2018年10月8日更新~最新の情勢に合わせて全面的に内容を見直しました。
2018年の夏は常軌を逸する厳しい暑さが続き、なかなかオープンカーでドライブしようという気が起きませんでしたが「暑さ寒さも彼岸まで」と古くから言われるように、10月に入ってからは随分涼しくなり、ドライブ日和が増えて来ました。
ドライブの楽しさを追求していくと、最後は実用性皆無の趣味の乗り物であるオープンカーに行き着くと言われていますし、かく言う私も昨年はコペンを増車していますが、制限速度の低い日本の公道で目一杯車の運転を楽しみたい方は、是非オープンカーでのドライブを体験してみて下さい。
最近のオープンカーのレンタカー情勢
世の中全体的な傾向としては、若い世代の趣味が車から他の娯楽に流れ、オープンカーやスポーツカーの売上や車種は私が若かった頃に比べると激減しています。
また、車は所有するものからシェアするものに徐々に変わりつつある流れの中で、オープンカーやスポーツカーの売上不振とは裏腹に、逆にレンタカーやカーシェアリングサービスが充実して来ており、この2~3年でこれらの車種のレンタカーが増えているように思います。
とは言え、車種によってはかなり遠くまで行かなければ借りられませんし、都心の方に集中しているので、都心まで取りに行って都心から快適に走れるエリアに辿り着くまでにかなりの時間をロスします。
そう言った情勢で最も取扱い店舗が多く、レンタルし易いオープンカーNo.1と言える車種はやはりマツダのロードスターです。
という訳で、今回は国産オープンカーとしては最も癖がなく、万人に人気のあるロードスターのレンタカーを取り扱っているレンタカー屋さんを、北海道から沖縄までガッツリご紹介します。
北海道エリア
北海道は夏場の国内外からの観光客向けに、オープンカーやスポーツカーのレンタカー屋さんが最も多い地域です。
タイムズカーレンタル
ロードスターに関してはマツダ系のタイムズカーレンタルでレンタルが可能です。
店舗数が非常に多いので、目的地の都市でレンタル出来るかどうか、こちらからチェックしてみて下さい。
利用料金は6時間までで16,632円ですが、会員に登録すれば13,305円に割引されます。
北海道であれヴぁロードスター以外の車種も豊富ですので、北海道に旅行に出かける際には他の車種のレンタルも検討してみては如何かでしょうか?
東北エリア
東北エリアでは以下の店舗でロードスターのレンタカーを取り扱っています。
J-netレンタカー
J-netレンタカーでは以下の2店舗でロードスターのレンタルが可能です。
・新青森店
・本八戸店
レンタル料金はかなり控えめに設定されており、当日返却であれば10,800円~からとなります。
電話での申し込みだけのキャンペーン扱いになっているようですが、いつまでロードスターのレンタルを実施しているかなどは分かりません。(期間限定なしとは書いてありますが)
トランスミッションはATのみとなります。
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルでは、山形県・宮城県の一部の店舗でロードスターのレンタル料金50%オフのキャンペーンを実施中です。
宮城県…仙台空港
宮城県…仙台駅東口
宮城県…仙台五橋(仙台駅西口)
宮城県…仙台大町
宮城県…仙台二日町
宮城県…泉中央駅西口
宮城県…仙台扇町
宮城県…仙台南
宮城県…卸町駅前
宮城県…石巻
宮城県…古川駅前
山形県…山形駅前
山形県…庄内空港
山形県…酒田
山形県…米沢駅前
こちらのキャンペーンから都道府県別、各店のキャンペーンが確認可能です。
レンタル料金は6時間までで8,316円、12時間までで10,098円と非常にリーズナブルな設定となっていますので、山形・宮城方面に旅行に行く予定の方は是非お試し下さい。
※キャンペーン期間は2018年12月27日までとなります。
Ken Auto
宮城県仙台市のKen Autoはレンタカーの専門店ではありませんが、NBロードスターのMT車のレンタルを行っています。
レンタル料金は3時間で6,000円、6時間で10,000円となりますが、ロードスターのレンタカーとしては珍しいMT車ですので、仙台方面に旅行に行かれる方は検討してみては如何でしょう?
秋田県、岩手県、福島県は情報募集中
秋田県・岩手県・福島県ではロードスターのレンタカーは見つかりませんでした。
関東エリア
関東エリアはタイムズカーレンタルを始めとして、かなりロードスターレンタカーが多いので選択肢が豊富です。
タイムズカーレンタル
関東エリアでも東京都・神奈川県・千葉県・茨城県・栃木県の一部店舗において、ロードスターの半額キャンペーンを実施中です。
東京都…永田町駅前(東京ガーデンテラス紀尾井町)
東京都…北千住駅前(北千住マルイ)
東京都…品川駅前(シナガワグース)
東京都…タイムズステーション有楽町イトシア
東京都…大手町・東京サンケイビル
東京都…目黒碑文谷(タイムズイオンスタイル碑文谷第1駐車場)
東京都…恵比寿駅前
東京都…笹塚駅前
東京都…タイムズステーション池袋
東京都…中野サンプラザ
東京都…環七小茂根
東京都…羽田羽田空港第1ターミナルカウンター
東京都…羽田空港第2ターミナルカウンター
東京都…千歳船橋
東京都…八王子駅南口
東京都…立川駅南口
東京都…府中駅前
東京都…潮見駅前
千葉県…津田沼駅前(Loharu津田沼)
千葉県…船橋
千葉県…成田空港成田空港第1ターミナルカウンター
千葉県…成田空港第2ターミナルカウンター
千葉県…蘇我駅前
神奈川県…横浜駅東口(横浜ベイクォーター)
神奈川県…藤沢駅前
神奈川県…川崎駅前(タイムズステーション川崎)
神奈川県…新子安関内駅前(タイムズステーション横浜関内)
神奈川県…新横浜駅新幹線口(新横浜プリンスホテル)
神奈川県…平塚海老名駅西口
茨城県…水戸駅南口
茨城県…土浦駅東口
茨城県…つくば駅前
茨城県…勝田駅前
茨城県…守谷
栃木県…宇都宮
栃木県…足利市駅前
栃木県…小山
こちらのキャンペーンから都道府県別、各店のキャンペーンが確認可能です。
レンタル料金は6時間までで8,316円、12時間までで10,098円と非常にリーズナブルな設定となっていますし、つくばなど、比較的東京からもアクセスが良い店舗もありますので、ロードスターをレンタルする為だけにつくば方面に出かけ、筑波山をドライブしてみては如何でしょうか?
※キャンペーン期間は2018年12月27日までとなります。
オリックスレンタカー
オリックスレンタカーでは、茨城県・埼玉県・千葉県・東京都の一部の店舗で、2018年10月1日~2019年3月31日までの期間で「MTスポーツカーに乗りたい!レンタカーで体験キャンペーン」を実施中です。
東京都…綾瀬SSカウンター (母店:松戸駅前店)
東京都…R6青戸SSカウンター (母店:松戸駅前店)
東京都…東金町SSカウンター (母店:松戸駅前店)
東京都…瑞江駅前店
東京都…葛西店
東京都…東雲駅前店
埼玉県…さいたま中央店
埼玉県…東浦和中尾カウンター
千葉県…千葉駅前店
千葉県…千葉浜野店
千葉県…海浜幕張駅前店
千葉県…千葉新港カウンター (母店:千葉駅前店)
千葉県…稲毛海岸駅前カウンター (母店:千葉駅前店)
千葉県…松戸駅前店
千葉県…北小金SSカウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…南花島SSカウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…松戸栄町カウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…松戸三矢小台SSカウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…松戸カウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…古ヶ崎SSカウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…流山江戸川台SSカウンター (母店:松戸駅前店)
千葉県…おおたかの森SSカウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…我孫子SSカウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…西白井駅前カウンター (母店:船橋市役所前店)
千葉県…本八幡店
千葉県…船橋市役所前店
千葉県…本中山SSカウンター (母店:本八幡店)
千葉県…船橋金杉カウンター (母店:船橋市役所前店)
千葉県…船橋馬込沢SSカウンター (母店:船橋市役所前店)
千葉県…船橋日大前SSカウンター (母店:船橋市役所前店)
千葉県…船橋上山町SSカウンター (母店:船橋市役所前店)
千葉県…北柏SSカウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…柏高田SSカウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…柏の葉キャンパス駅前店
千葉県…R16野田山崎ウエストSS受付カウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…R16野田山崎イーストSS受付カウンター (母店:柏の葉キャンパス駅前店)
千葉県…成田空港第2ビルカウンター (母店:成田空港店)
千葉県…成田空港第1ビルカウンター (母店:成田空港店)
千葉県…成田空港店
千葉県…茂原公園前店
■ オリックスレンタカー MTスポーツカーに乗りたい!レンタカーで体験キャンペーン
レンタル料金は6時間で9,234円~となりますが、MT車がレンタル出来るのは魅力ですね。
おもしろレンタカー
おもしろレンタカーは、千葉県を中心に関東エリアでは東京、埼玉などに店舗を展開している、スポーツカー専門のレンタカー屋さんです。(前にMR-Sをレンタルしました)
ここは結構車種の入れ替わりが激しいのですが、NA・NB・NC・NDと各世代のロードスターを取り扱っています。(取扱い車種は店舗ごとに異なる)
NDロードスターについてはMT車となっており、レンタル料金は6時間で10,080円となります。
NDロードスターは1500ccが野田店・成田空港店、2000ccのタルガトップのRFが野田店での取り扱いとなっています。
100円レンタカー
埼玉県にある100円レンタカーセルヴィス三郷店では、2000ccのロードスターRFのレンタルを実施しています。
こちらもトランスミッションはMTで、レンタル料金はこの車両のクラスが不明確なので直接お店に問い合わせてみて下さい。
他のグレードだと最高で5分/100円なので、6時間だと6,000円位になりますが、ロードスターについては扱いが良く分かりません。
平塚市~ふるさとチョイス
こちらはなかなか面白い試みですが、平塚市ではふるさと納税の返礼としてロードスターの12時間分のレンタル券を配布しています。
4万円以上のふるさと納税が必要ですので、今からの乗りたいから…という訳には行きませんが、今後のふるさと納税の候補に入れてみては如何でしょうか?
甲信越エリア
新潟県・長野県・山梨県ではロードスターのレンタカーは見つかりませんでした。
東海エリア
タイムズカーレンタル
東海エリアでは割引キャンペーンなどは実施していませんが、愛知県・静岡県の以下店舗においてロードスターのレンタルが可能となっています。
・愛知県…名古屋新幹線口店~MT/AT車
・愛知県…名古屋駅前店~MT/AT車
・愛知県…上前津店~MT/AT車
・愛知県…刈谷駅前店~MT/AT車
・愛知県…豊橋新幹線口~MT車
・静岡県…三島駅南口~MT/AT車
名古屋市内では、以下のバジェットレンタカーもロードスターの取扱いがあります。
バジェットレンタカー
バジェットレンタカーでは愛知県の金山駅前店、岡崎駅前店で2000ccのロードスターRF(AT)と、1500ccのMT車のレンタルを行っています。
レンタル料金は最短で12時間の19,440円~となっていますので、ちょっと高めかな~という印象ですね。(6時間プランがあると良いのですが)
J-netレンタカー
J-netレンタカーでは、静岡店・静岡駅新幹線口店の2店舗でロードスターのレンタルを行っています。
レンタル料金は24時間~14,040円ですので、時間割りで考えると比較的安い方ですね。
トランスミッション未確認ですので、直接お店に問い合わせて下さい。
サムタイムカーレンタル
静岡県浜松市のサムタイムカーレンタルでは、NB・NDロードスターの取扱いがあります。
こちらは60分~2,980円のチョイ乗りプランから利用可能ですので、試乗がてらに少しだけロードスターに乗ってみたい方におすすめです。
なお、トランスミッションについては未確認ですので、直接お店に問い合わせて下さい。
北陸エリア
富山県・石川県・福井県ではロードスターのレンタカーは見つかりませんでした。
関西エリア
関西エリアではタイムズカーレンタルのロードスターの取扱い店舗が多く見受けられます。
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルでは、滋賀県・京都府・大阪府の一部の店舗において、レンタル料金が平日50%、土日祝祭日30%オフのキャンペーンを2018年12月2日まで実施しています。
滋賀県…大津膳所駅前
滋賀県…南草津駅前
滋賀県…米原駅前
京都府…四条烏丸
京都府…五条河原町
京都府…京都駅烏丸口(京都ヨドバシカメラ内)
京都府…京都新幹線口
京都府…かどの八条
京都府…伏見新堀川
大阪府…中之島フェスティバルタワー
大阪府…大阪駅西
大阪府…四天王寺夕陽丘
大阪府…なんば駅前
大阪府…関目高殿
大阪府…新大阪駅前
大阪府…新大阪木川
大阪府…鶴見
大阪府…北浜
大阪府…大阪国際空港 (対応:大阪空港北)
大阪府…大阪空港北
大阪府…東大阪長田
こちらのキャンペーンから都道府県別、各店のキャンペーンが確認可能です。
兵庫県の店舗ではこのキャンペーンをは実施していませんが、通常料金であれば以下の店舗でロードスターの取扱い自体は存在しています。
兵庫県…三宮駅前店~MT/AT
兵庫県…神戸空港店~MT/AT
奈良県・和歌山県においては、他社も含めてロードスターレンタカー屋さんは見つかりませんでした。
中国・四国エリア
中国・四国エリアでは一部の都道府県においてロードスターの取扱いがあります。
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルレンタルでは、現状確認する限り広島県・愛媛県の以下店舗のみでロードスターのレンタルを行っているようです。
広島県…広島新幹線口~AT
広島県…広島駅南口(BIG FRONT ひろしま)~AT
広島県…広島駅前大橋~AT
広島県…福山駅前~AT
広島県…福山入船~AT
広島県…福山蔵王~AT
広島県…新尾道駅前~AT
広島県…三原駅前~AT
愛媛県…松山駅前店~AT
愛媛県…松山店~AT
愛媛県…松山空港店~AT
愛媛県…松山三番町店~AT
愛媛県…松山観光港店~AT
愛媛県…新居浜店~AT
愛媛県…今治店~AT
平成レンタカー
平成レンタカーではの丸亀駅前店でロードスターの取扱いがあります。
岡山県・愛媛県にも店舗があり、申し込み自体は出来るようです。
レンタル料金は6時間までで16,200円となっていますので、やや価格が高めですね。
鳥取県、島根県、山口県は情報募集中
鳥取県、島根県、山口県ではロードスターのレンタカーは見つかりませんでした。
九州エリア
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルでは福岡県内の都市部のほとんどの店舗と、長崎県・大分県・宮崎県・鹿児島県の一部の店舗でロードスターのレンタルが可能です。
長崎県…長崎空港~AT
長崎県…長崎駅前通り~AT
長崎県…長崎市役所通り~AT
長崎県…諫早~AT
長崎県…佐世保駅前~AT
長崎県…長崎大学前~AT
大分県~大分空港~AT
大分県~大分駅前~AT
大分県~別府駅前~AT
宮崎県~宮崎空港前~AT
宮崎県~宮崎駅前~AT
宮崎県~宮崎住吉~AT
宮崎県~西都城駅前~AT
宮崎県~延岡~AT
宮崎県~日向~AT
鹿児島県~鹿児島空港~AT
鹿児島県~鹿児島西~AT
鹿児島県~薩摩川内~AT
鹿児島県~鹿児島中央駅前~AT
霧島国分~AT
WINDY
WINDYは福岡空港と宮崎空港に店舗を展開するオープンカー専門のレンタカー屋さんです。
ロードスターについてはMT車の取扱いがあり、福岡空港と宮崎空港のどちらでもレンタルが可能です。
レンタル料金は8時間までで16,000円からとなっています。
佐賀県、熊本県は情報募集中
佐賀県、熊本県ではロードスターのレンタカーは見つかりませんでした。
沖縄エリア
沖縄県は観光スポットも多くレンタカーの市場規模が国内最大ですので、ロードスターを取り扱っているレンタカー屋さんも非常に多くなってます。
タイムズカーレンタル
タイムズカーレンタルでは以下の沖縄本島の店舗でロードスターのレンタルが可能です。
那覇空港~AT
那覇国際通り~AT
那覇泊港~AT
那覇久米~AT
中部~AT
スカイレンタカー
スカイレンタカーでは那覇空港店において、ロードスターのMT/AT車のレンタルを行っています。
レンタル料金はシーズンにもよるかと思いますが、10月中旬だと当日返しで6千円台からとかなり安く設定されています。
58ドライブ
沖縄県那覇市内にある58ドライブでは、NAロードスター、NCロードスター、NDロードスターのMT車のレンタルを行っています。
レンタル料金は当日返しで16,200円となります。
GRACE OKINAWA
沖縄県那覇市内にあるGRACE OKINAWAでは、NDロードスターのMT/AT車のレンタルを行っています。
レンタル料金はAT車が7,560円~/日、MT車が12,960円~/日となっていますが、現時点で確認したところでは、人気があるのかほとんど予約が取れない状態です。
沖縄スピードレンタカー
沖縄県那覇市内にある沖縄スピードレンタカーではNDロードスターのMT車のレンタルを行っています。
レンタル料金は1泊2日で11,858円~(シーズンによる)との事で、料金的にはかなり安めとなっています。
グッドカーライフ
沖縄県那覇市内に営業所があるグッドカーライフでは、NDロードスターの2000ccRFのAT車のレンタルを行っています。
レンタル料金はシーズンにもよりますが、9,180円/1日となっています。
カーシェアリングを使うという手もある
近隣にロードスターを取り扱っているレンタカーがないという場合には、最近は車を借りる方法にとしてレンタカーではなく、5分~200円などのカーシェアリングを使うという方法も普及し始めていますので、こちらを検討してみても良いかも知れません。
有名どころではタイムズカープラス、オリックスカーシェア、Carecoなどが挙げられます。。
大手のカーシェアリングではロードスターは借りられない
手続きが簡単で、短時間のレンタルであれば、カーシェアリングの方が全体的に料金は安くなりますが、これらのカーシェアリングは実用性を重視していますので、オープンカーの取扱は今のところありません。
因みに、レンタカーとカーシェアリングとの違いは、法律的な面から言えばレンタカー業は車を貸して収益を得るという許認可が必要な業務になりますが、カーシェアリングはあくまでも他のユーザーと車を共有使用するという名目ですので、許認可は必要ありません。
また、貸し出しや返却の際も、ステーションでICカードなどで開錠するのがスタンダードで、窓口でいちいち免許証を提示したり、代金を支払ったりする手間がありません。
また、ガソリンは満タン返しですが、ガソリン代は貸し手側が支払うのが一般的です。
これらのカーシェアリングは、実質的には大手レンタカー会社が15分刻みで車をユーザーに貸し出しているという業態ですが、この大手のカーシェアリングとは一線を画した業態があります。
フランチャイズのカーシェアリング アースカー
アースカーはフランチャイズにより、レンタカーの許認可を受けていない法人や個人事業主が車をユーザーと直接シェアという形で貸し出すシステムです。
フランチャイジーは90万円程度の加盟料や初期費用を本部に支払っていますので、基本的には商売としてカーシェアリングを行っている貸手が多いようです。
業態としては大手のカーシェアリングとは違いますが、ユーザーから見た場合の違いはほとんどありません。
パソコンやスマホで予約、会員カードかスマホの「FeliCa」というICリーダーを使用して車のドアを開錠するだけです。
特徴としては、レンタカーや大手のカーシェアリングが需要の多い車種を仕入れて貸出しているのに対して、アースカーの場合は個人や法人が、車を使わない時に貸出しているケースもありますので、需要が少ないような変わった車が見つかる場合があります。
こちらの検索ウィンドウでメーカーや車種、車のタイプを指定して検索する事が出来ます。
また、料金設定に時間+距離×単価という概念があり、車種によっては距離を乗る人にはやや高めになる傾向があります。
因みに新型ロードスターの場合は、15分450円で、1km走行するごとに20円となっています。
仮に6時間借りて100km走行した場合、ガソリン台込みで12,800円免責補償込みです。
アースカーのノンオペレーションチャージは軽微なものだと20,000円、車種や状態が悪いと上限は25万円になっていますので、ちょっと尻込みしてしまいそうです。
個人と個人のカーシェアリング
これから紹介する3つのカーシェアリング、Anyca(エニカ)・Greenpot・CaFoReの3つのカーシェアリングは、アースカーよりも更に新しい業態です。
アースカーと違う点は以下の点です。
原則としてはオーナー(貸手)は個人で、普段あまり使わない車を遊ばせておくのは勿体ないので、貸し出して少しでも維持費の足しにしようという考えの人が車を貸し出しています。
オーナーは個人ですので事務所を構えておらず、ユーザーはオーナーと打ち合わせて指定の場所に車を取りに行く事になります。
レンタカーを借りた事がある人なら分かると思いますが、通常だと事務所で免許証と傷や凹みの確認などを行いますが、これらのカーシェアリングの場合はオーナーとの車両受け渡し場所で確認します。
手順としては、メールやアプリで連絡のやりとりを行い、受け渡し場所などを決定します。
貸し出しの形態はカーシェアリングですが、受け渡し自体は事務所が無いレンタカー屋さんだと考えて貰えると分かり易いかと思います。
大体これらの三つのカーシェアリングともに同じような感じになるのですが、補償やオーナー側に掛かる手数料などが結構違いますので、その分貸出料金に跳ね返って来ているような感じがします。
運営会社 | DeNA | ライフシェア ワークス | WAKE | |
---|---|---|---|---|
サイト | Anyca | Greenpot | CaFoRe | |
会費 | 無料 | 無料 | 無料 | |
オーナー負担手数料 | 10% | 25% | 10% | |
法人オーナー登録 | 不可 | 可 | 可 | |
プラン | 6時間 | 車両価格などによる | 1,400-7,000円 | オーナー任意 |
12時間 | 1,750-8,750円 | |||
24時間 | 2,450-12,250円 | |||
保険料 | 車両保険なし | - | 500円/日 | 2,680円/月 (ユーザー側) |
車両保険あり | 1500円/日 | 1500円/日 | 1,080~3,240円/月 (オーナー側) |
|
対人/対物 | 無制限 | 無制限 | 無制限 (対物免責5万円) |
|
車両保険内容 | ~300万円 | ~300万円 | 10~30万円 | |
車両盗難 | 保証外 | 保証外 | 保証外 | |
免責 | 車両のみ15万円 | 車両のみ15万円 | 5万円(貸手側) | |
免責保証 | 無し | 無し | 無し | |
支払い | クレジット | クレジット | クレジット(5%) | |
連絡 | スマホアプリ | メール | ウェブ | |
免許証 | 当日チェック | 当日チェック | 当日チェック | |
受け渡し | 立ち合い | 立ち合い/ CKシート有 | 立ち合い | |
ガソリン | 満タン返し | 満タン返し | 満タン返し |
Anyca(エニカ)の特徴
これらの3つのカーシェアリングの中では、最も登録車両やユーザー者数が多く、補償の内容も充実しています。
Anycaがオーナー側から徴収する手数料が10%と低く、保険料も最低クラスですので、最もバランスが取れていて安く登録しているオーナーが多い印象です。
注意すべき点は、車両保険上限が300万円で、それを超えた分はオーナーとユーザーで協議しなければならないという点、車両保険の免責に15万円掛かるという点です。(対人・対物に関しては免責なし)
また、盗難に関しては保証がありません。
従って事前にオーナーに確認したいのは、事故の際の修理費用が300万円を超えた場合と、車両盗難に遭った場合にどうするかという点です。
また、ノンオペレーションチャージについては、Anycaは法人オーナーの登録を認めていないので、ほぼないものと考えて良いと思いますが、不安であれば事前に確認する事をお勧めします。
さて、デメリットばかりを挙げてしまいましたが、Anycaの魅力は色々な車を安く借りる事が出来る点です。
例えば新型ロードスターであれば12時間7,280円ですので、保険料を合わせても8,780円とかなり安いです。
利用料金だけでみれば、最安値と言えると思います。
Greenpot
Greenpotはオーナーが徴収される手数料が25%と高いのが特徴ですが、ユーザー側からみればAnycaと条件は変わらないかも知れません。
注意すべき点もAnycaと同様ですが、オーナー側にとって魅力がないシステムなので登録台数が少ないのが難点です。
因みに、今のところ新型ロードスターの登録は1台もありません。
CaFoRe
CaFoReは保険が1日単位ではなく、1ヶ月単位で車両保険はオーナー側は支払うのが特徴です。
ごくたま~に使う人には向いていないシステムですし、対人対物に5万円という免責がある上に、クレジット決済の手数料が5%上乗せされます。
オーナーにとっても車両保険の負担と車両保険が30万円までしか支払わられないなど、過酷な条件だと言えますので、やはり登録台数は少なく、料金も高めです。
新型ロードスターの場合は、1台のみの登録で価格はAnycaの2倍程度となっています。
GreenpotとCaFoReは法人オーナー登録が可能なので、やはりオーナー側がそこそこ利益を取らなければならない部分があるように思います。
ディーラーのがロードスターの1日貸出キャンペーンを利用する手も
最後になりますが、各地域でのMAZDAのディーラーでは、時々ロードスターの一日試乗キャンペーンを行っている事があります。
過去に私は関東マツダでこのキャンペーンを実施していた時に、ロードスターに一日試乗してみた事があります。
地域によってこのキャンペーンを実施していたり、しなかったりなので、最寄りのMAZDA」ディーラーでの実施状況を調べてみましょう。
普段はランエボXに乗っているのですが、最近ほとんど車に乗る時間が取れず、「どうせなら梅雨に入る前に、何としてもロードスターでドライブに出掛けて日頃溜まった鬱憤を晴らしたい!」と思い立ったのがきっかけで、当初はレンタカーを借りるつもりだったのですが、ロードスターを扱っているレンタカー屋さんは少なく、場所も遠かったことから、関東マツダの1日試乗キャンペーンを利用させて頂きました。
NDロードスターについては既に色々なところで情報が出ていますし、ガチンコでスポーツカーが好きな人は既に試乗済みの方も多いのではないかと思いますので、スポーツカーには乗ったことはないけど乗ってみたいと思っている人や、子供から手が離れて夫婦で乗れるセカンドカーにオープンカーはどうかな?と思っている人向けにNDロードスターの魅力をお伝えしたいと思います。
NDロードスターってどんな車?
NDロードスターは2015年の5月21日に発売され、そろそろ1年が経とうとしています。
車に興味がある人でロードスターという車名を知らない人はいないくらいに有名な車なのですが、1989年に発売された初代NAロードスターから数えて、このモデルは4代目に当たります。
こちらが初代のNAロードスターですが今でも時々走っているのを見かけますね。
【https://www.carsensor.net/】
もともとは1,600ccの軽量オープンスポーツで、軽いボディで車を自在に操る事が出来るのがロードスターの魅力でしたが、マイナーチェンジやモデルチェンジを重ねるごとに排気量とボディの大型化が進み、NDの1つ前のモデルであるNCロードスターでは2,000ccまで排気量がアップ、車体の大きさや重量もそれに伴い大きくなってしまいました。
NDロードスターの大きなコンセプトのひとつにロードスターの原点への回帰というものがあり、それに伴ってエンジンのダウンサイジング、車体の小型化・軽量化が図られています。
歴代ロードスター | 販売期間 | 排気量(cc) | 車体重量(kg) | 全長(mm) | 最高出力(ps) |
---|---|---|---|---|---|
NA | 89.05~ | 1,600~1,800 | 940~1,020 | 3,970 | 120~130 |
NB | 98.01~ | 1,600~1,800 | 1,010~1,100 | 3,955 | 125~172 |
NC | 05.08~ | 2,000cc | 1,090~1,140 | 4,020 | 162~170 |
ND | 16.05~ | 1,500cc | 990~1,060 | 3,915 | 131 |
3代目のNC型と比べると随分と軽く、小さくなっている事が分かりますね。
初代のNAロードスターは軽量FRスポーツカーとして、車をコントロールする楽しさを最大限に追求したモデルで、コーナリング中のリアの滑り出しを早めに設定する事でドライバーが車の限界を把握し易くする仕様でした。
何の予兆もなく、限界を超えていきなりリアが大滑りすると立て直しが困難ですが、NAロードスターの場合は徐々に滑り出すのでそれをコントロールするのが楽しいといったところです。
反面、その特性を知らない人が乗ってしまうと、あらぬ方向に車が向いてしまう危険性もあります。
つまり、誰でにでも気軽に乗れる車とは言い難い特性を持っていたとも言えます。
その点、NDロードスターの場合はどうかというと、こちらは時代の流れに合わせて電子制御で滑らないようになっています。
リアを滑らせてコントロールする楽しさは半減していますが、コーナリング性能自体が極めて高く、ブレーキの効きも物凄く良い為、誰でも安心してコントロールできる一般受けする車だと言えるでしょう。
とにかくカッコ良く、高級感が漂うNDロードスター
NDロードスターのモデルチェンジは、フロント~リアまで大幅なデザインの変更が行われています。
精悍なフロントマスクに、前後のフェンダーの張り出し、そして特にリア周りのデザインは欧州車の雰囲気を感じさせます。
NDロードスターは、デザイン面ではNCよりも車格が1ランク上がっているようにも思えますね。
NDロードスターの人気は?
ネット上では同時期に発売されたホンダの軽スポーツ「S660」との納品待ちの期間との対比で、待ち期間が短いロードスターは売れていないのではないか?との憶測があります。
この点について聞いてみたのですが、ディーラーの営業の方のお話では販売位数は好調で、納期待ちの期間が短いのは生産ラインの規模によるものとの事です。
MAZDAは全社的にロードスターの販売に力を入れており、最初からニッチな市場を狙っているHONDAのS660の生産ラインではキャパが全く違うので、納品町の期間は全く対比の基準にならないとの事でした。
ロードスターは、計画以上に順調に売れているとの事で、人気の方は上々のようです。
NDロードスターに試乗してみて感じた事
今回試乗したのは、6MTではなく6ATの方です。
たまたま開いていたのが6ATだったので特に大きな意味はありませんが、グレードは最上位のSレザーパッケージです。
インテリアも高級感が漂う
シートもレザーで、ダッシュボードやコンソールパネルもプラスチッキーな感じが無く、かなり高級感あふれるインテリアとなっています。(ランエボXのインテリアがショボ過ぎるという話も…)
ややアクセルペダルが遠い?という印象を受けましたが、慣れてしまえばどうという事はありません。
ナビは標準装備のマツダコネクト
NDロードスターは標準装備のマツダコネクト以外のカーナビを設置するスペースがありません。
楽ナビのスマートコマンダーのようなコントロールユニットがついているので、操作性は良いのですが、やはる市販のカーナビに比べると彩度や自由度に関してはイマイチという印象です。
昨年から使いだしたケンウッドの「MDV-Z702」に比べるとあまり良い物には思えないです。
あまり使い込んでいないので案内の精度のレベルに関しては分かりませんでした。
乗り心地は思った以上に良い
ロードスターはガチガチのスポーツカーではないので、当然かと思いますが、街乗りや高速道路での乗り心地はかなり良い方だと思います。
サスペンションがしっかり段差の振動を吸収してくれて、同乗者も全くストレスを感じないレベルですが、柔らかいというよりも、しなやかと言った表現が適当でしょうか。
高速道路の段差も「タタン!」と言った感じで超えてくれます。(ランエボXの場合は「ダダン!」)
幌の開閉が5秒以内に終わる
幌の開閉は自動ではありませんが、1か所のフックで固定している為、開閉が非常に簡単で5秒以内に終わります。
急に雨が降って来ても信号待ちなどの間に閉める事が出来るので、かなり扱いやすいという印象を持ちました。
オープンの状態でも風はそんなに入らない
オープンカーで窓を全開にして走ると、風の吹き込みが大変な事になると想像してしまいがちですが、NDロードスターの場合は風の流れが非常に良くコントロールされており、窓を全開にしていてもそこまで風は入って来ません。
フロントガラスまでの距離がとても近いので、ランエボXで窓を全開にした時の方が断然風の吹き込みが多いです。
130psでもストレスを感じない加速!
2,000ccあった先代のNC型が160~170馬力だったのに対して、NDロードスターのエンジンは1,500ccにダウンサイズされ、出力も130馬力に下がっています。
この点がもっとも気になっている方が多いのではないかと思いますが、やはり車体が軽いので街乗りレベルでは一切ストレスを感じない加速感です。
これ以上馬力があっても持て余すだけではないかと思います。
一般道ではあまりベタ踏み出来るシチュエーションがなかったので、高速道路の合流でほぼ停車状態からのフル加速を試してみました。
結構な上り坂ではありますが、気持ちよくレッドゾーンまで回って加速しているのがお分かり頂けるでしょうか?
NDロードスターはかなりのコーナリングマシン!
街乗りではコーナリングの性能まで分からなかったので、アップダウンの激しいワインディングも走ってみました。(制限速度を意識しながら)
上り坂でも普通に流す分には全くストレスを感じない加速感はありますが、なんといっても驚いたのはその高いコーナリング性能です。
ぴったりとタイヤが路面に吸い付き、まるでレールの上を走っているような感覚でハンドルを切った分だけ曲がって行きます。
ボディの剛性がなんちゃらと良く言いますが、これが剛性によるものか足回りのセッティングや全体の重量配分によるものかは分かりませんが、感覚的には地を這いながら曲がって行くような感じです。
ロールがやや多いという意見を見かけますが、ほとんどロールしないランエボXと比べてもそこまで気になるレベルではありませんし、ブレーキングの際のフロントの沈みも普通の車に乗っている人にしてみたら「全然沈まない?」レベルではないかと感じました。
サーキット走行とかの話ではありませんし、この車の限界を感じるのは公道ではまず無理だと思います。
因みに5月14日にスポーツランド「SUGO」で開催されているスーパー耐久第2戦では、ST-5クラスでNDロードスターがぶっちぎりで優勝しているそうです。
ブレーキの効きも抜群に良い!
ブレーキ性能を試すつもりはなかったのですが、危うく猫を轢きそうになった時にNDロードスターのブレーキの効きを体感しました。
片側2車線道路の右側車線を走っていたのですが、反対側の車線からトップスピードに乗った野良猫がいきなり飛び出してきました。
流石に2車線道路で反対側の歩道の野良猫の存在には気が付きませんので、いきなり目前に猫が現れた形になったのですが、もちろんそこでフルブレーキです。
猫が飛び出してきたのにも驚きましたが、NDロードスターの抜群のブレーキの効きにも驚きました。
残念なのは6ATのトランスミッションだけ
ここまで良い事ばかりしか書いていませんが、唯一残念だったのが6ATのトランスミッションです。
マツダのATと言えば「SKYACTVE-DRIVE」が有名ですが、NDロードスターのATトランスミッションはアイシンに外注に出して作られたものだそうです。
Dレンジに入れている限りはそこまで不満はないのですが、パドルシフトでシフトアップした時に回転数が上がり、変速ショックがあるのが気になります。
逆にパドルシフトでシフトダウンの際はちゃんとブリッピングが入りますのでほとんどショックはありません。
マニュアルモードではなく、スポーツモードでDレンジに入れて、シフトダウンだけパドル使えば、割と良い感じで走れました。
ロードスターのまとめ
6ATにはやや不満点がありますが、それ以外の点についてはどれも素晴らしい出来ではないかと思います。
爆発的な加速力はありませんが、強力なブレーキとコーナリング性能で、誰でも気軽に安全にオープンスポーツを楽しむ事が出来る車です。
やはり理想は6MTですが、まったり走るなら6ATでも充分楽しめると思います。
個人的にはどうしても6MTが気になるので、次回はレンタカーでも借りてみようかと思います。
それくらいATの部分以外は完成度が高い車です。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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