RAV4 PHVの純正カーナビについて解説!

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

トヨタの一部人気車種ではディスプレイオーディオが標準装備となっている為、社外品のカーナビを取り付けられないケースが増えてきました。

RAV4 PHVについてもこのディスプレイオーディオが標準搭載されるようになっており、社外品への換装が原則として不可となっています。

PHVではないRAV4の方ではカーナビレス、または従前からあるT-Connect非対応ナビを選ぶ、という選択肢もありましたが、PHVの方ではこれらの選択肢がなく「標準搭載」のディスプレイオーディオ一択になりました。

そこでこの記事では、RAV4 PHVに「標準搭載」される純正ディスプレイオーディオとカーナビキットの特徴について解説します。

RAV4 PHVの購入を検討中の方の参考になれば幸いです。

RAV4は別車種扱いのため全く構成が異なりますので、以下記事にて解説しています。

RAV4の純正カーナビとおすすめ社外カーナビについて解説
...

RAV4 PHVの純正カーナビ

RAV4 PHVは最近トヨタで増えている「ディスプレイオーディオ対応車種」となっています。

これらの車種では原則として社外品のカーナビへの換装が不可となっていますので、純正の構成から選ぶしかありません。(一部車種をを除く)

また、合わせてトヨタはネットワークを活用した自社システムであるT-Connectも標準装備に切り替えて来ています。

そこでまず最初に把握しておきたいのがこちらのポイントです。

・標準搭載となったディスプレイオーディオには、ナビ機能はないT-Connectのエントリー機能が付く
・ディスプレイオーディオには、OPでナビソフトT-Connectのスタンダード機能を追加できる
・T-Connectスタンダード機能には、クラウドやプローブ情報を活用したルート探索音声コマンド入力セキュリティ強化機能などが含まれる

ディスプレイオーディオには最小構成ではカーナビソフトが含まれず、OPを付けない状態ではCarPlayやAndroid Autoのナビアプリを使用する事が前提となります。

最近のディスプレイオーディオというカテゴリーは、「カーナビからナビソフトを外した、ディスプレイを搭載するオーディオ」と言った括りとして確立されつつあり、トヨタのディスプレイオーディオについてもこれに習い、最小構成ではカーナビ機能はありません。

つまり、カーナビとしての機能面にアフターパーツ並の便利さを追求するなら、ナビソフトとT-Connectのスタンダード機能を追加しなきゃダメって事です。

こちらの110,000円のプランです。因みに地デジは+33,000円のOPとなりますので、大抵の方は143,000円スタートですかね(笑)

ただ、いきなり基本パターンをすっ飛ばすのもアレなので、まずは最小構成から考えて行きましょう。

標準搭載のディスプレイオーディオの特徴

RAV4 PHVに標準搭載のディスプレイオーディオは9型フローティングタイプの1本だけとなります。

■ RAV4 PHV カーナビカタログ

このディスプレイオーディオでサポートされているオーディオ機能はこちらの通りです。

・ラジオ
・Bluetooth
・USBメディア再生
・CarPlay/Android Auto(USB接続)
・バックカメラ
・パノラミックビューモニター(グレードによってはOP)
・ETC2.0(OP)
・フルセグ地デジ(OPで33,000円)

逆に従来型のカーナビでサポートされている事が多い以下の機能は、OPでも対応不可となります。

・SDメディア再生
・CDメディア再生・録音/DVDメディア再生
・後席ディスプレイ独立再生

社外ナビも選べないので、トヨタのこの割り切り方は男らし過ぎますね(笑)

まずはこのディスプレイオーディオの機能に満足出来そうか?というのが最初に考えるポイントになります。満足できそうなら最小構成で良いと思います。

なお、トヨタの純正ディスプレイオーディオについては、別途以下記事で機能面を解説しています。

その記事やその記事に入れてあるCarPlay、Andoroid Autoや各種ナビアプリの使い勝手について書かれた記事リンクに目を通されるとディスプレイオーディオのメリットやデメリットが分かると思います。

トヨタ純正ディスプレイオーディオについて解説
...

ディスプレイオーディオとは、本来カーナビ筐体からカーナビ機能を外したオーディオ機能だけを残し、カーナビ機能はスマホのナビプリを使う事を前提に作られているのものです。(だからナビソフトがOP扱い

因みにGoogle Mapを使い慣れた私でも、現時点ではアルファードクラスの大型サイズの乗用車になると、別途カーナビソフトが欲しいと感じています。

最低限だけどT-Connectも使える

次にディスプレイオーディオと合わせて標準搭載となったT-Connect機能についてです。

ディスプレイオーディオ標準搭載車は、T-Connectのエントリー機能が付いてきますので、これらの機能は無料・有料で使用が可能です。

・ヘルプネット:事故や病気の際に緊急通報が利用できる
・eケア(走行アドバイス):警告灯点灯時にオペレーターがアドバイス
・マイカーサーチ(うっかり通知/リモート確認・操作のみ)
・マイカーサーチ Plus:アラーム通知/車両の位置追跡/警備員の派遣/エンジン始動通知/リモートイモビライザー(2,420円/年)

まとめると、素のままのディスプレイオーディオではナビ機能はスマホのアプリに頼る事になり、T-Connect機能については安心・安全機能が付帯する形になります。

カーナビ機能を充実させたいならOPでナビ機能を追加しましょう。

カーナビソフトが必須なら純正ナビソフトを入れる

標準のディスプレイオーディオに追加OPでインストール出来るナビキットは、次の2つです。

・エントリーナビキット:66,000円
・T-Connectナビキット:110,000円

キットと言ってしまうと分かりにくくなってしまいますが、要はプランですね。

これら2つのキットは、カーナビソフトは同じものでT-Connectのプランが異なります。

66,000円のエントリーナビキットの特徴はこんな感じです。

・ナビソフトが使えるが、ナビ機能的には4~5万円台のアフターパーツの製品と変わらない
・T-Connectはディスプレイオーディオだけの時と同じプランが適用

従ってエントリーナビキットは、VICS WIDE対応のカーナビ機能が付くだけのもの、と考えて良いでしょう。

一方でT-Connectナビキットの方はハードウェア構成は変わらないものの、エントリーには含まれていないカーナビ充実機能であるクラウドルート探索や、地図の更新が含まれたマップオンデマンド、AIによる音声認識エージェント探索、などが付帯します。

マーカー部がエントリーからの追加機能

・ヘルプネット:事故や病気の際に緊急通報が利用できる
・eケア(走行アドバイス):警告灯点灯時にオペレーターがアドバイス
・マイカーサーチ(うっかり通知/カーファインダー/リモート確認・操作のみ)
・ハイブリッドナビ、Tルート探索:トヨタプローブ情報を活用したリアルタイム渋滞回避のルート検索
・マップオンデマンド:3年間は地図の更新が無料(オンライン)
・エージェント:音声コマンドでAIが目的地を検索など

アフターパーツの上位モデル並に案内や探索機能を充実させたい場合には、T-Connectナビキットをインストールする必要がありますね…110,000円で。

なお、さらにOPで追加できるT-Connect機能も、エントリーキットより幅が広いものとなっています。

マーカー部がエントリーからの追加機能

・マイカーサーチ Plus:アラーム通知/車両の位置追跡/警備員の派遣/エンジン始動通知/リモートイモビライザー(2,420円/年)
・オペレーターサービス:オペレーターによる目的地設定・施設情報の案内(3,630円/年)
・オペレーターサービスPlus:オペレーターによる施設や航空券の予約までサポート(6,050円/年)

因みに標準のディスプレイオーディオには、HDMI入力ポートもないですし、リアモニターへのメディアの独立出力も出来ないのでやはりアフターパーツのカーナビと比べると随分AVの機能は落ちます…残念ですが。

まとめ

以上、RAV4 PHVの純正ディスプレイオーディオ、カーナビキットについてご紹介しました。

社外品が全てNGになってしまって私としては寂しい気分で一杯ですが、これも時代の流れなので仕方ないところですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

RAV4 PHVの純正カーナビについて解説!
...

コメント

タイトルとURLをコピーしました