こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
車が好きな方は最低でも年に一度くらいはフロントガラスの油膜落としとコーティングのメンテナンスを行っている事かと思います。
私もなるべく年に1回を目安に油膜落としの作業を行っているのですが、最近はちょっと忙しい上に雨の日に車に乗る機会も少い為に1年半くらい放置してしまう事が増えてきました。
そこで今回は折角なので1年半前に油膜落としをしたきりのコペンのリアガラスで、「2倍のスピードで油膜を除去」と謳われているPROSTAFFの「キイロビンゴールド」とノーマルの「キイロビン」との油膜の落しやすさについて比較テストを行いました。
コペンのリアガラスは濡れたタオルで拭くと油膜でガビガビです。(笑)
40年以上前から販売されている「キイロビン」
「キイロビン」は40年以上前から販売され、もやは油膜落としの代名詞となっているほど有名なPROSTAFFの看板製品です。
私も何年も油膜落としには「キイロビン」を使い続けて来ましたので、「キイロビン」を使用しての油膜落としの作業性が自分の中でのスタンダード=ベンチマーク基準となっています。
因みにここ1年位はガラコの油膜落としに浮気してますが、スポンジ一体化タイプなので腕が汚れないなどのメリットはあるものの薬剤による油膜の落ち易さは「キイロビン」と同等であると体感しています。
作業スピードが2倍の「キイロビンゴールド」
ノーマル「キイロビン」の上位版として2015年から販売されているのが「キイロビンゴールド」ですが、こちらはキイロビンに含まれる油膜除去の主成分である「酸化セリウム」を増量し、ガラス系ナノパウダーを配合した事により、「キイロビン」の2倍の油膜の落ち易さになっているのだそう。
ホントかよ?
本当に2倍の油膜の落ち易さなのか検証
ケミカル関係のテストはデジモノとは異なり、テスト工程と評価に感覚的な要素が入り込む可能性が高いので結果はあくまでも参考程度に捉えて下さい。
今回は1年半放置したコペンのリアガラスを左右2つのエリアに分けて左側に「キイロビン」、右側に「キイロビンゴールド」を使用して油膜を落しました。
施工前の油膜の付き具合はこんな感じです。
作業手順はどちらも付属の黄色いスポンジに薬剤を2センチ程度付けて縦横に擦るという具合に共通しています。
果たして結果は…?
このテストは薬剤の量、ガラスを擦る力の強さ、ガラスを擦る時間の3点が私の感覚に頼るものとなっている為、全く同じ条件での比較ではありません。
作業時間はビッタリ合わせる事が出来ず、15%程度の誤差があります。
①キイロビン~26.5秒
②キイロビンゴールド~23秒
この条件で油膜の落ち方に差が見られたかというと…
残念ながらノーマルのキイロビンが充分強力な油膜除去能力を備えているらしく、全く差が見られませんでした。
この作業時間でどちらもしっかり油膜が落ちています。
まとめ
これなら普通のキイロビンでも充分な気がしますが、今回は一年半分の油膜の除去テストでしたのでゴールドの真価が発揮出来ていない可能性があります。
4~5年放置した車でテストすればまた違った結果になるかも知れませんが、この手のケミカルを購入する方は定期的にガラスのメンテナンスを行っているであろう事を考えると普通のキイロビンで充分だと思います。
因みに同じ200g入りのものであれば実勢価格はほとんど変わらず、楽天で販売されている120g入りのノーマルキイロビンよりもamazonで販売されているゴールドの200g入りの方が価格が安くなっていますので現状ではゴールドを選んだ方が良いでしょう。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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