラドライブレコーダー11機種を叩き斬る!

著者プロフィール

鈴木 朝臣(すずき あさおみ)

1972年、神奈川生まれ、慶応義塾大学法学部卒

車とカー用品の研究室 LaBoon!!の運営者

車とは全く関係のないアパレルチェーンに勤務中、バイヤーや販売企画、店舗などの製品を作って売る側の立場を経験しつつ余暇には趣味である車いじりにいそしむうちに、カーエレクトロニクスメーカーの自主基準満載の広告に騙されて人柱になる事数回、業界の売り方に疑問を持つ。

後に自身が商品を購入する際に失敗しない為の分析も兼ねてカー用品の比較サイトLaBoon!!を立ち上げたが、思いの外ユーザーの反響が大きかった事から20年間勤めた会社を退職し、2015年から専業メディア運営者となる。

現在ではドラレコマーケターやデバッガーも兼ねており特に気に入った製品に関しては卸業務や企画に入る事もあるものの、製品の評価については一定の基準で公平に行う事を心掛け、特定のメーカーの意図が反映された記事作成は避けている。

はじめに

2017年に発生した「東名あおり運転事故」に関するマスコミの報道が過熱した事に端を発し、その後も類似の事故や事件が発生した際にはマスコミが一斉にクローズアップして報道する流れが続いていますので、2018年以降は目を見張る勢いでドライブレコーダーの2カメラ化が進んでいます。

国内の主要メーカーの品揃えを見ても、コムテック・ユピテル・ケンウッド・セルスターなどの中堅以上の規模のメーカーは2カメラドライブレコーダーの開発に最も力を注いでいるようですが、あまりにも機種数が増え過ぎた上に各メーカーともに自社基準に基づく製品の評価を行う事が一般的です。

あくまでも「自社ファースト」の視点から広告や公式プロダクトページなどには自社製品にとって都合が悪い問題点が隠されたり捻じ曲げられた表現も見受けられ、一体どの機種が自分の目的に合っているのかがユーザーにとって非常に分かりにくく、本来であれば別の機種を選ぶべきところで誤った選択をしてしまう、という需要と供給のミスマッチを招いているようにも見受けられます。

このような背景からか過去5年間で100台以上のドライブレコーダーの実機レビュー実績を持ち、月間ページビュー数が70~80万のウェブサイト「車とカー用品の研究室 LaBoon!!(ラブーン)」を運営する筆者のところにも、読者の方から「2カメラドライブレコーダーの選び方」についてのご相談を頂く機会が増えています。

ご質問頂いた内容についてはその都度個別にご説明させて頂いているのですが、この機会に「同じような悩みを持つ多くの方のお役に立てれば」と考え本書の出版に至りました。

 

本書では各社合わせて11機種の2カメラタイプのドライブレコーダーについて、実機を用いた画質や運用面での利便性などの比較を踏まえた相対的な特徴を示したのち、以下の4つの項目別にユーザーのニーズにマッチするであろう機種を選定してご提案する形式をとります。

①事故の際の幅広い状況証拠を捉える事に優れた機種

②走行中のナンバーの認識精度に優れた機種

③駐車監視の性能・機能面が優れた機種

④操作や運用面での利便性に優れた機種

 

比較・選定対象は以下の11機種としています。

①コムテック「ZDR-015」

②コムテック「ZDR026」

③ユピテル「SN-TW80d」

④ユピテル「DRY-TW9100d」

⑤ケンウッド「DRV-MR740」

⑥セルスター「CSD-790FHG」

⑦セイワ「PDR800FR」

⑧BlackVue「DR750S-2CH」

⑨スマートレコ「WHSR-510」

⑩パパゴ「GoSafe S36GS1」

⑪AUKEY「DR02D」

 

なお、筆者及びLaBoon!!はここで紹介しているメーカー各社様からサンプルの供与や貸与は受ける事はあるものの、報酬の授受やその他の面での利害関係は一切存在しませんので、広告や御用メディアにありがちな製品に対する過剰な賛辞は送らず「客観的」に見て問題があると感じた部分については「ユーザーファースト」の視点からそのままお伝えする事を心掛けて執筆しています。

ただし、テスト環境や評価者が変われば評価内容も変わる可能性があり、人間が判断する以上は100%客観的な評価は不可能ですのでその点はご了承頂けると幸いです。

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目次

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第一章~ドライブレコーダーの生産国による技術系統の違い

日本国内でドライブレコーダーが一般ユーザーに定着し始めたのは、2014年の後半にケンウッドが大手カーナビメーカーとしては初のドライブレコーダーを当時としては廉価で販売した事がきっかけとなったと筆者は分析しています。

それ以前の日本のドライブレコーダーマーケットは主にタクシーなどの法人向けの需要がほとんどで個人向けは少なく、そのいずれにおいても韓国メーカーの製品が市場の大きな構成を握っていました。当時はなぜ韓国メーカーが優勢であったのでしょうか?

これについては第一に日本国内においてはドライブレコーダーの必要性が今ほど一般ドライバーに認識されていなかった為に国内メーカーが積極的に市場に手を出して来なかった点、第二に韓国では駐車場に関する事情から非常に早い段階でドライブレコーダーが一般ユーザーに普及していた点が大きな要因として挙げられます。

現在のドラレコでも駐車監視特化型は韓国系の技術が使われている

韓国では車を買う際に車庫証明が必要ない為(これはいずれ見直される方向性だそう)、マンションなどの集合住宅ではそれぞれの車に駐車場が割り当てられておらず、駐車スペースは毎日椅子取りゲームのような早い者勝ちの様相を呈しています。

あぶれてしまった車は他の車の前に駐車せざるを得ず、嘘か誠かは定かではないのですが「出庫時に自分の駐車したスペースの前に停まっている車を人力で動かす」ような事もある、と以前韓国の方から聞いた事があります。

他の車の進路を妨げる形で駐車する際にサイドブレーキを引いてしまうと後で進路を塞がれた車のドライバーに怒られるそうなのですが、最近の車はAT車が多く自動的にパーキングブレーキが掛かってしまいますから、これは昔の話なのかも知れません。

いずれにしても駐車場の椅子取りゲームの敗者は路肩などに駐車せざるを得ず、韓国の道路では路肩の駐車スペースに長蛇の縦列駐車の車が連なる光景が日常的に見受けられ、歩道に乗り上げて駐車している車も目立ちますので駐車中のトラブルが多いようです。(以下2019年3月の訪韓時に撮影した光景)

このような背景がある事から韓国では駐車監視モード特化型の2カメラドライブレコーダーが早くから普及していましたが、日本では韓国人起業家を中心としたいわゆるアキバ系の輸入販売業者が法人、個人向けに韓国製のドライブレコーダーを目立たない程度に販売していたという流れがあります。

コムテックやセルスターは最終組み立ては日本で行うモデルもあるものの、このような韓国系のドライブレコーダーの技術の流れを汲んでいますので駐車監視の利便性に優れた機種が多いという特徴を持っています。

また、韓国メーカーであるBlackVueを含めてスマートレコやセイワでも駐車監視の利便性が高い機種については韓国で生産されています。

台湾・中国系の技術がベースになる機種は駐車監視の利便性が落ちる

台湾・中国系の技術がベースになっているのは台湾メーカーのパパゴの他、ケンウッドやユピテルなどのメーカーが挙げられます。こちらは生産地が主に中国となり(ユピテルは一部国産もあるが)、どちらかというとアクションカメラを車載にしたようなイメージです。

韓国系の技術がベースのモデルと大きく異なるのは駐車監視の利便性の部分で、エンジンOFFで自動的にモードが切り替わるものは少なく、手動で動体検知やタイムラプス(1秒1コマ撮影)モードを起動させたり、5分程度の振動を検知しない事を以って駐車監視に切り替わる仕組みの物がほとんどなります。

※韓国メーカーでも一部では振動の検知状況で駐車監視の出入りを判断させる方式を採用しているところはある。

第二章~個別機種の特徴の概要

この章ではそれぞれの機種の特徴について、生産メーカーのドライブレコーダーの開発や販売の背景なども絡めてご説明します。

なお、ここでの説明の際にはドライブレコーダー駆動時に発生する電磁波による地デジの受信感度への影響などの結果にも触れますが、この結果はドライブレコーダーの設置位置や配線の這わせ方、地デジアンテナとの位置関係、車種やカーナビの種類等にも左右されますので、あくまでも参考程度とお考え下さい。

また、録画視野角についてはそれぞれのメーカーにより表記の基準が統一されていませんので、筆者が水平100°のケンウッドの特定機種と比較した上で計測したものを掲載しています。

駐車監視の連続駆動に関してはどの機種であっても長時間の監視を日常的に行う為にはバッテリー容量の関係でそれなりの走行時間が必要ですので、外部バッテリーを使用するなどの工夫をする事も考えた方が良いでしょう。(機種ごとに消費電力には2倍程度の差は出るが)

説明の際には個別の機種紹介の際に動画も掲示したいと考えていましたが、電子書籍の仕組み上埋め込みが不可のようですので動画については各機種の最後に挿入しているリンク先からご視聴頂けるようにしています。

コムテック「ZDR-015」

コムテックの「ZDR-015」は2017年末に発売された国内大手メーカーとしては初の個人向けの2カメラドライブレコーダーです。コムテックは一時期までは「日本製」を前面に押し出しているメーカーでしたが、本機種は韓国製となります。

フロント筐体は2.8型の比較的大型の液晶を搭載しており、マウントと合わせてサイズはドラレコとしての最大クラスになりますので動作の再生時にの視認性には優れるものの、車内に設置した際の存在感はそれなりに大きなものとなります。(下図右)

本機はGPS内蔵で録画解像度は前後ともに200万画素のフルハイビジョン、録画視野角はフロント水平116°、リア水平119°、フロントのみがHDR補正に対応していますが、画質は前後ともにややにじみが目立つという特徴がある為、ナンバーの認識については他のフルハイビジョンクラスの機種と比べると苦手な部類に入ります。(下図左上)

一方で録画視野角がそこそこ広い事に加えてフロントカメラのHDR補正の強度が高い点、夜間の明るさにやや優れている点が魅力でもあり、全体の状況認識には強い機種であると言えます。(上位機種や夜間特化型の機種と比べると辛い部分もある、下図左上)

だだし、HDR補正の強度が2カメラモデルの中では最も高く、先行車のヘッドライトが反射した状態のナンバー読み取り精度は11機種の中で最高水準となります。(上位機種の「ZDR026」よりも上、下図右上)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのケーブルを使用する必要があり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法、手動でその都度起動、または解除する方法が選択可能です。

駐車監視のタイマー設定は本体のメニューから30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間/常時ONから選択が可能で、録画方式については衝撃検知録画/衝撃検知+常時録画/タイムラプス(1秒1コマ)の3つの中のいずれか一つを選びます。

駐車監視の際の衝撃検知の感度は走行時とは別に「0.03G~0.15G」の範囲で設定が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

駐車監視からの復帰時には衝撃検知によるイベント録画が発生した場合、イベントの告知がありますが降車・乗車時の無駄な告知を避ける為、エンジンOFFから1分/3分のキャンセルタイマーを選択します。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、外出先で時々駐車監視をする場合には駐車監視の設定をOFFにしておきます。この設定で外出先でボタンを長押しで駐車監視モードを一時的に起動させる運用方法がおすすめです。

逆に外出時は必ず駐車監視をするような場合には駐車監視の設定をONにしておき、帰宅時にボタンを長押しで駐車監視の解除が可能となります。

若干の操作が必要な部分はありますが、駐車監視の利便性は他の機種と比べても非常に高く操作の負担は少ない機種となります。

 

本機の全体的な評価としては走行時の状況証拠能力はまずまず高めであるものの、リアカメラの明るさがやや物足りない部分があり、ナンバー認識精度も低めである事から駐車監視特化型の特性とも言えません。

ただし、価格的なアドバンテージがある機種ですので全体的にバランスが取れた安価な良モデルと言えるでしょう。

なお、「ZDR-015」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ コムテック 2カメラドライブレコーダー「ZDR-015」のレビュー、評価

コムテック「ZDR026」

コムテックの「ZDR026」は2019年1月に発売された、現行の2カメラドライブレコーダーの中では最もスペック的に高い「日本製」の機種です。

フロント筐体は上述の「ZDR-015」よりも若干サイズダウンが施されており、液晶も2.7型と小さくなりました。

本機はGPS内蔵で録画解像度は前後ともに370万画素で「2560×1440」の超高解像度、録画視野角はフロント水平113°、リア水平113°、フロントのみがHDR補正に対応しています。

なお、イメージセンサーは前後ともに400万画素のSONYの夜間特化型「STARVIS」対応となっています。

画質については流石に画素数と解像度が高いという事もあり、2カメラドライブレコーダーの中では前後ともに最もナンバーの認識精度が高い機種となります。(下図左上、前→後)

また、夜間特化型のSTARVISセンサーは光を取り込む能力が高い為、逆光時に白飛びし易いという弱点を持っていますが本機に関してはHDR補正と合わせて露出を下げる事でこの問題を解決し、比較的高い白飛び耐性を確保しています。(下図左上)

一方で夜間の撮影動画に関しては白飛び耐性を確保する為に明るさを絞った事に起因する弊害が発生しており、STARVIS機としては物足りないレベルに落ち着いています。他のSTARVIS機との比較では最低レベルの明るさとなり、暗視能力はほとんど認められません。(下図左上)

夜間のナンバー認識精度は「ZDR-015」には及ばないものの、他の機種と比べると非常に高い水準となっています。(下図左上)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

また、本機はmicroSDカードの定期的なフォーマットを必要としないフォーマット不要機能を搭載していますのでインターフェイスはスタンダードではあるものの、管理は楽な部類に入ります。

 

駐車監視については仕様上は前述の「ZDR-015」とほぼ同等となります。

本機も駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのケーブルを使用する必要があり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法、手動でその都度起動、または解除する方法が選択可能です。

駐車監視のタイマー設定は本体のメニューから30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間/常時ONから選択が可能で、録画方式については衝撃クイック録画/衝撃検知+常時録画/タイムラプス(1秒1コマ)の3つの中のいずれか一つを選びます。

駐車監視の際の衝撃検知の感度は走行時とは別に「0.03G~0.15G」の範囲で設定が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

※衝撃クイック録画は「ZDR-015」には搭載されていない機能で、衝撃が加わった後に本機を起動させて録画を開始する省電力モードです。

駐車監視からの復帰時には衝撃検知によるイベント録画が発生した場合、イベントの告知がありますが降車・乗車時の無駄な告知を避ける為、エンジンOFFから1分/3分のキャンセルタイマーを選択します。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、外出先で時々駐車監視をする場合には駐車監視の設定をOFFにしておきます。この設定で外出先でボタンを長押しで駐車監視モードを一時的に起動させる運用方法がおすすめです。

逆に外出時は必ず駐車監視をするような場合には駐車監視の設定をONにしておき、帰宅時にボタンを長押しで駐車監視の解除が可能となります。

 

本機の全体的な評価としては夜間の明るさの面で他社のSTARVIS機に劣る部分が惜しいところですが、走行中・駐車中のナンバー認識精度は全モデル中No.1のレベルにあります。

従ってコスト度外視で走行中のナンバー認識精度、当て逃げ対策としての駐車監視を重視したい場合には本機がベストな選択となります。

また、オマケとして後続車両との車間距離を検知してイベントロックを行う機能も搭載されていますので、煽り運転の証拠を抑える能力も抜群です。

なお、「ZDR026」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

※一般公開していない記事ですのでパスワードを入力して下さい。(パスワード「t1922」)

■ 【有料記事】コムテック「ZDR026」のレビュー、評価

ユピテル「SN-TW80d」

ユピテルの「SN-TW80d」は2018年7月に発売されたユピテルとしては初の個人向けの2カメラドライブレコーダーです。本機は2019年3月時点では一部の指定店舗のみでの取扱いとなりますがamazonなどにも時々出品されているようです。(中国製)

デザイン的には見ての通りWiFi対応の液晶なしタイプとなりますので、ドライブレコーダーをなるべく目立たせたくない方のうちスマホのアプリなどを使い慣れている方向けの機種となります。(年配者と一括りにする訳ではありませんが、自分以外の年配者が運転する車には向かない)

フロント筐体からは3つのボタンでmicroSDカードのフォーマット、タイムラプス(1秒1コマ撮影)の駐車監視のON/OFF、WiFiのON/OFFの操作が可能ですが、それ以外の操作はスマホやタブレットとの間でWiFi通信を確立した上で端末上にて行います。

本機はGPS内蔵で録画解像度は前後ともに夜間特化型のSTARVIS対応200万画素のフルハイビジョン、録画視野角はフロント水平127°、リア水平127°、フロント・リアともにHDR補正に対応しています。

前後の録画視野角の合計が254°と現行品の2カメラドライブレコーダーの中では最大値である上に夜間の明るさも上位クラスとなりますので、事故の際の状況証拠を捉えるという目的に対しては最大の効果が期待できる機種です。(下図左下)

また、夜間の暗視能力も高いレベルにありますので駐車監視は1fpsのタイムラプスではあるものの、車へのイタズラや嫌がらせ行為の証拠を抑える能力も高いと言えます。(下図左下)

昼間のナンバー認識精度に関してもフルハイビジョンクラスとしては標準以上のレベルにはあります。(下図左下、フロント)

ただし、逆光時には全体的に暗くなり認識精度が落ちる事もあります。(下図左下、リア)

また、本機はSTARVISセンサーの弱点が顕著に表れる面もあり、逆光時の白飛び耐性が低く夜間にはヘッドライトが反射した状態のナンバーの読み取りが困難であるという問題点も抱えています。(下図左下)

 

※本機はメーカーからLED信号対応と謳われていますが、筆者によるテスト時に西日本の60HzエリアでフロントカメラのみLED信号が数秒間以上消灯して映る同期現象が確認されています。(メーカーによると仕様との事)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのタイマーケーブルユニット、または専用のタイマー機能付きのマルチバッテリーを使用する必要があります。なお、本機の駐車監視モードはエンジンのON/OFFには連動せず、「P」ボタンの長押しで走行時の録画モードとの切替を要求されます。

駐車監視のタイマー設定はケーブルユニット、またはマルチバッテリーのディップスイッチにより30分/1時間2時間/3時間/4時間/6時間/12時間から選択が可能です。(12時間を超える監視は不可)

タイムラプスによる駐車監視中の衝撃感度は走行時の常時録画モードと共用となる為、軽く擦られた程度ではイベント録画が開始されない可能性が高くなります。

また、駐車監視から常時録画に戻す際にも「P」ボタンの長押し操作が必要になり、仮にイベント録画が発生していたとしても告知等はされません。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、外出先で時々駐車監視をする場合にはタイマーケーブルユニットのスイッチをONの状態にした上で、エンジンOFFの前後に「P」ボタンを長押しし、車に戻った際には再度「P」ボタンを長押しして常時録画モードに戻す操作が必要です。

自宅駐車場で駐車監視をしない場合にはタイマーケーブルユニットのスイッチをOFFにします。(OFFの状態でもエンジンをONにすると本機が起動し、常時録画状態になります)

本機の駐車監視の仕様はベース技術が韓国系ではない為、タイマーケーブルユニットのスイッチと「P」ボタンの長押しの操作が要求され、利便性は低い部類となります。

※マルチバッテリー使用時はディップスイッチでタイマーをオフにするか、本体の電源ケーブルを抜かなければ電源がOFFになりません。

 

本機の全体的な評価としては走行時の状況証拠能力は現行の2カメラドライブレコーダーの中ではNo.1となる一方で、夜間の先行車のナンバー認識の面では平均値を大きく下回る上、駐車監視の利便性が低いという問題点もあります。

従って駐車監視を重視しない走行中の状況証拠を最優先するユーザーのうち、スマホなどのガジェット類の扱いに慣れた方向けの機種となります。

なお、「SN-TW80d」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

※一般公開していない記事ですのでパスワードを入力して下さい。(パスワード「p1980」)

■ 【有料記事】ユピテル「SN-TW80d」のレビュー、評価

ユピテル「DRY-TW9100d」

ユピテルの「DRY-TW9100d」は2018年10月に発売された一般店舗向けの機種で、上述の「DRY-TW80d」とはフロントカメラのイメージセンサーとレンズが異なります。(中国製)

以下のように外観では「DRY-TW80d」との見分けがつきません。

デザイン的には見ての通りWiFi対応の液晶なしタイプとなりますので、ドライブレコーダーをなるべく目立たせたくない方のうちスマホのアプリなどを使い慣れている方向けの機種となります。(年配者と一括りにする訳ではありませんが、自分以外の年配者が運転する車には向かない)

フロント筐体からは3つのボタンでmicroSDカードのフォーマット、タイムラプス(1秒1コマ撮影)の駐車監視のON/OFF、WiFiのON/OFFの操作が可能ですが、それ以外の操作はスマホやタブレットとの間でWiFi通信を確立した上で端末上にて行います。

本機はGPS内蔵で録画解像度はフロントはSTARVISではない200万画素のフルハイビジョン、リアは「SN-TW80d」と同じカメラを使用していると見られ、200万画素のSTARVIS対応フルハイビジョンのイメージセンサーを搭載しています。

録画視野角はフロント水平117°、リア水平127°、フロント・リアともにHDR補正に対応しています。

前後の録画視野角の合計が244°と現行品の2カメラドライブレコーダーの中ではおそらく3番目の広さと思われ、フロントカメラはSTARVIS対応ではないものの、夜間の市街地やヘッドライト点灯時の明るさは「SN-TW80d」とそれほどの差は認められません。(下図左上)

一方で暗視に関してはSTARVIS対応のリアカメラのみが対応し、フロントは通常モデルと同じ見え方となります。(下図左上、前→後)

夜間の先行車のナンバー認識精度はヘッドライトが反射している状態では厳しく、期待は出来ません。(下図左上)

昼間のナンバー認識精度に関してはフルハイビジョンクラスとしては標準以上のレベルにはあります。(下図左下、前→後)

ただし、リアに関しては「SN-TW80d」と同様に逆光時には暗くなり認識精度が落ちる事があります。

逆光時の白飛び耐性については「SN-TW80d」と比べると高くなっているものの、一般的なHDR機よりも低くWDR機の上位クラスと良い勝負です。(下図左上)

※「SN-TW80d」とはフレームレートの制御が若干異なり、60Hzの西日本エリアでのLED信号は0.3~5秒程度の間隔で点滅して映ります。

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

 

駐車監視の仕様は「SN-TW80d」と全く同様となります。

駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのタイマーケーブルユニット、または専用のタイマー機能付きのマルチバッテリーを使用する必要があります。なお、本機の駐車監視モードはエンジンのON/OFFには連動せず、「P」ボタンの長押しで走行時の録画モードとの切替を要求されます。

駐車監視のタイマー設定はケーブルユニット、またはマルチバッテリーのディップスイッチにより30分/1時間2時間/3時間/4時間/6時間/12時間から選択が可能です。(12時間を超える監視は不可)

タイムラプスによる駐車監視中の衝撃感度は走行時の常時録画モードと共用となる為、軽く擦られた程度ではイベント録画が開始されない可能性が高くなります。

また、駐車監視から常時録画に戻す際にも「P」ボタンの長押し操作が必要になり、仮にイベント録画が発生していたとしても告知等はされません。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、外出先で時々駐車監視をする場合にはタイマーケーブルユニットのスイッチをONの状態にした上で、エンジンOFFの前後に「P」ボタンを長押しし、車に戻った際には再度「P」ボタンを長押しして常時録画モードに戻す操作が必要です。

自宅駐車場で駐車監視をしない場合にはタイマーケーブルユニットのスイッチをOFFにします。(OFFの状態でもエンジンをONにすると本機が起動し、常時録画状態になります)

本機の駐車監視の仕様はベース技術が韓国系ではない為、タイマーケーブルユニットのスイッチと「P」ボタンの長押しの操作が要求され、利便性は低い部類となります。

※マルチバッテリー使用時はディップスイッチでタイマーをオフにするか、本体の電源ケーブルを抜かなければ電源がOFFになりません。

 

本機の全体的な評価としては走行時の状況証拠能力は現行の2カメラドライブレコーダーの中ではトップ3に入る一方で、夜間の先行車のナンバー認識の面では平均値を下回る上、駐車監視の利便性が低いという問題点もあります。

従って駐車監視を重視しない走行中の状況証拠を最優先するユーザーのうち、スマホなどのガジェット類の扱いに慣れた方向けの機種となります。

※評価的には「DRY-TW80d」と似たものになりますが、そもそも販路が違いますのでネット通販や量販店で購入するなら「DRY-TW9100d」、指定店舗なら「DRY-TW80d」となります。

なお、「DRY-TW9100d」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ ユピテル2カメラドライブレコーダー「DRY-TW9100d」のレビュー、評価

ケンウッド「DRV-MR740」

ケンウッドの「DRV-MR740」は2018年10月に発売されたケンウッドとしては初の2カメラドライブレコーダーです。(中国製)

フロント筐体は2.7型の比較的大型の液晶を搭載していますが、マウントを含めた全体のサイズとしては「ZDR-015」と比べると幾分コンパクトになっています。(下図左側)

ミラー裏に設置した場合には若干マウント部分がはみ出す事もあろうかと思いますが、それほどには目立ちません。

本機はGPS内蔵で録画解像度は前後ともに200万画素のフルハイビジョン、録画視野角はフロント水平100°、リア水平100°、前後ともにHDR補正機能を搭載しています。

画質の特徴としては各社の2カメラドライブレコーダーの中では最も録画視野角が狭い事も影響してか、370万画素のコムテック「ZDR026」を除くとナンバー認識精度は前後ともに最高レベルにあります。(フルハイビジョンモデルの中では単独No.1)

以下の2枚の画像(フロント→リアの順)の右下が本機の映像となりますが、いずれも「ZDR026」に次ぐ認識精度となっている事がお分かり頂けるでしょう。

逆光時の白飛び耐性については「ZDR026」よりも上、「ZDR-015」未満と言ったところですが、2カメラドライブレコーダーの中では上位レベルとなります。(下図右下)

一方で夜間は昼間の白飛び耐性を抑えている弊害でやや暗めとなり、暗視能力はほとんどありませんが、ヘッドライト反射時のナンバー認識精度は「ZDR-015」「ZDR026」に次いで高いという特徴があります。(下図右下)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのタイマーケーブルユニットを使用する必要があり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法、手動でその都度起動、または解除する方法が選択可能です。

厳密言うと本機の駐車監視モードはエンジンのON/OFFに連動するのではなく、エンジンOFF後に5分間一定の振動を検知しない事を以って駐車監視に入り、エンジンON後に継続的に振動を検知し続ける事を以って駐車監視を解除する仕組みです。

駐車監視のタイマー設定はタイマーケーブルユニットのディップスイッチにより0時間/6時間/12時間/24時間から選択が可能で、録画方式については衝撃検知録画/衝撃検知+動体検知のいずれか一つを選びます。(24時間を超える連続監視は不可)

駐車監視の際の衝撃検知・動体検知の感度はそれぞれ走行時とは別に「低・中・高」の3段階で設定が可能となっています。

…と、ここまではコムテックの「ZDR-015」「ZDR026」と良く似た仕様ですが、これらの2つの機種が衝撃検知の録画ファイルを別領域に保存するのに対して、本機は衝撃検知・動体検知ともに同一の領域に保存される為、長時間の監視を行う場合には衝撃検知の動画を動体検知で上書きしてしまう可能性があります。

また、「ZDR-015」「ZDR026」は駐車監視からの復帰時に衝撃検知によるイベント発生のアナウンスがありますが、本機には何の告知もありません。

さらに駐車監視の出入りを判断するのはエンジンのON/OFFの状況ではなく一定時間の振動の有無となる為、HV車のEV走行時やEV車などでは車に戻ってシステムをONにしただけでは駐車監視が解除されず、しばらく走行したのちに常時録画に戻る現象が確認されています。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、以下のタイマーケーブルユニットには電源ON/OFFのスイッチがない為、使い方によっては少し面倒と感じる手順を強いられます。

駐車監視をそれほど頻繁に使用しないケースにおいては、本機の駐車監視の設定をON、「駐車監視に入る条件」の設定を「自動」、ケーブルユニットのタイマー設定をオフにしておきます。

外出先で駐車監視をする場合には本機の設定は変更せず、ケーブルユニットのディップスイッチを任意のタイマーの時間に合わせます。

自宅の駐車場に戻った際にはディップスイッチをOFFの位置に戻します。

この手順が面倒と感じる、または外出時にはほぼ毎回駐車監視を行う場合にはディップスイッチは固定のタイマー時間に設定しておき、駐車監視をしない時だけ本機の電源ボタンを長押しして電源をOFFにする方法をおすすめします。次回のエンジンONの際には自動で本機の電源がONになります。

 

本機の全体的な評価としては前後ともにナンバーの認識精度はフルハイビジョンクラスのモデルの中ではNo.1であり、逆光時の白飛び耐性も高い水準にはあるものの、前後の水平録画視野角の合計が200°と11機種の中で最下位であり、夜間も暗い部類に入る、また駐車監視の利便性もコムテックの2機種に比べると低くなっています。

事故の際の状況証拠の認識能力は全体の中では低く、ナンバーの認識精度が高い割に駐車監視の利便性は高くないという、特性がミスマッチな機種ですので、ガチンコ比較をしてしまうとなかなかおすすめ出来るシチュエーションが思い浮かばなくなります。

強いて挙げるのであれば「ケンウッド」というブランドで買え!という事になりますかね。

 

余談ではありますが筆者が購入した個体においてはリアカメラの色味が反転する不具合が発生した事があります。工業製品ですから不良品は一定の確率で出現しますが、参考までにその際の画像を示しておきます。(不具合自体はリセットボタンで解消された)

なお、「DRV-MR740」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ ケンウッド2カメラドライブレコーダー「DRV-MR740」「DRV-MP740」のレビュー、評価

セルスター「CSD-790FHG」

セルスターの「CSD-790FHG」は2018年6月に発売されたセルスターとしては初のリアカメラ別体の個人向け2カメラドライブレコーダーです。本機は日本製を売りにしており、トヨタ系列のディーラー向けに販売されている「TZ」というブランドのOEMベースモデルでもあるようです。

フロント筐体には2.4型のやや小型のタッチパネル液晶を搭載しており、マウントの形状も合わせて2カメラドライブレコーダーの中ではコンパクトな部類に入ります。

本機はGPS内蔵で録画解像度はフロントが200万画素の夜間特化型STARVIS対応のフルハイビジョン、リアは通常の100万画素のハイビジョンとなります。

録画視野角はフロント水平116°、リア水平105°、フロントのみがHDR補正に対応していますが、画質は前後ともにややにじみやブロックノイズが目立つという特徴がある為、ナンバーの認識については他のフルハイビジョンクラスの機種と比べると苦手な部類に入ります。(下図右上、前→後の順)

視野角は標準クラスでフロントカメラはSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載していますので、夜間の状況認識能力は高めです。(下図右上)

その一方でユピテルのSTARVIS機と同様にHDR対応モデルではあるものの、昼間の逆光時の白飛び耐性と夜間のナンバー認識精度は低く、STARIVSセンサーの弱点がモロに出ている機種となります。(下図左上/左下)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

また、本機はmicroSDカードの定期的なフォーマットを必要としないフォーマット不要機能を搭載している上に、ドライブレコーダーとしては珍しいタッチパネル操作が可能となりますので、年配の方にとっても使い易い機種である事は確かです。

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのタイマーケーブルユニットを使用する必要があり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法のみで手動起動は出来ません。

駐車監視のタイマー設定はタイマーユニットのディップスイッチにより、0時間/1時間/2時間/4時間/6時間/8時間/10時間/12時間から選択が可能で、録画方式については衝撃検知録画/動体検知録画/衝撃検知+常時録画/動体検知+衝撃検知の4つの中のいずれか一つを選びます。(12時間を超える監視は出来ません)

駐車監視の際の衝撃検知の感度は走行時とは別に10段階で調整が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

駐車監視からの復帰時には衝撃検知によるイベント録画が発生した場合、イベントの告知がありますが降車・乗車時の無駄な告知を避けるキャンセルタイマーはありませんので、この点はコムテックとは異なります。

また、本機の駐車監視時の録画画素数は前後ともに30万画素におとされ、録画視野角も狭くなる為、駐車監視の際の証拠能力は他社のモデルに劣ります。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、ディップスイッチによるタイマーのON/OFF設定の切り替えは非常に面倒である為、本機の駐車監視の設定は常にONにしておき、駐車監視は不要な場合にはボタン操作で電源をOFFにしたいところですが、残念ながら電源ボタンは装備されていません。

従って駐車監視の必要性に応じて本機のメニューから駐車監視のON/OFFの設定を変更する事になります。

 

本機の全体的な評価としては走行時の状況証拠能力はまずまず高めであり、microSDカードのフォーマット不要機能やタッチパネルを搭載している事から、ガジェット系の操作が苦手な年配者向けの機種という位置付けになります。

駐車監視の解像度や操作系の部分ではコムテックのモデルに大きく劣りますので、事故の際の状況認識を抑えるという目的でドライブレコーダーを購入される方のみにおすすめの機種となります。

なお、「CSD-790FHG」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ セルスター2カメラドライブレコーダー「CSD-790FHG」のレビュー、評価

セイワ「PDR800FR」

セイワはドライブレコーダーを専門的に生産しているメーカーではないカー用品の総合メーカーですが、「PDR800FR」については韓国の最大手のメーカーであるTHINKWAREの「F800 PRO」の日本向けOEMモデルとなり、2018年の8月に発売されたと記憶しています。(もちろん韓国製)

THINKWAREはドラレコ先進国の韓国でもグレードの高いメーカーで、韓国内では販売数量では廉価メーカーのFineVuなどには及ばないものの金額ベースではNo.1と推察される旨を韓国系の業界人から耳にした事があります。

本機は液晶画面を搭載しない平型タイプのGPS内蔵のWiFi対応モデルで、最近まではオートバックスとの専売契約期間が存在していたようですが、ぼちぼちamazonなどのネット通販サイトでも扱われるようになっています。

前後のイメージセンサーはともに200万画素の夜間特化型STARVIS対応のものが採用され、録画視野角はフロント107°、リア105°とやや狭めとなります。

フロント筐体のサイズは決してコンパクトとは言えないものの、平型で板状のマウントを採用しつつレンズ部分が突き出ていますのでミラーの付け根のセンターにレンズを配置させる事が可能です。

録画視野角はそれほど広くはないものの、ナンバー認識精度はフルハイビジョンクラスの中ではケンウッドの「DRV-MR740」に次いで高くなります。(下図右上、前→後)

本機はHDRには非対応ではあるもののダイナミックレンジが不思議と広く、ユピテルのHDR対応のSTARVIS機よりも白飛び耐性は高くなっています。(下図右上)

 

この辺りのさじ加減はTHINKWAREの技術の蓄積によるものなのでしょう。敢えてメーカー名は挙げませんが他の韓国メーカーの製品と比べても全体的な完成度の高さが光ります。

なお、本機は夜間の明るさが走行時と駐車監視時で自動的に切り替わり、走行中の見え方は他のSTARVISモデルよりもコントラストが低めに抑えられている為、劇的な明るさは感じられませんが、暗い部分もそこそこ明るく映りますので死角の少ないモデルと言え、暗くなるほど真価を発揮します。(下図右上)

夜間のナンバー認識精度はSTARVIS機の中では「ZDR026」に次いで高く、ケンウッドの「DRV-MR740」よりは劣ります。(下図右上)

本機の特筆すべき最大の特徴は、駐車監視ナイトビジョンモードでこの設定をONにした状態で駐車監視に入ると、以下のように他のSTARVIS機を寄せ付けないダントツの暗視能力を発揮する点です。(下図右上)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

また、本機はフォーマット不要機能を搭載してはいますが、液晶を搭載しないWiFiモデルですので年配者向けではありません。

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのケーブルを使用する必要があり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法のみとなります。

駐車監視のタイマー設定は本体のメニューから6時間/12時間/24時間/48時間から選択が可能で、録画方式については衝撃検知+動体検知/衝撃検知+タイムラプス(1秒1コマ)のいずれか一つを選びます。

駐車監視の際の衝撃検知・動体検知の感度はそれぞれ走行時とは別に5段階での調整が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

駐車監視からの復帰時には動体検知・衝撃検知による録画件数の告知がありますが、降車・乗車時の無駄な告知を避ける為のキャンセルタイマーはありません。

 

駐車監視の日常的な運用方法については設定の変更操作がWiFi経由となる為、常時ONにしておき自宅駐車場では電源ボタンの長押しで電源OFFの操作をおすすめします。(次回のエンジンONで自動で起動)

冒頭でご紹介した通り、韓国では長時間の駐車監視の運用が一般的である為にタイマーの時間の区切りが長めに設定されていますし、日本での運用の際にはコムテックのようにワンタイム駐車監視などの機能があった方が便利ではありますが、超絶暗視能力が魅力の機種ではあります。

 

本機の全体的な評価としては録画視野角は狭い部類に入りますが、昼間のナンバー認識精度の高さ、一部のHDR機を超える逆光時の白飛び耐性の高さ、夜間の全体の視認性の良さとヘッドライトが反射したナンバー認識精度の高さなどは非常に高いレベルでバランスが取れています。

その上にプラスで超絶暗視能力が付いてきますので、バランスも重視しつつ特に夜間の運転が多いであるとか、駐車監視では当て逃げだけでなくイタズラ対策も考慮したい、と考えている方におすすめの機種となります。

なお、「PDR800FR」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

※一般公開していない記事ですのでパスワードを入力して下さい。(パスワード「s1944」)

■ 【有料記事】セイワ「PDR800FR」のレビュー、評価

BlackVue「DR750S-2CH」

BlackVueは韓国メーカーながら北米や欧州向けを中心にグローバルでの展開を前提にドライブレコーダーを生産しているメーカーですので韓国内での知名度やシェアは低いものの、グローバルでしか採算が合わないようなニッチな特性を持つモデルの品揃えが多く、ここでご紹介する「DR750S-2CH」もその一つです。(韓国製)

本機はWiFi対応で液晶なしのGPS内蔵、前後に200万画素フルハイビジョンの夜間特化型STARVIS対応のイメージセンサーを搭載したハイエンドモデルで、ハードウェア構成や仕様はユピテルのWiFiモデルによく似ているものの駐車監視中に周囲のアクセスポイントに接続し、クラウドサーバーを経由してのリアルタイムの遠隔監視と操作が可能な点が最大の特徴となります。

録画視野角は前後ともに水平116°と2カメラドライブレコーダーの中ではやや広めとなり、ナンバー認識精度はフルハイビジョンクラスでは標準+αのレベルとなります。(下図右下、前→後)

ケンウッドの「DRV-MR740」、セイワ「PDR800FR」よりも劣りますが、ユピテル「SN-TW80d」よりは上です。(視野角の広さも関係している)

本機はHDR補正を行わないWDRモデルであり白飛び耐性の低いSTARVISセンサーを使用している為、逆光時の白飛び耐性はやや低く夜間の先行車両のナンバー認識についても苦手な部類に入ります。(下図右下)

本書で紹介しているSTARVIS機の中で白飛び耐性と夜間のナンバー認識について序列をつけると、「ZDR026」>「PDR800FR」>「DR750-2CH」>「CSD-790FHG」=「SN-TW80d」となるかと思われます。

夜間の明るさに関してはいずれのシーンにおいてもSTARVIS機の中でも比較的明るい部類に含まれます。(下図右下)

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

本機はフォーマット不要機能を搭載してはいますが、液晶を搭載しないWiFiモデルですので年配者向けではありませんし、WiFiアプリもマニア向けの分かりにくい作りとなっています。

また、本機は録画ファイルの構成の面で重大な欠点を一つ抱えており、リアカメラの録画ファイル間に約1秒間のギャップが発生する仕様となります。(ファイルの繋ぎ目に1秒間の録画されない時間帯が発生する)

 

本機の駐車監視については車のバッテリーからの給電ではなく、OPの専用バッテリーを車内に設置して付属のシガー電源ケーブルと接続する方式となる特殊な仕様となります。

エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードが起動し、手動での出入りは出来ません。

厳密言うと本機の駐車監視モードはエンジンのON/OFFに連動するのではなく、エンジンOFF後に一定時間、一定の振動を検知しない事を以って駐車監視に入り、エンジンON後に継続的に振動を検知し続ける事を以って駐車監視を解除する仕組みです。

ケンウッドの「DRV-MR740」と似た仕様ですが、同様にHV車のEV走行時やEV車などでは車に戻ってシステムをONにしただけでは駐車監視が解除されず、しばらく走行したのちに常時録画に戻る現象が確認されています。

駐車監視の録画方式は動体検知+衝撃検知/衝撃検知のみの選択が可能ですが、OPバッテリーを使用する為かタイマーの設定項目はありません。

駐車監視の際の衝撃検知のと動体検知の感度は走行時とは別にそれぞれ10段階/5段階の調整が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

駐車監視からの復帰時には衝撃検知によるイベント録画が発生した場合、イベントの告知がありますが降車・乗車時の無駄な告知を避ける為のキャンセルタイマーは存在しません。(常時録画から駐車監視に入るまでには1~2分掛かりますので、通常は降車時にはイベント録画されない)

 

駐車監視の日常的な運用方法についてはやや特殊となります。

本機には電源ボタンは存在せずバッテリー側にも電源を落とすスイッチはない為、駐車監視の設定がオンになっている場合にはWiFi接続で設定をオフにするか、電源ケーブルを抜く必要があります。(基本的には常時駐車監視を行い続ける前提で作られている為)

 

また、本機の最大の特徴であるクラウド機能については、周辺にWiFiのアクセスポイントに接続できれば遠隔でのライブビューの視聴や録画ファイルの確認、音声の送受信が可能な他、駐車監視中に動体検知や衝撃検知を行った際にはスマホアプリに告知が入るように設定する事も出来ます。(アプリの入ったスマホとは別にモバイルルーターや通信可能なスマホを車内に置く必要がある)

さらにオマケ的な遊びの機能として他のクラウド対応のBlackVue製品を使用しているユーザーで、ライブビューを許可しているアカウントの実機のリアルタイムの走行動画等を視聴できる機能なども付帯しています。

以下のように海外ドライバーのリアルタイムドライブ映像が視聴可能であるという事です。

 

本機の全体的な評価としては録画視野角、ナンバー認識精度、夜間の明るさの面では標準以上ではあるものの、リアカメラのファイル間ギャップの問題を抱えている為、クラウド機能に興味がある一部マニア向けの製品という位置付けになります。

なお、「DR750S-2CH」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価

スマートレコ「WHSR-510」

スマートレコ「WHSR-510」は2017年4月に発売された「アウディ」「プジョー」「シトロエン」「アルファロメオ」「ボルボ」などの輸入車ディーラーなどで純正品として取扱いのあるTCLという会社のディーラー向けドライブレコーダーです。(韓国製)

TCLの前身は輸入車ディーラーを幅広く運営する「ホワイトハウスグループ」の輸入販売事業部という形でしたが、現在では別会社として独立しており、当初は自社ディーラー店舗向けに販売していたドラレコの販路を拡大して他社ディーラーにも納品しているように見受けられます。

本機は外付けOP扱いのGPSアンテナに対応し、フロントカメラの解像度はフルハイビジョン、リアカメラはハイビジョン画質となり、録画視野角はフロント水平105°、リアが水平110°と2カメラドラレコとしては標準的なものとなっています。

なお、本機には2.4型のタッチパネル液晶が搭載されており、音声アナウンスの充実と合わせて操作面での分かり易さはおそらく現時点で業界トップレベルであると見ています。

反面、画質については発売から2年が経過している事もあり、2018~2019年モデルの他社製品と比べるとリアのナンバー認識精度や夜間の明るさなどの面で見劣りする部分があります。(HDRなしのWDRモデル)

以下の画像は2017年上半期での比較ですが、フロントカメラのナンバー認識精度は最新モデルと比べてもそれほど変わらないと見て良いでしょう。(リアはHDなので期待出来ません)

夜間の明るさについては旧世代のモデルと比べるとそこそこ良い方ではあるのですが、最近の2カメラドラレコはSTARVIS対応モデルが増えていますので、その辺りと比較すると見劣りするレベルです。

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は確認出来ませんでした。

また、本機はmicroSDカードの定期的なフォーマットを必要としないフォーマット不要機能を搭載している上に、ドライブレコーダーとしては珍しいタッチパネル操作が可能となりますので、年配の方にとっても使い易い機種である事は確かです。

 

駐車監視についてはシガープラグではなく、駐車中に車のバッテリーから給電する直結ケーブルが基本セットになり、エンジンのON/OFFに連動して駐車監視モードを起動させる方法のみとなります。

駐車監視のタイマー設定は本体のメニューから6時間/12時間/24時間/常時ONから選択が可能で、録画方式については衝撃検知+常時録画となります。(このタイマー設定は長時間録画が前提の韓国向けではある)

駐車監視の際の衝撃検知の感度は走行時とは別に3段階で設定が可能となっており、衝撃検知録画ファイルはイベント扱いとなります。(常時録画とは別の領域に保存)

駐車監視からの復帰時には衝撃検知によるイベント録画が発生した場合、イベントの告知がありますが降車・乗車時の無駄な告知を避ける為、エンジンOFFから1分はキャンセルタイマーが働き、録画はされるものの告知は行われません。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、外出先で時々駐車監視をする場合には駐車監視の設定をOFFにしておきます。この設定で外出先で本体右上のボタンを5秒間長押しする事で駐車監視モードを一時的に起動させる運用方法がおすすめです。

逆に外出時は必ず駐車監視をするような場合には駐車監視の設定をONにしておき、帰宅時に本体右上のボタンを5秒間長押しする事で駐車監視の設定をOFFにしてエンジンを切ります。

若干の操作が必要な部分はありますが、駐車監視の利便性は他の機種と比べても非常に高く操作の負担は少ない機種となります。

 

本機の全体的な評価としては走行時の状況証拠能力やナンバー認識精度は最新の機種には劣りますが、フォーマット不要機能やタッチパネルによる操作の分かり易さにより利便性が最も高い機種と言えます。

 

なお、「WHSR-510」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ スマートレコ「WHSR-510」のレビュー、評価

パパゴ「GoSafe S36GS1」

パパゴは台湾のメーカーで日本でドラレコがブレイクする前から販売を続けている、知る人ぞ知る老舗です。

「GoSafe S36GS1」は2018年6月に発売された同社としては初の2カメラドライブレコーダーで、リアカメラが車外にも設置が可能でバックギアと連動して鏡像の後方映像と切り替える事が可能である為、バックカメラとしての運用も可能な「二刀流」を売りにしているモデルです。(中国製)

フロント筐体は2.7型の比較的大型の液晶を搭載していますが液晶外のスペースがそれほど大きくない為、本体部分についてはルームミラー裏に隠せるサイズとなっています。

本機はGPS内蔵で録画解像度は前後ともに200万画素のフルハイビジョン、録画視野角はフロント水平119°、リア水平131°のWDRモデルとなります。

イメージセンサーについては型番が公開されていませんが、他社モデルと比較した結果から最近のドラレコの定番となっているSONYのExmor IMX323であると考えられます。(STARVIS対応ではない)

ナンバー認識精度については前後ともにややコントラストの弱さが気になりますが、概ねフルハイビジョンのドラレコ全体の中では高めと言えます。(下図左上、前→後の順)

なお、本機はWDRモデルである為HDRモデルと比べると逆光時の白飛び耐性が低く、夜間のヘッドライト反射時のナンバー認識精度も高くはありません。(下図左上)

夜間の明るさについてはここで掲載している11機種の中では最低値となります。(下図左上)

一方で録画視野角はフロントフロント水平119°、リア水平131°とユピテルの「SN-TW80d」に次ぐ広さとなっていますので昼間の状況認識能力は極めて高い部類に含まれます。

 

なお、地デジに対する電磁波ノイズの影響は状況によってアンテナが3/3から1/3になる事もありました。(3/3から減らない事もあるが)

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のOP扱いのケーブルを使用する必要があり、駐車監視モードはエンジンのON/OFFには連動せずタイマー設定もありません。

エンジンOFFの前後に動体検知、またはタイムラプス(1秒1コマ)モードをメニューから起動させ、車に戻った際に常時録画に戻す必要があります。

駐車監視の際には衝撃検知は行われませんので、イベントファイルは作成されず告知も存在しません。

 

駐車監視の日常的な運用方法については、駐車監視を行う際にメニューから「動体検知」「タイムラプス」を呼び出すか、そのまま操作を行わずに走行中の常時録画を継続させる方法があります。

専用の常時電源ケーブルは常に車のバッテリーからドライブレコーダーに給電を行いますので(電圧カットオフはある)、自宅駐車場などの駐車監視が必要ない場所ではケーブルのスイッチをOFFにして電源を落とす必要があります。

ケーブルのスイッチはON/OFFの切り替えタイプの為、次に車に乗る際にはONに戻します。

韓国系の技術がベースとなったモデルと比べると駐車監視に関わる利便性が低いモデルと言えるでしょう。

 

本機の全体的な評価としては昼間の走行時の状況証拠能力とナンバー認識精度は高めであるものの、夜間の明るさはSTARVISモデルなどと比べるとかなり厳しくなります。

一方で価格的には他社モデルより1ランク安くなっていますので、価格で選ぶ場合とドラレコとバックカメラを兼用したいと考えている方向けのモデルと言えます。

なお、「GoSafe S36GS1」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ パパゴ 2カメラドラレコ「GoSafe S36GS1」のレビュー、評価

AUKEY「DR02D」

AUKEYは中国のスマホ周りのガジェット類やモバイルバッテリーなどを各国のamazonで販売するイマドキのグローバルメーカーです。

ドライブレコーダーに関してはさほど専門的に取り扱っている訳ではないのですが、2017年11月に発売されたこの「DR02D」に関しては2カメラドラレコとしてはダントツの価格の安さを誇り、性能も価格以上のものとなっている為、amazonでは廉価ドラレコの定番となっています。(中国製)

デザイン的にはフロント・リアカメラが平型でマウントが板状になっている為、大きさの割にはほとんど目立たず、ルームミラー裏に隠す事も容易です。(リアはやや大きい)

フロント筐体の液晶は1.5型と小さ目で、運転席から見ると液晶が斜めでボタンが奥に引っ込む形になりますので操作性はイマイチよろしくありません。

本機はGPSが外付けOP扱いで録画解像度は前後ともに200万画素のフルハイビジョン、録画視野角はフロント水平107°、リア水平106°のWDRモデルとなります。(過去にメーカー仕様にHDR+WDRと記載されていた筈ですが修正された模様)

イメージセンサーについては前後ともに最近のドラレコの定番となっているSONYのExmor IMX323が搭載されていますが、夜間の明るさに特化した調整が施されています。(STARVIS対応ではない)

ナンバー認識精度については前後ともにややコントラストの弱さが気になりますが、概ねフルハイビジョンのドラレコ全体の中では高めと言えます。(下図右下、前→後の順)

なお、本機はIMX323センサーを搭載したドラレコの中でも、最も夜間が明るく周囲の状況の認識は得意なモデルとなります。(下図右下)

ただし、その一方で明るさとのトレードオフで逆光時の白飛び耐性が低く、夜間のナンバー認識も苦手としています。(下図右下)

地デジに対する電磁波ノイズの影響は状況によってアンテナが3/3から1/3になる事もありました。(3/3から減らない事もあるが)

 

駐車監視については駐車中に車のバッテリーから給電する為のケーブルが存在しませんので、モバイルバッテリーなどの外部電源を合わせて使用する必要があります。

外部電源から給電しつつ、動体検知またはタイムラプス(1秒1コマ)モードをメニューから起動させ、車に戻った際に常時録画に戻す必要があります。

駐車監視の際にも衝撃検知は行われますが、衝撃感度が走行中のものと共有されますので軽く擦られた程度ではしない可能性が高くなります。

駐車監視の日常的な運用方法については、駐車監視を行う際にメニューから「動体検知」「タイムラプス」を呼び出すか、そのまま操作を行わずに走行中の常時録画を継続させる方法があります。

 

韓国系の技術がベースとなったモデルと比べると駐車監視に関わる利便性が低いモデルと言えるでしょう。

 

本機の全体的な評価としては昼間のナンバー認識精度は高めで夜間はSTARVISモデル以外では最も明るい部類に含まれますが、視野角が狭く白飛びにも弱い事からバランスが良いとは言えませんが、ダントツの価格の安さが魅力ではあります。

なお、「GoSafe S36GS1」についての更に詳しい解説や比較動画についてはLaBoon!!の以下記事にて閲覧する事が可能です。

■ AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」のレビュー、評価

第三章~目的・条件別のおすすめ機種の選定

この章では最後に初めに提示した4つの条件別におすすめの機種をズバッ!と1機種だけ提示します。

LaBoon!!本サイトではこれらの条件別に複数の機種を併記する事が多いのですが、これが逆におすすめの機種を分かりにくくしていると言ったご感想も頂いていますので、ズバッと無慈悲に1台に絞りましたっ!

事故の際の幅広い状況証拠を捉える事に優れた機種

前後2カメラのドライブレコーダーを設置する目的として最も多いと考えられるのが、事故の際の状況の認識かと思います。

この点を重視するとおすすめの機種はユピテルの「SN-TW80d」となります。

その理由は以下の通りです。

①録画視野角が全11機種中最高の合計254°である

②前後ともに夜間の状況認識能力に特化したSTARVIS対応センサーを搭載しており、とにかく明るい

③ナンバー認識精度は最上位ではないが、そこそこ高い

走行中のナンバーの認識精度に優れた機種

上述の状況証拠に加えて走行時の当て逃げや煽り被害に遭った際のナンバー認識も加味する場合には、コムテックの「ZDR026」が最もおすすめとなります。

その理由は以下の通りです。

①高解像度とHDR補正でトータルではNo.1のナンバー認識精度を誇る

②後続車両との車間距離に応じで自動でイベントファイルが生成され、煽り運転被害の証拠を残せる確率が高い

③前後の録画視野角は11機種中6位と真ん中なのでバランスは悪くない

④前後STARVISの割に夜間の明るさはそれほどでもないが、非STARVISと比べると明るい

駐車監視の性能・機能面が優れた機種

駐車監視の性能と運用を重視するユーザーにおすすめなのはコムテックの「ZDR026」となります。

その理由は以下の通りです。

①とにかくナンバー認識能力がNo.1

②駐車監視のワンタイム操作がある為、いかなる運用の仕方でも最も便利に扱える

③その他の性能も標準以下の部分がない高バランス

操作や運用面での利便性に優れた機種

主に年配の方やガジェット類の取扱いが苦手な方におすすめなのが、スマートレコ「WHSR-510」です。

その理由は以下の通りです。

①フォーマット不要機能を搭載している為、運用の手間が掛からない

②分かり易いタッチパネルによるアイコン操作に対応

③音声アナウンスが充実しており、ドラレコの動作状態が把握し易い

後書き

この度は本書をお選び頂きありがとうございます!

本書を執筆した最大のきっかけは、LaBoon!!でご紹介している機種について「結局どれがおすすめなのかが読めば読むほど分からなくなります」と言ったご意見を複数頂くようになった事なのでありますが…。

これはLaBoon!!への掲載機種があまりにも多くなりすぎた事と、筆者自身が実機レビューを行った機種については余すところなくその魅力と問題点をお伝えした上でユーザーの皆さんにはじっくり悩んで頂きたい、と考えているからに他なりません。

筆者自身としては「ガジェット類は選んでいる時が一番楽しい」と強く感じておりますが、昨今の車の運転絡みの事故や事件の影響でガジェット好きではないけど必要に迫られてドラレコを購入する方が増えており、そう言った方にはドラレコ選びは楽しいものではなく、ある種苦痛ですらあるかも知れないと考えるに至るようにもなりました。

このような事情から本書では読者の方が必要以上に迷わなくて済むように、目的別にズバッと1台だけおすすめ機種をご紹介しています。

価格の面なども考慮すると別の選択肢も生まれますが、じっくり悩みたい方はLaBoon!!の本サイトの方もご覧頂けると幸いです。

なお、本書の運用につきましては今後の市場の変化に伴い、新たに掲載する必要性を感じる機種が出て来た場合には無慈悲に内容を改変しますので、時々チェックして頂き、LaBoon!!のウェブサイトの方もご購読頂けると嬉しく思います。

 

 

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