※2017年12月12日更新~現状の情勢合わせて内容を見直しました。

鉄筋コンクリート住宅や家の間取りの影響でWi-Fiや無線LANの電波が家中に行き渡らないとストレスが溜まりますね。

今回は私が過去に実家の鉄筋コンクリート住宅と自宅で試して大幅に回線速度が向上した方法をご紹介します。

鉄筋コンクリート住宅はスマホの電波も弱い

私の実家は鉄筋コンクリート造3階建てです。(まぁ、土地は超狭いのですが商売をしている関係上)

実家にもインターネット回線は引いていますが、無線LANによる電波は鉄筋コンクリートは通らないと思っていたので、実家に帰った時には物凄く長いLANケーブルをルーターから引いてきてノートパソコンを使用していました。

また、インターネット回線が3階に引かれている為、2階ならまだしも1階でネット接続をしようとすると大変不便で、鉄筋コンクリートであるがゆえに、スマホの電波も3階に上がらなければ物凄く悪いという最悪の状況でした。

以前、年末年始に一週間ほど実家から仕事に通う事になった事があり、物は試しにと当時住んでいた会社の借り上げのレオパレスで使用していた格安の無線LANルーターを実家に持ち込んで接続状況を確認してみました。

使用した機種はエレコム「WRC-F300NF」という2,000円程度の格安のルーターです。

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無線LANの通信規格

無線LANの規格は11b・11a・11g・11n・11acなどいくつか種類があり、詳しくないと全く以って訳の分からない世界ですが、使用する周波数帯によって電波の障害物貫通度や電波干渉への耐性などが異なります。

現状一般的に広く普及している、もしくはこれから普及するであろう規格は以下の通りとなっています。

規格周波数帯速度障害物距離電波干渉
11g2.4GHz54Mbps×
11a5GHz54Mbps×
11n5GHz/2.4GHz450/300Mbps×/○○/×
11ac5GHz6.9Gbps×

鉄筋コンクリート住宅での使用を前提とするのであれば、11nか11gが良いと言う事になります。

私の購入したルーターは無線ルーターの中でも最低価格に分類されるものですが、11nに対応しています。

11nは鉄筋コンクリートの壁一枚は問題ないが、2枚以上だと厳しい

設置した結論から言えば、3階にルーターを設置した場合、2階でのインターネットの使用、Youtube動画の再生などは全く問題なく、PCの電波強度のアンテナは5/5から4/5を行ったり来たりしていました。

しかし1階の部屋で使用したところ、アンテナが3/5~2/5となってしまい、時々接続が切れるなど動作が不安定になりました。

つまりは11nだと壁1枚、距離にして4~5m位までは問題なく使えるが、それ以上となると怪しいと言うところだと思います。

実は鉄筋コンクリートでもサクサク繋がる裏技があった

裏技と言うよりは、なんだこんな便利なものが発売されていたのか・・・といったところなのですが、家庭内のコンセントを通じてデータ通信を行う「PLCアダプター」というものを使用する事で鉄筋コンクリート住宅や、離れた部屋でも快適にネットに接続する事が出来ました。

PLCアダプターで無線LANにも対応しているのが、バッファローの「WPL-05G 300/2」です。

回線が引き込まれている部屋に1台、ネットを使用したい部屋に各1台の設置で、各部屋で無線LAN、Wi-Fiの中継器の役割を果たしてくれます。

こんな便利なモノがあったとは、目から鱗が落ちました。

 

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鉄筋コンクリートの実家での使用後に、自宅でもこのPLCアダプターを使用してみました。

自宅の回線は1階の私の作業部屋に引かれており、2階で作業部屋から一番離れた娘の部屋ではWi-Fiが繋がりにくいとの事でしたが、WiFi電波のアンテナも常時1本しか立っていないレベル1です。

「WPL-05G 300/2」の設定は至って簡単で、まずは1台目をLANケーブルでインターネットと接続できる位置のコンセントに設置して「INTERNET」と刻印されたポートにLANケーブルを挿します。

次に近くのコンセントに2台目を挿して電源を入れて「PLC」のボタンを2台同時に押すだけです。

これでパソコンかスマホで、2台目から無線でインターネットに接続出来れば設定完了です。

 

あとは設置したい位置に2台目を移動させるだけで、その部屋でもインターネットに繋ぐ事が出来るようになります。

因みに自宅の場合は、22.39Mbpsまで通信速度が向上しました。

鉄筋コンクリート住宅以外でも、電波状況が悪い部屋がある場合にはおすすめの「PLCアダプター」です…が、残念ながらこの製品は既に廃盤になっており、価格もかなり上昇しています。

PLCアダプターの現状

「PLCアダプター」自体はどちらかと言うと一般向けとしてはニッチなカテゴリーなので、参入メーカーやアイテム数も少なく、価格も高めだったのですが、最近ではAmazonの各国への進出で市場がグローバル化しており、海外製のモデルが安価で手に入るようになっています。

ただし、バッファローのこの製品はPLCアダプター+WiFi中継器としての機能が備わっており、このタイプはほとんど市場には出まわっていなかったと記憶しています。(探せなかっただけかも?)

最近、改めて調べてみると「TP-Link」と言う会社が似たような製品を販売していることが分かりました。

この会社はアメリカの会社の日本法人のようですね。

まあ、この手の商品は市場規模が小さいので、今はグローバル展開しながら安く売る方法がスタンダードになっているのかも知れません。

以下の商品がPLC+WiFi中継器の機能を搭載したモデルですが、価格が超控えめです…と言うよりも昔は競合製品が少なかったので利益率が高いカテゴリーだったのでしょう。

 

 

 

因みに上の写真のデカい方が「TL-WPA4220」(WiFiあり)で、小さい方が「TL-PA4010」(WiFiなし)となり、小さい方を有線でルーターと接続し、電線経由で「TL-WPA4220」にデータを送信するようです。

TP-LINKのWiFi対応PLCアダプター がすげぇ進化していてビビった!

なお、既にWiFiルーターを持っている場合でそれを生かしたい場合にはPLCアダプターだけのモデルの方が安価に購入できます。

要は以下の表の「TL-PA4010」(WiFiなし)の2個セットという形になりますね。

アイ・オー・データTP-LinkTRENDnet
PLC-HP240EA-S
TL-PA4010
TL-WPA4220
TPL-406E2K
参考価格 17.12.19
11,383円4,816円6,980円5,310円
最新価格
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PLC最大速度
240Mbps100Mbps300Mbps500Mbps
PLC最大距離
200m300m300m300m
有線ポート×1有線ポート×1有線ポート×2有線ポート×1
WiFiなしWiFiなしWiFi ありWiFiなし

通信速度に関しては家庭内の電線の経路などにも左右されますし、100Mbpsなどは期待しない方が良いと思いますが二桁Mbps位はどの家庭でも行くのではないでしょうか?(分かりませんけど)

鉄筋コンクリート住宅におすすめのWiFi・無線LANルーターのまとめ

PLCアダプターは鉄筋コンクリートだけでなく、部屋の間取りの関係で無線の電波が直接届きにくい部屋がある場合にも有効ではないかと思います。

昔はかなり価格が高かったのですが、それに比べると格安で手に入るようになっていますので、WiFiの電波が弱い部屋がある場合に試してみては如何でしょうか?

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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