サイバーナビ「AVIC-CE900AL-M」が到着しましたので、バックカメラに続いてリアモニターを設置しました。
選んだのはパイオニアのフリップダウンリアモニターの最上位モデル「TVM-1040-B」です。
フリップダウンリアモニターは車両の天井に穴を開けなければならないので、やや難易度が高いイメージがありましたが、説明書に細かい取り付け方法が書いてある為、やってみると思ったよりも簡単でした。
「TVM-1040-B」の取り付け手順
では早速30系アルファードへの「TVM-1040-B」の取り付け手順を説明します。
まず、必要な部材ですが、以下の3点となります。
取付キットに同梱されているケーブルを使用すれば、工程が減る為、やや取り付けが簡単になるのですが、HDMI出力に対応せずにRCA出力のみになってしまいます。
この方法では入力が1系統のみとなるので、サイバーナビからの入力のみになってしまい、他の外部機器からの入力が出来なくなります。
また、画質の面ではHDMIの方が高品質になりますので、今回は取付キット付属のケーブルは使用せず、「TVM-1040-B」付属のケーブルとHDMIケーブルを使用してサイバーナビと接続しました。
大まかな手順は、天井くり抜き➡マップランプ取り外し➡マップランプ側に配線通し➡ドア連動電源の確保➡マップランプ側からピラーに配線通し➡ピラーからカーナビへの配線通しとなります。
※ノーマルルーフ車とツインムーンルーフ車では、若干配線を通す経路が異なりますが、大まかには上記の手順となります。
車内の内張り各種を外す
配線をカーナビに導くまでに、ピラー・クラスターパネル・センタークラスター・クラスターサイドパネル・グローブボックスを外す必要があります。
リアモニターの設置はカーナビの設置と合わせてやる事が多いと思いますので、これらの内パーツの外し方はサイバーナビ取り付けの説明ページに記載しています。
ここには説明書だけ掲載しておきます。
台紙をカットして天井をくり抜く
まずは取付キットに同梱されている天井くり抜き台紙をカットします。
ノーマルルーフとツインムーンルーフとではリヤヒーターコントロールパネルの切り取り位置が異なりますので、間違えないように注意します。
台紙を切り取ったら天井に当てて、リアモニターを設置する部分をマジックや鉛筆でマーキングします。
私はマジックを使いましたが、マジックだと誤って手に付いたインクが他の場所についてしまうかも知れないので、鉛筆の方が良いと思います。
この状態で切り取り線に合わせてマーキングしても良いのですが、4隅に点を打って定規で点を結んだ方が楽です。
切り取り線を引いたら、定規などを当ててカッターで天井をくり抜きます。
中にスポンジが入っているので、それほど固くはないのですが、厚みが8mm程度ありますのでやや引っ掛かります。
焦らずゆっくりとカッターの刃を小刻みに上下させると良いでしょう。
マップランプを外す
マップランプは4つのクリップで固定されており、外し方はややコツが要りますが、内張り剥がしなどで隙間を確保して、手で奥側(車両のボンネット側)を引っ張ります。
一気に力を掛けずに、上下に揺らす感じで力を加えていくと奥と手前のクリップが緩んできます。
マップランプが外れたら、接続されているカプラーも外します。
ノーマルルーフ車の場合には次に配線の引き込みを行いますが、ツインムーンルーフ車の場合は、ムーンルーフを迂回させて配線を取り回すことになりますので、助手席側のセンターピラーを外します。(私の場合はノーマルルーフですのでこの工程は実施していません)
説明書に外し方が詳しく書いて有りますし、そんなに難しい工程ではありません。
配線の引き込み
次に配線の引き込みですが、引き込む前に天井を這わせるであろう部分に、走行中の振動によるビビり音を防止する為に取付キット付属のスポンジテープを巻いておきます。
配線を這わせる経路がノーマルルーフ車と、ツインムーンルーフ車とでは若干異なりますので、スポンジテープを巻く長さも異なります。
因みに天井をくり抜いた部分からルームランプ側を覗くと、開口部が全く見えませんし、金属のバーをクリアした先にスポンジが詰まっていますので、ルームランプ側から配線を通した方がやり易いです。
【モニター設置位置から見た図】
こんな感じで定規などに配線を固定してモニター側に押し込みます。(スポンジを巻き忘れたので後で追加)
【モニター側から見た図】
配線をモニター側に引き込んだら、HDMIと付属のケーブルを接続し付属のステーとボルトで車体に固定します。
ルームランプ側は先程外したカプラーの「ドア信号線」・「ルームランプ電源線」・「アース線」にモニター付属のケーブルの配線を付属のエレタップで割り込ませます。
ビビり音防止の為に絶縁テープでグルグル巻き、結束した部分はスポンジテープでくるみました。
残りのモニター付属配線とHDMIケーブルは、一旦フロントガラス上部から引き出してピラーのところで全て引っ張り出してからルーフ裏に戻します。
引き出した配線はグローブボックスの裏を通してカーナビ裏に引き込みます。
カーナビ側に引き込むのはHDMIケーブルと、HDMI用音声端子で、それ以外はグローブボックスなどに配置すると良いでしょう。
カーナビの取り付けの際に配線を所定の場所に挿し込み、残りの配線を結束します。
以上でリアモニターの設置は完了です。
最後にカーナビと接続して起動状況を確認しましょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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