最近はジャンプスターターも随分と一般に普及していると感じているのですが、しばらく目を離している間に新しい規格の製品が随分と増えているようです。

今回は「DBPOWER」さんにQC3.0、USB-TypeC対応の以下ジャンプスターターのサンプルをお送り頂いて、改めてそのように認識致しました。(今後は目を離さないように気をつけます)

「DBPOWER」QC3.0、USB-TypeC対応ジャンプスターターのスペック

最近のジャンプスターターのスペックは、主に①電池としての蓄電量と最大電流、②本来の目的であるセルを回転させる為の能力、③モバイルバッテリーとしての使い勝手、の2つの観点から表記されている事が多いです。

従ってここでは上記3つの観点からこのジャンプスターターのスペックをまとめておきます。

電池としての蓄電量と最大電流

これはモバイルバッテリーなどとも一部共通するスペック項目になります。

  • バッテリー容量は3.7V×10800mAh=39.96Wh
  • 最大電流は500A
  • サイズは145×83×25mm

モバイルバッテリーとしての使い勝手を考えると、容量以外にもサイズが大きなポイントになろうかと思います。

ジャンプスターターとしての能力

ジャンプスターターとしての能力については、以下のような表記があります。

  • 3000cc以下のガソリン車・ディーゼル車に対応
  • フル充電で20回のジャンプスタートが可能

正直なところ、この部分に関してはどのジャンプスターターもそれほど大きな差はありませんので、もはやジャンプスターターとしての本来の能力では他社との差別化が難しい状況になっています。

 モバイルバッテリーとしての使い勝手

そこで最近増えつつあるのが、モバイルバッテリーとしての使い勝手や機能性の拡大を前面に押し出しているタイプのジャンプスターターで、「DBPOWER」については以下のような機能を搭載してきています。

  • 急速充電規格であるQC3.0の出力に対応
  • 急速充電規格であるUSB Type-Cの出力に対応
  • 急速充電規格であるUSB Type-Cの入力に対応

QC3.0、USB Type-Cがいかなるものであるかは、以下の記事で詳しく説明しています。

■ QC3.0の入力・出力に対応したモバイルバッテリー

■ USB Type-CのPD入力・出力対応のモバイルバッテリー

まあ、これらの企画を分かり易く言うと、従来のUSB充電規格で限界値であった「5V×2.4A=12W」を超える急速充電の規格であるという事になります。

※「5V×2.4A=12W」でも充分に急速ですが、この規格の製品はガジェットの組み合わせ次第で最大でも8Wくらいしか出ない事が多い。

セット内容とデザイン

この製品のセット内容は、①ジャンプスターター本体、②充電ケーブル(USB-A to C)、③ジャンパークランプの3点となります。

取扱説明書は簡素ではありますが、比較的分かり易い日本語のものが付属します。

サイズ的には大容量のモバイルバッテリーよりも厚みはあるものの、幅と長さは控え目です。

【iPhone 7との比較】

【RAVPower PB-043 20100mAhとの比較】

上面にはジャンパー端子の他、QC3.0出力・USB-A出力(5V/2.1A)・USB TYPE-C出力と入力の共用の3つのポートを搭載しています。

背面には緊急時用のLEDライト、側面にはスイッチ、前面にはインジケーターとスイッチがあり、側面・前面のスイッチをオンにしなければ動作しません。

モバイルバッテリーとしての給電・充電能力

モバイルバッテリーとしての能力については、QC3.0出力・Type-A出力、USB3.0出力、USB3.0入力の電力値についてテストを行いました。

QC3.0ポートからの出力

QC3.0出力については、入力対応製品がモバイルバッテリーしかない為、残量50%程度の状態のRAVPowerの「RP-PB043」に対して充電を行いました。

結果は7.43V×2.05A=15W前後で安定しています。

なお、QC3.0規格に対応していない、残量30%程度のiPhone 7にQC3.0ポートから充電を行った結果は、5.06V×1.69A=8.5W程度、USB-Aポートからだと4.83×1.28A=6.2W程度となっています。

【QC3.0ポート】

【USB-Aポート】

まあ、この辺りは充電されるガジェットの受容能力とバッテリーの残量に左右されますので参考程度にして下さい。(iPhoneのバッテリーを空の状態にすると、もう少し充電効率が改善するかと思います)

USB-Cポートからの出力・入力

USB-Cポートからの出力に関しては、充電される側の機器で対応製品が「出力・入力」共用のポートを搭載したモバイルバッテリーしかなく、電圧差が出ない事から充電値を計測する事が出来ませんでした。

入力側に関してはこちらの充電器を使用して、付属のUSB-A to Cケーブルでジャンプスターターへの充電を行いました。(ジャンプスターターの残量50%の状態)

結果は4.40V×3.02A=13W程度

一方で以下のUBC-CtoCケーブルを使用した場合には数値が若干上昇し、4.59V×3.08A=14W程度になりましたが、ジャンプスターターの残量が少ない状態であれば、さらに数値はアップするでしょう。

基本的にはUBC-CtoCケーブルを使用した方が良いと思います。

 

なお、このジャンプスターターの容量は39.96Whですので、39.96/14=2.85時間で空の状態から満タンにする事が出来そうですね。

パススルー充電機能は搭載していません

このモデルは入力と出力を同時に行う「パススルー充電機能」は搭載していませんので、例えばドライブレコーダーの駐車監視に使用するのであれば、ドライブレコーダー側のUSBケーブルを走行中はシガーチャージャー、駐車中はジャンプスターターに挿し替える必要があります。(他社も含めて、ジャンプスターターの中にパススルー対応製品はないと思いますが)

本体への充電速度自体は速いですし容量もそこそこありますので、満タンの状態からであれば通常のドライブレコーダーを15~25時間駆動させる事が可能な計算です。

※ドラレコの電力を1.5W~2.5W程度で計算

1時間の充電量が14Whですので、1時間走行すれば6~9時間の駐車監視が可能という事になります。

ジャンプスターターとしての始動テスト

ジャンプスターターとしての始動テストは、2000ccのランエボ10で行いました。

 

バッテリー上がりの際には、本来であれば車両からのケーブルがバッテリーがつながった状態で、ジャンプスターターのケーブルをバッテリーの+-に接続して始動させるのですが、バッテリーは上がっていない為、マイナス側のケーブルのみを外して始動テストを実施しました。

手順は①ジャンプスターターのケーブルを+側から接続、②ジャンプスターターのサイド・表面のスイッチオン、③ケーブルをジャンプスターターと接続、④ケーブルの根元のスイッチを長押ししてオン、⑤エンジン始動となります。

今回は2回連続でのエンジン始動のみですが、4つあるジャンプスターターの充電ゲージは一つも減っていませんでしたので、20回くらいは行けそうな印象です。

「DBPOWER」QC3.0、USB Type-C対応ジャンプスターターの総評

冒頭で説明した通り、ジャンプスターターについては市場に製品があふれており、エンジンのスタートについてはそれなりの回数が可能である事が当たり前となっています。

そのような情勢の中で、このモデルはモバイルバッテリーとしての使い勝手に関わるサイズの面と、出力・入力の最新規格への対応などを主なセールスポイントにおいています。

ジャンプスターターとしか使わないという前提であれば、もう少し安価なモデルを選んだ方が良いと思いますが、ドラレコの駐車監視や、外出先でその他のQC3.0、USB  Type-C対応のガジェットへの充電などにも使用したいというユーザーにおすすめのモデルだと思います。

なお、この製品に関してはamazon限定の400円off割引クーポンを発行して頂きました。

クーポンコード:DBPOWE01(2018年8月31日まで)

以下のリンクで使用が可能です。

レジにてコードを入力して下さい。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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