「TL312S」ブリッツからセパレート型の2023年モデルレーダー探知機発表

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

先日ご紹介した一体型モデルの「TL312R」「TL402R」と合わせて、ブリッツからアンテナセパレート型の「TL312S」が発表されています。

「TL312R」「TL402R」は、先代モデルからのソフトウェア改良版でしたが、「TL312S」についても同様なようです。

「TL312S」の特徴

ブリッツのレーダー探知機の構成は、ややこしい部分があり、同じ2023年モデルでも「TL312R」「TL402R」と「TL312S」では、レーダー探知機としての基本機能が異なります。

・「TL312R」「TL402R」:Kバンド誤報切り分け機能あり
・「TL312S」:Kバンド誤報切り分け機能なし

「TL312R」「TL402R」は、コムテックの2021年モデル「ZERO 709/809LV」がベースとなった、Kバンド誤報切り分け機能がサポートされた系統の2023年モデルですが、「TL312S」はKバンド誤報切り分け機能がサポートされていない、コムテックの2020年モデル「ZERO 909LS」がベースです。

この時点で「TL312S」をおすすめする理由はほぼなくなってしましますが、それに加えて2023年モデルでは、レーダー式小型オービスMSSSによる、可変周波数に対する対応の面でもブリッツは他社製品に劣っています。

・ユピテル、セルスター:可変周波数の取締に対応と解釈できる表記あり
・コムテック:可変周波数の取締に対応と解釈できる表記なし

新たに追加された機能としては、速度に応じて不要な警報をカットする機能のみで、ハードウェア面での調整は行われていないようです。

一体型の「TL312R」「TL402R」は、ユピテル・セルスター製品に対して、24.1GHz帯の誤報カット機能のアドバンテージがありますが、「TL312S」にはそれもありません。

従って「TL312S」をおすすめする理由は、今のところ見当たりません。

コムテックのレーダー探知機は、もともと韓国のEMT OMEGAのOEM生産品と見受けられ、ブリッツはこの背景ごと引き継いでいるようですが、ドラレコと合わせてEMT OMEGAと取引があるコムテックとは異なり、ブリッツはレーダー探知機のみでの取引になろうかと思われますので、今後は大掛かりなハードウェアの改良は難しいのかも知れません。

コメント

  1. 水野康彦 より:

    ブリッツにはMSSSに対応した新製品を出す技術力が無いのでしょうかねぇ。
    コムテックが撤退したのが残念です。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      水野様
      ブリッツはヤル気ないように見えますね。
      コムテック時代から開発は韓国のEMT OMEGAがやってる筈なんで、やる気と調査能力の問題だと思います。

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