2016年7月、私は30系アルファードを契約しました。
車の購入にはグレード選び、オプション、支払い方法、保険、購入先の選定と、数多くの判断が必要です。
本記事では、私の実体験をもとに、どのような経緯でアルファードを選び、最終的にどのグレードを選んだのか、さらに各グレードの特徴をわかりやすく整理してお伝えします。
なぜアルファードを選んだのか?
私たち家族は、ライフスタイルに合わせて何度か車を乗り換えてきました。
子供が小さい頃はスカイラインやプレリュードといったスポーツカー。子供の成長に合わせてミニバン、そして数年間はランエボXと日産モコという構成でした。
ところが、犬を飼い始めたこと、そして両親を旅行に連れて行く機会が増えたことから「やはりミニバンが必要だ」という結論に至ったのです。
トヨタのミニバンといえばアルファードかヴェルファイア。最終的には、より落ち着いたデザインのアルファードに決定しました。
アルファードのグレード構成と違い
30系アルファードは以下のように大きく4つの系統に分類できます。
- エンジン:ベース/スポーティ/快適重視/最上級
- 2.5Lガソリン X S/S“A”/S“C” G/G“F” ―
- 3.5Lガソリン ― SA/SA“C” GF エグゼクティブラウンジ
- ハイブリッド X SR/SR“C” G/G“F” エグゼクティブラウンジ
以下に、それぞれのグレードの特徴を解説します。
ベースグレード:X
価格を抑えつつもアルファードの基本性能を備えた「X」は、もっともシンプルなグレードです。16インチのホイールや、最低限の装備構成ながらも、アルファードの広い室内空間をリーズナブルに体感できる点が魅力。
7人乗り仕様には片側オットマン付き。中古市場でも流通が多く、価格と実用性のバランスに優れた選択肢です。
スポーティな外観:S系グレード
「見た目重視」な方にはS系グレードがおすすめ。18インチアルミホイール、専用エアロ、黒基調の内装など、スポーティな装いが特徴です。
- S:ベースグレードより見た目が映えるが装備は最小限。
- S“A”パッケージ:助手席オットマン、両側パワースライドドア、ナノイーなどが追加。
- S“C”パッケージ:エグゼクティブパワーシートやパワーバックドア、LED装備など、ファミリーユース最上級の装備。
価格と装備のバランスで考えると「S“A”パッケージ」が最も人気です。
上質な装備が魅力:G系グレード
「G」や「G“F”パッケージ」は、インテリア重視の装備構成が特徴です。
17インチホイールによる快適な乗り心地と、オットマン付きのセカンドシート、本革風の合皮シートなど、上品な室内空間を演出。
「S系」の見た目が好みでなければ、この「G系」が最有力候補になります。
最上級の快適性:エグゼクティブラウンジ
法人送迎車やVIP用途を想定したのが「エグゼクティブラウンジ」。
本革仕様のラウンジシート、読書灯、プレミアムオーディオ、レーダークルーズコントロールなど、贅を尽くした装備が満載です。
ただし価格は700万円超と別格。ファミリーユースにはやや過剰かもしれません。
私が選んだのは「ハイブリッドX」
最終的に私が選んだのは、エアロレスの外観とセカンドシート左右のオットマンが欲しいという妻の希望を満たす「ハイブリッドX」でした。
決め手は、試乗で体感した滑らかな乗り心地と静粛性、そしてトータルコストで考えたときのバランスの良さ。
ハイブリッドモデルは実燃費の差こそわずかですが、税制優遇やリセールバリューでの優位性も期待できます。
その他の注目グレード
- 2.5G:インテリア充実。快適装備が多く、見た目重視でないなら「S系」より実用的。
- 3.5SA/SA“C”:パワフルな走行性能が魅力。装備は2.5S系とほぼ共通。
- 3.5GF:ラグジュアリー志向。価格差の割にコスパはやや劣る印象。
- SR/SR“C”パッケージ(HV):S系に相当するスポーティグレード。装備はかなり豪華。
- G/G“F”パッケージ(HV):快適装備重視で価格は高め。本革シートやパワーバックドアが魅力。
アルファードのグレード選びまとめ
価格と装備のバランスで見ると、以下のような選び方が現実的です。
- コスパ重視:2.5X、2.5S、2.5S“A”パッケージ
- 快適性優先:2.5G、ハイブリッドX
- 見た目&装備:2.5S“C”パッケージ、SR“C”パッケージ
- 究極の贅沢:エグゼクティブラウンジ
私のように、エアロなし&オットマン重視の方は「ハイブリッドX」、見た目重視派は「S系」、快適性を重視するなら「G系」や「SR系」が最適です。
用途と予算に応じて、自分にぴったりのグレードを見つけてください。
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