ドラレコ・リアカメラの取り付け位置はどこがベスト? 高い位置を推奨する理由

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

ドラレコを設置する際、フロントカメラについては「運転者の視界を妨げない位置に設置する」ことが道路運送車両の保安基準(法令)で定められています。

そのため、多くのユーザーはフロントカメラをルームミラー裏の高い位置に設置するのが一般的です。

一方でリアカメラに関しては法令で明確な設置位置の制限はありませんが、実際には取り付け位置によって映像品質に大きな差が出ます。

特に夜間走行時には、リアカメラをどの高さに設置するかで「白飛び」のしやすさが変わるため注意が必要です。

リアカメラは高い位置に設置するのがおすすめ

リアカメラを取り付ける際には、できるだけリアガラスの上部に設置するのが理想です。

高い位置に取り付けることで、後方の状況を俯瞰的に記録できるだけでなく、夜間の映像品質にも大きなメリットがあります。

低い位置に設置すると白飛びが発生しやすい

リアカメラを低い位置に取り付けると、後続車のヘッドライトがもろに映り込みやすくなります。

特に夜間や雨天時は光が反射して、映像が白飛びしてしまい、ナンバープレートや周囲の状況が確認できなくなるリスクがあります。

以下画像は左側が低い位置、右側が高い位置に設置したパターンでの見え方の比較です。

これはドラレコ本体の性能だけでなく、設置位置にも大きく左右されるポイントです。

たとえ高性能なカメラを選んでいても、取り付け位置を間違えると本来の性能を発揮できなくなる場合があります。

電熱線の映り込みにも注意

リアガラスには、曇りや凍結を防ぐための電熱線(デフォッガー)が入っている車がほとんどです。

カメラを電熱線の真上に取り付けてしまうと、映像に細い横線が入り込んで視認性が悪くなることがあります。

とくに夜間や逆光時は、線がくっきり映り込んで証拠映像の確認がしにくくなるケースもあります。

そのため、リアカメラは「できるだけ高い位置」で、かつ「電熱線が視界を横切らない位置」に設置することが理想です。

デジタルミラー型ドラレコではさらに重要

デジタルミラー型のドラレコは、通常の録画だけでなく「ルームミラーの映像」としても使用する前提になっています。

このためリアカメラの取り付け位置がさらに重要です。

  • 低い位置に付けると、後続車のライトがまぶしく映り込みやすい
  • 電熱線が画面にくっきり表示されてしまう
  • 角度が悪いと後方視界が不自然になる

といった不便がすべて日常的に現れてしまいます。

デジタルミラー型を選ぶ場合は特に「ガラス上部・電熱線の上」での設置が必須といえるでしょう。

また、車外設置対応のリアカメラの場合でリアスポが高い位置にある場合、リアスポ下への取り付けが有効です。

まとめ

フロントカメラは法令で「視界を妨げない位置」に設置することが定められていますが、リアカメラには明確な規定はありません。

しかし実際には、リアカメラも取り付け位置によって映像品質が大きく変わります。

・なるべくリアガラスの高い位置に設置する
・後続車のライトによる白飛びを防ぐ
・電熱線が映り込まないようにする
・デジタルミラー型の場合は視界に直結するため、位置選びがさらに重要

この4点を意識することで、より鮮明で信頼できる記録映像を残すことができます

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