こんにちは!Omiです。

今回は2020年11月17日に秩父往還を経由し、秋の紅葉で有名な奥秩父の中津峡で手持ちの4Kドラレコで道中の動画撮影をしてきましたので、ルートや道中のおすすめ立ち寄りスポットについてご紹介します。

中津峡は埼玉県随一の秘境

埼玉県民であればご存じの方も多かろうと思いますが、中津峡は荒川の支流の一つである中津川に沿った渓谷で、源流を辿っていくと関東では超酷道・険道で有名な中津川林道に沿う形で長野県との県境の三国峠の直前に行きつきます。

私は三国峠には行った事がないので、こちらの写真はGoogle Mapから借りてきましたが、生涯に一度は行ってみたい絶景ポイントです。

ちょっと話が三国峠の方に脱線しそうなので元に戻しますが、今回ご紹介する中津峡は埼玉県の最果てである奥秩父にある秘境です。

実はこの辺り…行政区分としては現在は秩父市に含まれるのですが、2005年に秩父市と合併した旧大滝村と言った方が昭和生まれの埼玉県民にはしっくりくるでしょうか?

本当は昨年の秋に行ってみようと考えていたのですが、台風19号の襲来によって土砂崩れや道路の崩落で経路が寸断されてしまった状態が長く続いたので見送った経緯があり、一年越しのチャレンジになってしまいました。

秩父駅周辺から秩父往還、国道140号線で西へ

東京・神奈川、または埼玉県内から中津峡へアクセスするには国道299号線で秩父駅周辺に向かい、そこから国道140線、秩父往還を山梨方面に向かって走ります。

因みにこの秩父往還と言うのは古来から甲州街道と中山道を結ぶ重要な街道とされ、広義には起点を中山道の熊谷宿として終点は富士川辺りとする現在の国道140号線が通るルートを指します。

日本武尊が東征の際に雁坂峠を経て甲州から武州に入ったと言われており、その歴史は古く3~5世紀頃には既に人々の往来に利用されていたようで、中世から近世に掛けては秩父巡礼や富士山への登山など信仰の道として知られていたそうです。

なお、奥秩父エリアでは複数の道筋が秩父往還と呼ばれていたそうで、特定の一つの道を指す名称ではなく、かつては国道299号線の一部も秩父往還だった事もあります。

現在では人造湖の滝沢ダム~奥秩父もみじ湖の北岸の新道ルート、その南にある秩父湖の北岸の旧道ルートとも、秩父往還と呼ばれているようです。(国道140号線は彩甲斐街道とも呼ばれています)

秩父往還は新道・旧道どちらのルートを通っても奥秩父山塊や湖などの美しい景観を楽しめますが、今回は往路は日本の道100選にも選ばれている旧道を通り、もみじ湖に注ぐ中津川に沿って分岐を北上しました。

昼食は中津峡近くがおすすめですが…

秩父市街にはわらじかつ丼や、みそ豚丼などのご当地B級グルメが食べられるお店がたくさんありますので昼食は秩父市街でとってしまっても良いのですが…

ちんばた 豚みそ丼

今回はせっかくなので中津峡のなるべく直前で昼食をとれるお店を探してみました。

秩父はお蕎麦屋さんはもともと多いのですが、B級グルメで有名なお店も多いので、道の駅大滝温泉付近にあるライダー御用達の店、「バイク弁当大滝食堂」に立ち寄ろうと考えていたのですが、当日は休業日である事が分かっていましたので…

秩父の新B級グルメで売出し中の「豚玉丼」なるものを秩父市街の外れにある「たぬ金亭」で食べる事にしました。

時期が時期でしたので今回はテイクアウトにしましたが、この「豚玉丼」は「秩父味噌」に漬けたハーブ三元豚の角煮と揚げ玉、温泉卵の3つの食材がコラボしたB級グルメで、全国丼グランプリの豚丼部門で7年連続で金賞を受賞しているのだそうです。

角煮なのでかなりこってりを予想していたのですが、タレが薄味な為か、脂っこい筈なのにあっさりした食感でした。

個人的にはもう少し味噌ダレの味が濃い方が好みですが、脂っこいものや味の濃いものが苦手な方でも食べ易いかと思います。

たぬ金亭」は2014年創業の比較的新しいお店ですが、秩父エリアの中津峡方面に向かう道中では数少ない貴重なB級グルメ店ですので、興味を持たれた方は是非お立ち寄り下さい。

天空の村、栃本集落を目指す

秩父郊外を出たところで、国道140号線を走行中に悠然と道路を横断するニホンザルに遭遇するなどのハプニングにも見舞われましたが…、

道の駅大滝温泉を超えた先にある新道・旧道と分岐点では、栃本集落のある旧道側に左折します。


秩父往還の旧道には道の両側に背の高い木が茂っている区間もありますが、時折途切れる樹林の合間から標高2000m級の秩父山塊を望むチャンスがあります。

道中に二瀬ダムの駐車場がありますので、こちらに立ち寄って秩父湖で記念撮影しましょう。

ここからしばらくは樹林・山塊の繰り返しが続きますが、これを抜けると急斜面に民家が並び立つ、天空の村、東日本のマチュピチュ、埼玉のチベットなどと呼ばれる栃本集落が現れ、秩父往還旧道ルートのクライマックスを迎えます。

秩父往還旧道の道幅は、車2台がようやくすれ違える程度の区間が多く決して走り易くはありませんが、日本の道100選にも選ばれているこの景観は一見の価値ありです。

栃本関所跡

栃本集落には中世に作られた関所跡が国の史跡として残されていますが、栃本集落に入るとすぐにこの関所跡が見えてきます。

秩父往還は時代に合わせて大きくその役割を変えながら存続して来ましたが、戦国時代には秩父に進出した甲斐の武田信玄が栃本に関所を設けて軍事拠点的な性格を持ちました。

江戸時代に入ると江戸に繋がる中山道の碓氷(うすい)関所、東海道の箱根関所の間を縫う要注意ルートとして秩父往還が警戒対象となり、一般的な関所と同様に江戸への鉄砲の持ち込み、参勤交代の際の人質として江戸に住まわされている大名の妻子の脱出などを取り締まり(入鉄炮出女)、更には栃本の奥にあった金山の監視などが主な役割となったようです。

明治以降には関所は廃止されましたが、1970年には江戸後期の関所の形態が残るものとして国史跡に指定されていますが…、残念ながら足を踏み入れる事は出来ないようにチェーンが張ってありましたのでその形態を間近に見る事は出来ませんでした。

次の立ち寄りポイント塩沢もみじ橋

栃本集落を抜けると国道140号線の新道に合流しますが、中津峡は北側になりますのでUターンするような形で国道140号線を北上します。

全長2.2kmの大峰トンネルを抜けると、もみじ湖の端の部分に架かる全長213mの中津川大橋を渡りますので、橋を渡りきったところで中津川方面に左折します。

このまま中津峡を目指しても良いのですが、運が良ければ中津川に架かる塩沢もみじ橋からも紅葉が見れるという事でしたので立ち寄ってみました。

残念ながら災害復旧工事で橋に足を踏み入れる事は出来ませんでしたが…

紅葉はしっかり見る事が出来ました。

郷土料理が食べられる季節限定営業の後藤商店

ここからは中津川沿いにひたすら渓谷を走ります。

次に目指す立ち寄り地は、運が良ければ秩父の郷土料理が食べられる季節限定のお店「後藤商店」(中津峡店)です。

こちらは小鹿野に本店があるテイクアウト専門の屋台のお店ですが、秋の紅葉の季節限定で中津峡店で出張営業しているようです。

取扱メニューはこちらの通り。

・猪しし汁  500円
・うどん入り猪汁  700円
・中津いも田楽  350円
・たらし焼き 350円
・味噌おでん 1皿2本 200円
・各種飲み物

今回は昼食を済ませた後でしたので、控えめに猪しし汁だけを頼みました。

ピリリと辛い味噌ダレを追加してもらいましたが、白いご飯と合いそうな風味でしたので、事前に営業状態が確認できるならおにぎりなど持参するのも良さそうです。

 

なお、今回は後藤商店の駐車場でも良い具合の紅葉を見る事が出来ました。

中津川渓谷を走り持桶女郎もみじを目指す

後藤商店を出ると、ものの2分くらいで代表的な中津峡の紅葉スポットで持桶トンネル手前にある「持桶女郎もみじ」に到着します。

なお、女郎もみじの名前の由来は秩父ジオパークによるとこちらの通りとなっています。

■ 秩父ジオパークより~女郎もみじの名前の由来

ある昔のこと、紅葉が盛りを迎えた季節に、この地にあでやかな二人の男女が突然現れた。紅葉の美しさに見惚れ、手持ちの酒ですっかり酔いしれると興じて舞い踊ったという。ふと村人が気が付くともう二人はいなくなっていたが、そこにあった二本のもみじが二人のあでやかな姿に重なり、以来、「女郎もみじ」と呼ぶようになったという。

実はここが今回のドライブで最大のクライマックスになる筈でした…

が、残念ながらまさかの冬枯れならぬ秋枯れ状態。

たまたま写真撮影に来ていた地元の方にお話を伺ったところ、その方は毎週撮影に来ているらしいのですが…先週が女郎もみじの紅葉のピークで、その後はあっと言う間に葉が散ってしまったのだそうです。

これは大自然の営みですので難しいところがありますが、紅葉のピークを確実に捉えるには3週連続くらいで来る必要がありそうです。

実は10月中旬に一度下見に来ているのですが、その時には紅葉のコの字も無かったので一ヶ月後に既に散ってしまっているとは思いませんでした。

ただ、救いだったのは女郎もみじの取り巻きが、まだこれから紅葉のピークを迎えようと言う状態でしたので、

断崖絶壁の岩肌の荒々しさと山肌を彩る錦色のコントラスト、川のせせらぎを一応は楽しむ事が出来たのが救いです。

森林科学館に立ち寄り

紅葉スポットのピークはここで終わりますが、今回は少し先にある森林科学館に立ち寄りました。

ここでは春夏の暖かい期間には併設されているこまどり荘の宿泊施設の利用が可能ですが、秋冬に掛けては森林科学館のみの営業になっています。

森林科学館では広く浅く…ではありますが、奥秩父エリアの雑学について様々な角度から学べますので、興味のある方、教養を身に付けたい方はこちらにもお立ち寄り下さい。

帰路は新道で奥秩父もみじ湖に立ち寄り

帰路は新道の方の国道140号線を通って滝沢ダム・奥秩父もみじ湖に立ち寄りました。

滝沢ダムの直前に滝ノ沢望郷広場と言う、少し標高が高い展望ポイントがありますのでそちらからもみじ湖を眺めてみました。

もみじ湖の眺めも良いですが、こちらにももみじが植えられており、良い具合に紅葉していましので何だか得した気分になれました。

ここから滝沢ダムの駐車場に移動しますが、駐車場の入り口付近に植えられているもみじは、ちょうど紅葉のピークを迎えてるらしく、真っ赤に染まっていました。

水門からは東西に違った表情の景色を望む事が出来…

こちらが中津峡のある西側、

東側にはループ橋が見えます。

最後にこのループ橋を渡ったところで奥秩父の紅葉ドライブは終了です。

まとめ

以上、秋の秩父往還から栃本集落、中津峡を巡る紅葉ドライブコースについてご紹介しました。

今年は秩父で紅葉を見るために残された時間はあと僅かですが、このコースは四季折々の表情が豊かですので紅葉の時期でなくともドライブ好きならそれなりに楽しめると思います。

首都圏にお住まいの方は是非走ってみて下さい。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

国道140号(彩甲斐街道)は穴場のドライブコース!?

栃木県道15号で鹿沼から足尾方面への林道ドライブの巻

群馬と長野を結ぶ「ぶどう峠」はなかなか走り易い林道だった

電装品の持ち込み店舗はこう探せ!


SNSでフォロー

毎日更新! クルマの最新ニュースから雑学までLaBoon!!はどこよりも詳しく紹介!
フォローお願いします!