こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
セルスターからDAMDとのコラボモデル、ドラレコ+レーダー探知機のセットモデルである「CA-D01」が発表されています。
本機について何件かご質問を頂きましたので、製品概要について解説します。
「CA-D01」の特徴
「CA-D01」は以下のドラレコとレーダー探知機のセットモデルと考えられます。
それぞれの製品特徴は以下の通りです。
CS-52FRW
「CS-52FRW」のスペックはこちらの表の通りです。
CS-52FRW |
---|
22.06?発売 |
フロント:1920×1080/30fps リア:1920×1080/30fps |
LED信号対応不明 |
録画視野角 フロント:水平119° リア:水平114° |
microSD付属32GB/最大64GB |
GPSはレーダー探知機吸出し |
フォーマット不要 |
駐車監視モード/自動起動 |
常時録画のみ 常時録画+衝撃検知 動体検知のみ 動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル GDO-10 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
カメラ仕様としては、先代の「CS-51FR」と同等のように見受けられますが、従来は別売だったリアカメラと、レーダー探知機との相互通信ケーブルがセットになった点が、大きな変更点です。
これに伴い、シガーケーブルは廃止されており、完全にレーダー探知機との連動専用の2カメラモデルとなった形です。
レーダー探知機との連動機能
レーダー探知機との連動については、こちらの連動表の相互通信モデルで可能となっています。
連動機能は接続相手先のレーダー探知機にもよりますが、最新2レーダー探知機では以下の通りとなります。
フォーマット不要機能
最近の日本メーカーの上位ドラレコには全搭載されていますが、ファイルの断片化を防ぐ録画方式で定期的なmicroSDカードのフォーマットを必要としない、年配の方やガジェットの操作が苦手な方におすすめの機能です。
4種類の安全運転支援警報
「CS-52FRW」の安全運転支援機能は次の4つになります。
・発進遅延
同社の安全運転支援機能については、「CS-91FH」にてテストしています。
駐車監視機能について
「CS-52FRW」の駐車監視機能を使用する為には、他の同社のモデルと同様に以下のケーブルユニットが必要になります。
駐車監視モードの録画方式は以下の4通りからの選択式となります。
・常時録画のみ
なかなか多機能なようですが、本機は駐車監視には向いていないドライブレコーダーです。
何故かというとこちらも他の同社のモデルと同様なのですが、駐車監視モードに入ると強制的に30万画素の低画質モードにされるからです。
AR-48LA
セルスターのレーザー探知部は、2019年に第一世代、2021年に第二世代と2年ごとにバージョンアップしてますが、2023年モデルは「フレデリックレンズ Ver.2」の第三世代となるようです。
因みに各社の第二世代までのレーザー受信距離はこんな感じで、セルスターの一人負けのような状態が続いていました。
・コムテック(現ブリッツ):16回計測の平均328m
・セルスター:16回計測の平均246m
「フレデリックレンズ Ver.2」では、従来比120%の受信距離となっている為、ようやく他社と並ぶようでしょうか?
ドラレコ連動はセルスターだけ!…になった
従来はコムテックのレーダー探知機にも同社のドラレコと連動する製品がありましたが、ブリッツに販売が移行してからはドラレコとの連動機能は除外されています。
これにより、セルスターは継続してドラレコ連動機能をサポートしている唯一のメーカーとなりました。
Kバンドの誤報切り分け機能は実装されていない模様
2021年にコムテック(現ブリッツ)の製品でKバンド誤報の切り分け機能が実装されて以降、他社での実装が望まれていますが、2023年春時点ではユピテル・セルスターともにこれを実装した製品はありません。
従って2月時点ではブリッツのKバンド誤報の切り分け対応機種がおすすめです。
なお、2023年のレーダー探知機市場は、「AR-48LA」発表後にMSSSの周波数調整に関する情報が出て来ており、「AR-48LA」とその後に発表された製品ではこれに対する対応が異なります。
従ってレーダー探知機機能を重視する場合、「CA-D01」の購入は見送った方が良いでしょう。
コメント