※2020年4月13日更新~2020年の最新情勢に合わせて内容を見直しました。
こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
セルスターはユピテル・コムテックと同様に、現在のようにドライブレコーダーが一般化する数年前から法人・個人向けのモデルを販売しています。
ここ2~3年はディーラーモデルのOEM生産を行っている関係で、一般モデルも他社同クラスの製品よりも売価が高めに設定されている事から、同社の製品はあまり積極的に紹介してきませんでした。
ただし、同社の製品は画質よりも①操作性の良さ、②micoroSDカードのフォーマット不要機能など、運用面での利便性が高い製品が多く、このような製品を探しているユーザーも増えていると体感していますので、この記事ではセルスターのドライブレコーダーの現行モデルのうち、1カメラモデルについてそれぞれの特徴を解説します。
2カメラモデルについては別記事で解説していますので、以下の記事をご参照下さい。
セルスターのシングルドラレコは3モデル
セルスターの2019年以降に発売された最新のシングルドラレコは次の3モデルです。
①「CS-11FH」~フルハイビジョンのGPSなし
②「CS-21FH」~フルハイビジョンのGPSあり
③「CS-81WQH」~高解像度のハイエンド
エントリースタンダードの「CS-11FH」「CS-21FH」
「CS-11FH」と「CS-21FH」の2機種はセルスターのドライブレコーダーのうち、最エントリーとスタンダードグレードに当たり、同一のベースにGPSの有無の違いとなります。
CS-11FH | CS-21FH |
---|---|
19.04発売 | |
1920×1080/30fps/HDR | |
録画視野角 水平107° | |
LED信号対応 | |
microSD付属8GB/最大64GB | |
GPS非対応 | GPS内蔵 |
microSDフォーマット不要 | |
駐車監視モード/自動起動 | |
常時録画/動体検知/衝撃検知 | |
専用ケーブル GDO-10/GDO-24 |
|
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
このグレードは旧機種からデチューンされたもので、セルスターのドラレコとしての特徴は薄いものとなっています。
録画解像度はフルハイビジョン、イメージセンサーは200万画素のSONYのExmorと記載されており、おそらくドラレコ用としては2017~2018年に一般化した廉価センサーである「IMX323」辺りが使用されているものと推察されます。
画質的にはモデルチェンジ前の旧機種である「CSD-660/670FH」に近いものとなるでしょう。
microSDカードのフォーマット不要機能はサポートされていますが、液晶は極小の1.44型、タッチパネルには非対応ですので操作性や動画の視認性は悪いと思われます。
従ってこのグレードであれば、2.4型のタッチパネル液晶を搭載した旧モデルの「CSD-660/670FH」をおすすめしたところです。
多機能な高解像度ハイエンド「CS-81WQH」
「CS-81WQH」は500万画素のSONYの夜間特化型STARVIS対応イメージセンサーを搭載した、夜間特化型の高解像度モデルです。
CS-81WQH |
---|
19.08発売 |
2560X1440P/30fps/HDR |
録画視野角 水平106° |
LED信号対応 |
microSD付属32GB/最大64GB |
GPSはマウントOP |
駐車監視モード/自動起動 |
常時録画のみ 常時録画+衝撃検知 動体検知のみ 動体検知+衝撃検知 |
専用ケーブル GDO-10 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
本機に関しては未テストではありますが、イメージセンサーにはおそらく「IMX335」されていると考えられます。
500万画素のSTARVISである「IMX335」は、ドラレコに一般的に使われている200万画素のSTARVIS「IMX290/291」とその廉価版の「IMX307」よりも光を取り込む能力が低く、暗視能力には期待出来ません。
一方でチューニング次第では街灯のある市街地や、該当のない田舎道をヘッドライトの光だけで走行時にもかなり明るく見えるようにする事も可能です。
録画解像度は「2560×1440」と、フルハイビジョンモデルと比べるとかなり高精細になる可能性亜があるものの、過去にテストしたセルスターのドライブレコーダーはにじみやブロックノイズが多めに出る製品が多かった為、本機に関してもその高解像度が生かせているかどうかは実機テストを行わない限り不明です。
機能面ではスタンダードなサイズの2.4型タッチパネル液晶を搭載し、以下の5つの機能をサポートしていますので最もセルスターらしいモデルと言えるでしょう。
①microSDカードのフォーマット不要機能
②GPSによるオービス、事故ポイントお知らせ機能
③3つの安全運転支援警報
④タッチパネル液晶
⑤レーダー探知機連動機能
画質は未知数ですが、使い勝手やこれらの機能に魅力を感じる方はご検討下さい。
まとめ
以上、セルスターのドライブレコーダーのうち1カメラモデルについて3つご紹介しました。
エントリースタンダードは型落ちの「CSD-660/670FH」がおすすめ、ハイエンドなら最新モデルを検討しましょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
ドラレコ選定にあたり、大変参考にさせていただいております。
セルスターCS-93FHの評価記事を作っていただけると嬉しいです。
コムテックZDR045と購入を迷っているため
宮崎 嘉文様
CS-93Fは91FHと中身は同じですのでテストしません。
ZDR045の方が万人向けですよ。
そうなんですね!
貴重なアドバイスありがとうございます!
LaBoon!!さんのYouTube動画も見させていただきました!
素晴らしいサイトだと思います!これからも頑張ってください
ありがとうございます。また何かございましたらご相談下さい。
TZ-D205Wの液晶のタッチパネルや、動画撮影がフロントのみできなくなってしまいました。OEMのCSD-790FHGをつければ、使用できるのでしょうか?
保証期間切れでしょうか?
互換性に関しては我々の取り扱い製品ではない為、責任が持てません。
メーカーに問いあわせた方が確実ですよ。