関東も梅雨に入り、そろそろ全国的に雨の日が多くなりそうですね。
私が雨の日に車を運転していて面倒に感じる事のひとつが自宅の車庫入れです・・・なんて事を昨年の今頃に記事にしようと考えて、サイドミラー用の撥水コーティング剤の比較をやろうと思ったのですがモノだけ買って丸々一年放置してしまいました。
洗車の度に思い出してやろうかと思うのですが、それが毎回洗車が終わった段階で思いつくものですから、せっかく綺麗に吹き上げてワックスなりコーティングのメンテナンス剤も塗布したのに水を掛けて拭き直すのはどうもなぁ…という事でいつも後回しにしてしまうんですよね。
そんな感じで実験が一年遅れてしまいましたが、今回は洗車前に思い出したのでしっかり比較しましたよ!
選んだのはガラコとカーメイトの2種類
比較と言ってもそんなにたくさんミラーのコーティング剤がある訳じゃないですし、そもそもサイドミラーは2つしかないので選んだのはガラコとカーメイトの2種類です。
成分表記は2つとも同じく「アルコール類」「シリカ」となっていますね。
大して気合の入っていない実験ですが、オプションで禁忌とされているミラー以外のサイドガラスやリアウィンドウにも吹きかけてみました。(流石にフロントガラスは復旧が面倒なのでやめました)
2ヶ月前に飛び石で交換したばかりなので、そのうちフロントガラスの撥水剤の比較もやろうと思ってます。
こんな感じで見事にお亡くなりになられました。
まずは施工前の撥水テスト
とりあえず施工前後の比較をしなければならないので、左右のミラーとも霧吹きで水を掛けて雨の状況を再現してみました。
普通に水滴が付きまくりますね、何もしないとこんなもんです。
コーティング前の下地の処理
ミラーのコーティングもボディと同様にコーティング前に固着した汚れや油脂類を落とさないとコーティングがしっかり乗らないので、定番のキイロビンで汚れを落とします。
油膜をおとすやつですね。
使い方は特に説明するほどのものでもないですが、付属のスポンジで円状に擦るだけです。
…で水で洗い流してからタオルで水を拭き取ります。
コーティングはスプレーを吹きかけるだけ
コーティングはスプレーを吹きかけるだけですが、結構液ダレしますのでミラーの周りにコーティング剤が垂れないようにチラシなどで周りを囲ってからやった方が良いです。(写真撮り忘れました)
液ダレするくらいに満遍なく吹きかけてそのまま乾くまで放置します。
左側のサイドミラーにカーメイト、右側にガラコを使用しました。
乾くとちょっと白っぽくなりますね。
写真だとわかりにくいですが、カーメイトの方が白さが強く出ます。
で…この後水を吹きかけたらどうなったかというと…。
違いは一目瞭然、撥水性は100%ガラコの勝ちですね。
カーメイトほどミラーが白くならないのも良いところです。
禁忌とされているガラス面にカーメイト「ZERO WIPER」を吹いた
ここから先は本来やってはならない事なのですが、やるなと言われる事ほどやってみたくなってしまうものです。(笑)
ミラーコートとしてはガラコの方が優れていると分かったので「ZERO WIPER」の使い道が、なくなってしまったというのもその理由のひとつです。
因みに何もしない状態でのサイドガラスの撥水感はこんな感じです。
まあ、雨が降ったら普通にこうなりますね。
リアウィンドウはワイパーレスなのですが微妙な撥水感です。(1年くらい前に親水コートをしてらい放置)
この2ヶ所に余った「ZERO WIPER」を容赦なく吹き付けてやった結果!
ガビガビのギラギラに!
何となくロクな事になならないだろうと感じてはいたのですが予想通りの結果ですね。
一応撥水コーティングなのでこの状態での撥水性がいかほどの物か試してみました。
サイドガラスの撥水感が半端ないですが、白い粉状態の物がやたらと飛び散ります。
表面に張り付いていたシリカが剥がれ落ちた感じでしょうか。
クソの役にも立たない実験のように見えますが、この実験で一つ分かった事があります。
それはこの後洗車した際に、この「ZERO WIPER」を吹いたエリアはカーシャンプーを使わずに水洗いを行い、タオルで拭き取っただけで原状復帰が出来ていまい、撥水性も元に戻ると分かった事です。
タオルで説明書きにも「タオルで拭くと落ちますので拭かないで下さい」と書いてありますが、ここまで簡単に落ちてしまうとは思いませんでした。
おそらくガラコの方もこの点は同じだと思いますので、雨が降る度に施工しないと効果が維持できないように感じます。
そう考えるとちょっと面倒かも知れませんが、やらないよりはマシだと思いますので、雨の日にサイドミラーの水滴が気になる方にはガラコの「ミラーコートZERO」をおすすめします。
(ライター Omi)
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