アルファードは高級ミニバンとして人気の高いモデルですが、車両価格が高いため、自動車保険も割高なのでは?と気になる方も多いはず。
この記事では、アルファードの保険料の相場や個人契約と法人契約の違い、さらに車両保険を安く抑えるテクニックまで、実際の見積もり経験をもとに詳しく解説します。
アルファードの保険料を左右する「料率クラス」とは?
自動車保険の保険料を決める基準のひとつに「料率クラス」があります。これは、同じ車種でも事故率などに応じて保険料が変わる仕組みです。
2025年時点でのアルファード(ガソリン2.5Lモデル)の一般的な料率クラスは以下の通り:
- 車両:6(やや高い)
- 対人:4(標準)
- 対物:4(標準)
- 傷害:4(標準)
やはり車両価格が高いため車両クラスは上位ですが、全体的には国産高級車としては標準レベル。走り屋系のスポーツカーと比べると、保険料はそこまで跳ね上がりません。
個人契約と法人契約で保険料はどう変わる?
筆者はアルファードを法人(会社)名義で購入しましたが、法人契約にすると保険料は新規6等級スタートになるため、割高になる傾向があります。
一方で、保険会社によっては「使用者が同一なら個人契約の等級を引き継げる」ケースも存在します。ただし、ネット型保険では等級の継承不可となる例もあるため要注意です。
結論としては、以下のように考えるのがポイント:
- 経費処理を優先 → 法人名義で新規契約(やや高い)
- 保険料を安く抑えたい → 個人名義で等級継続
実際にネットで見積もりを取りまくってみた結果
個人名義・10等級・車両保険付き(430万円)、年齢30歳以上、対人対物無制限、人身傷害5,000万円という条件で複数のネット保険を比較した結果:
- 最安:約80,000円/年(約6,700円/月)
- 最高:約157,000円/年(約13,000円/月)
意外にもランエボX時代より保険料は安い印象でした。
ネット型保険ならではの安さに加え、事故歴や等級によっても大きく変わります。10等級以上であれば、車両保険付きでも年10万円以下で契約可能なケースは多いです。
法人名義でも「使用者を個人」にすれば安くなる
法人名義の自動車保険は、ネットでは見積もり不可が多く、電話対応が基本になります。
筆者がいくつかの保険会社に確認したところ、使用者を「代表者個人」に設定することで保険料が安くなるケースがあると分かりました。
法人名義の新規契約(6等級)でも、年額10万〜11万円程度で済みました。これは想定よりも安く、「思ったほど法人契約でも悪くないな」と感じた瞬間でした。
車両保険の「免責特約」を見直せば保険料は激減する
車両保険には「免責金額(自己負担額)」の設定があります。通常は「1回目5万円、2回目10万円」などですが、免責ゼロ特約を外すことで保険料が30%以上下がることも。
例:
-
- 月1万円の保険料 → 年3万6,000円節約
- 14年乗り続けた場合 → 約50万円節約
ここで重要なのは、「実際に保険を使う頻度と修理費を比較」することです。
免責ゼロ特約を外すと得か?数字でシミュレーション
仮に事故修理費50万円の事故が1回あった場合:
- 免責ゼロ特約あり:保険料+等級ダウン等含めて64万円
- 免責20万円:保険使わず自己負担で50万円→14万円節約
2回までなら免責20万円の方が得。
3回以上になると、免責ゼロ特約の方が有利です。
つまり、5〜6年に1回しか事故を起こさない人なら、免責特約を外す方が合理的というわけです。
アルファードの保険料を安くするにはネット見積もりが第一歩
筆者が比較に使った主な保険見積もりサイト:
これらを使えば、電話勧誘なし&無料で21社以上の見積もりが一括取得可能。実際に比較してみると、最大で年間5万円以上の差が出るケースもありました。
まとめ:アルファードの自動車保険は「工夫次第で安くなる」
アルファードの車両保険付きでも、10等級以上であれば年10万円以下も可能
- 法人名義契約でも工夫次第で安くなる
- 免責特約の見直しで長期的には大幅な節約が可能
- ネット見積もり比較は必須。保険会社によって2倍近い差もあり得る
保険は“つけ方”と“選び方”でここまで変わる。
ぜひ一度、ネット見積もりを取って「自分にとって最適なプラン」を見つけてみてください。
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