しょうもない表題を付けてしまいましたが、車を比較する時は車を購入する人の趣向や目的によって比較するポイントが大きく変わってしまいます。
今現在、ランエボXには何の不満もなく、不満があるとすればあまりプライベートでドライブに行けない仕事も含めた生活環境の方です。
従ってGT-Rを購入しようと考えてはいませんし、そんなお金もありませんが車好きである以上は一度は乗ってみたい憧れの車ではあります。
GT-Rも初期型が発売されてから7年が経過し、中古で探せば車両価格500~600万程度の車がたくさん見つかりますので、子供にお金が掛からなくなれば一生乗れない車ではないと思っています。
レンタカーなどでは一日3万円程度で貸し出していますので、試乗というレベルならば少し奮発するか友人と割り勘で借りればそれなりの出費で乗る事も出来るようです。
いずれ借りてみようとも考えていますが、6年落ちの中古車価格とスペックを比較するとこのような感じになっています。
2008年式 | 価格 | 出力 | トルク | 重量 | 車幅 | 車長 |
---|---|---|---|---|---|---|
ランエボX | 230万円 | 300ps | 43kgm | 1530kg | 1810mm | 4495mm |
GT-R | 500万円 | 485ps | 60kgm | 1740kg | 1895mm | 4650mm |
そもそも車の性能を比較する時に街乗りしかしないのにオーバースペックだから意味がない云々の意見を耳にする事がありますが、そもそもこのような車たちは実用品ではなく、100%嗜好品です。
所有する事・眺める事・運転する事・弄り回す事で楽しさや満足感を得る対象ですから、オーバースペックである事自体が価値の対象になります。
ランエボXとGT-Rの大きな違いは、圧倒的な加速性能と価格・維持費の差でしょうか。
100kmまでの加速はランエボXも4秒台後半と、市販車の中ではトップクラスの速さを持ち、市街地では慣れないと恐怖を感じる加速感ですが、GT-Rは3秒台ともはや次元が違います。
峠などのワインディングでは車体も軽く、強引に曲がってしまうランエボXの方が快適に運転出来そうですが、高速道路となると2000ccしかないランエボXは大排気量セダンには加速でおいて行かれます。
MTでは5速までの設定となる為、時速100kmを超えて来ると安定性は全く問題ないですがエンジン音がかなり気になります。
GVBの6MTに乗っている友人曰く「何か悪い事をしてるんじゃないかという気になる」との事です。
その点、GT-Rはどのステージでも圧倒的な速さと快適性を発揮するバランスの取れた車といえるでしょう。
注目度もピカイチです。
一方でコストの方ですが40代の人ならば保険も安くなりますし、ランエボXの維持費は年間で20~30万円といったところです。
GT-Rは所有した事がないので維持費についてはよく分かりませんが、年間50万とも100万とも言われていますが、最近はR35を扱うショップ等でメンテを行えばそんなに掛からないという情報も目にします。
但し、そもそもが富裕層を相手に嗜好品として開発された車ですので維持費については高くて当たり前、中古の弾が易く出回り一般人が所有するようになるとやっぱり維持出来なくて手放す、という現象が発生するかも知れません。
私にとっては、ランエボXは乗っていて楽しい車、ずっと乗っていたい車ですが、GT-Rは高嶺の花ですが一度は乗ってみたい車であります。
実際に乗ってみたら、すぐに飽きてしまうこともあるかも知れませんが。
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