相変わらずネット通販で色々物を買っていますが、最近は楽天市場よりも分かり易く便利なAmazonを頻繁に使用するようになってきました。
AmazonにはAmazonポイントなるものが存在するものの、ポイント対象商品が極端に少なく、ポイント濁の楽天市場に比べて得した気分になれない部分があります。
しかも4月に送料無料キャンペーンが終了してしまい、お買い得感が得られないAmazonで年会費3,900円のAmazonプライムの会員になるのもどうかな?と迷っていたところです。
ところが最近になって「Amazon MasterCardゴールド」を作る事でAmazonプライムの会費が無料になった上に、Amazonでの買い物の際にAmazonポイントが2%付与される事に気が付きました。
「Amazon MasterCardゴールド」自体は1年半くらい前からあったようですが、送料無料キャンペーンの終了をきっかけに加入する人が増えているようです。
Amazon MasterCardゴールドに付与される特典
これはプライム会員に入っている人、これから入ろうとしている人向けのカードです。
Amazon MasterCardゴールドには次のような4つの特典があります。
- Amazonポイント3,000円分付与
- Amazonプライム年会費 3,900円→0円
- Amazonでのお買い物でAmazonポイント2%付与
- Amazon以外のお買い物でAmazonポイント1%付与
年会費は10,800円ですので、ちょっと高いと感じる部分もありますが、初年度に関しては「マイ・ペイすリボ」というリボ払いのシステムに登録しする事で5,400円の割引がありますので実質的には5,400円になります。
※「マイ・ペイすリボ」とは5万円以下の任意の金額を超えた分にのみ、リボ払いが適用されるシステムで、5万円までは手数料が掛かりません。
入会1年目はどれくらいお買い物をすればお得?
従って入会初年度から年会費が掛かりますが、これは「マイ・ペイすリボ」の利用で5,400円となりますし、入会ポイント3,000円を相殺すれば2,400円にまで下がります。
Amazonのお買い物については、通常の高還元率のカードでも1%程度の還元がありますので、それに比べれば1%お得です。
2,400円分のポイントをペイする為には、年間で24万円(月2万円)程度のAmazonでのお買い物が必要になります。
ただし、プライムの年会費が無料になっているので、細かい買い物でAmazonを頻繁に利用するのであればそれだけでもお得になるという見方も出来ます。
入会2年目はどれくらいお買い物をすればお得?
2年目以降は入会ポイントがなくなる代わりに、明細を紙ではなく「WEB明細」にする事で1,000円の割引が受けられます。
従って「マイ・ペイすリボ」適用後(前年1回以上のカード利用が必要)の金額5,400円-1,000円で4,400円となります。
これをペイする為には年間で44万円(月3.7万円)のAmazonでのお買い物が必要です。
さらにプライムの年会費が無料の特典がつきます。
この辺りは考え方次第ですが、既にプライムに入会している人ならメリットだけしかありませんし、実質の年会費は500円程度なので5万円のお買い物でペイできてしまいます。
Amazon MasterCardゴールド | 初年度 | 2年目以降 | |
---|---|---|---|
年会費 | 10,800円 | 10,800円 | |
割引 | 初回ポイント付与 | 3,000円 | - |
マイ・ペイすリボ | 5,400円 | 5,400円 | |
WEB明細割引 | - | 1,000円 | |
プライム会員費 | 3,900円 | 3,900円 | |
割引計 | 12,300円 | 10,300円 | |
月に2万円で たまるポイント(1%) | 2,400円 | 2,400円 | |
得する金額 | 3,900円 | 1,900円 |
「プライムに入ろうかな~?」と迷った事がある人は是非とも作っておくべきカードだと思います。
プライムに入るほどAmazonで買い物をしないという人には、次のような「Amazon MasterCardクラシック」というカードもあります。
Amazon MasterCardクラシックに付与される特典
Amazon MasterCardクラシックには次のような3つの特典があります。
- Amazonポイント2,000円分付与
- 初年度年会費 1,350円→0円
- Amazonでのお買い物でAmazonポイント1.5%付与
- Amazon以外のお買い物でAmazonポイント1%付与
クラシックの方は年会費が無料というのが大きなポイントだと思います。
ゴールドに加入するのはちょっと微妙?となるのはプライム会員の登録を考えておらず、月に1万円くらいのお買い物をする人ではないかと思います。
Amazon MasterCard クラシック | 初年度 | 2年目以降 | |
---|---|---|---|
年会費 | 0円 | 0円 | |
割引 | 初回ポイント付与 | 2,000円 | - |
割引計 | 2,000円 | 0円 | |
月に1万円で たまるポイント(0.5%) | 600円 | 600円 | |
得する金額 | 2,600円 | 600円 |
微々たる額かもしれませんが、時々アマゾンでお買い物をするなら作っておいて損はないカードだと思います。
Amazon MasterCard入会時に注意すべきポイント
「Amazon MasterCard」は、申し込みしたその日に簡易審査が行われる事を売りにしており、申し込みも簡単で面倒な書類の送付なども必要ありませんが、実質的には即時審査ではありませんので以下の点に注意して下さい。
実はカードの審査は2段階ある
Amazonの「即時審査」という表現方法が紛らわしいのですが、申し込んですぐに審査が終わるのは「Amazonテンポラリーカード」という仮のカードの発行に対してのみです。
「Amazon MasterCardゴールド」についてはその後に正式な審査が行われます。(この重要な点について、ネットでの申し込みが終わるまでに説明がないので、レビューでボロクソ書かれています)
仮発行される「Amazonテンポラリーカード」は大きな制約が4点ほどあります。
- 3万円までしか使えない
- この時点では新規入会ポイントが付かない
- Amazonプライムが使えない
- ダウンロードコンテンツなどの本人認証があるものには使えない
さて、これだけないない尽くしだと「Amazonテンポラリーカード」なんて全く意味のないもののように思えてしまいます。
これでお買い物した分のポイントも付与されないのであれば、全くメリットがないので「仮発行とは何だったのか?」という結論になります。
「Amazonテンポラリーカード」で買い物をしてみたのですが、どうやらこれは発送の段階でポイントが付くシステムのようで、「Amazonテンポラリーカード」の段階でもお買い物に対するポイントはしっかり付くことが分かりました。
すぐにポイントが付かなくても長期で考えてお得であれば
かなりボロクソ書きましたが、これは「Amazonの宣伝の仕方がまずい」という事であって、「Amazon MasterCard」の特典自体はかなり優秀です。
「今すぐポイントを使ってやる!」と意気込んで落とされた場合には腹が立ちますが、最初から即時審査ではないと分かっていれば、冷静にメリットを考える事が出来るかなと思います。
Amazon MasterCardゴールドの申し込み手順
画面右側の「今すぐ申し込む」ボタンを押すと再度ログインが求められますのでログインし直します。
因みにカード入会の際に「iD」という電子マネーサービスに申し込みを行うと、2016年5月13日~7月11日までの申し込みであれば3ヶ月以内に5,000円以上の利用があればAmazonポイントが1,000ポイント付与されますが、この「IDポイントは」Amazon.co.jpサイトでは使えないので申し込みは微妙です。
という訳で「iD」はスルーして「Amazon MasterCard」の即時審査に申し込みを行います。
申し込みは至って簡単で、氏名・住所・生年月日・電話番号・メールアドレス・銀行口座・免許証番号・などの項目を入力し、するだけです。
規約に同意の上、画面の下の方にある「同意の上次のページに進む」ボタンを押します。
以下、画面の指示に従って必要項目を入力しますが、1点注意しておきたいのが引き落とし口座にはネットバンクが使えない点です。
都銀・地銀・ゆうちょであれば概ね可能だと思います。
申し込みが終わったら確認すべき事
申し込みが完了すると登録したメールアドレスにメールが2通届きます。
ひとつ目は審査の受付のお知らせ、二つ目は仮審査が通ったお知らせで、私の場合は同時でした。
そこに「Amazonテンポラリーカード」の追加が終わりましたので、これから「Amazon MasterCard」の本審査に入りますよ的な内容が記載されていますので、支払い方法に「Amazonテンポラリーカード」が追加されているか確認します。
右上の「アカウントサービス」をクリックして、「お支払い方法の編集と削除」で「Amazonテンポラリーカード」が追加されていればOKです。
あとは審査が通れば、数日以内にカードが届きます。
Amazon専用のカードとして作ってみては如何でしょうか?
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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