こんにちは!Omiです。
今年の夏は6月下旬から各地で40℃に迫るような過酷な暑さに見舞われていますが、先日私が住んでいる埼玉県久喜市もこの時期としては異例の38℃超えを記録したそうです。
あまりの暑さにこのような初夏の時期としては珍しく、近所のしまむらに夏物の服を買いに行っちゃいました。(私はしまむら退役軍人)
これからこの暑さが三か月も続く事を考えるとウンザリしますが、そんな酷暑だからこそ、週末に日帰りドライブに行くなら平地との気温差が体感できる高地を選びたいですよね。
でも、首都圏から日帰りとなると、八ヶ岳や那須高原、志賀高原などは距離的に遠すぎて、高速メインのドライブになっちゃうしちょっとなぁ~と、感じる人も多いのではないかと思います。
そこでこの記事では、おすすめしたい…と言うより、私が逃げ込みたいと思っている、首都圏から日帰りで行ける上、高速道路区間が短く、あまり人が集まらなそうなマイナー避暑地をいくつかご紹介します。
※因みに私のドライブ=バイクで言うところのツーリングなので、現地でのレジャー要素は少ないです。「走る事そのものに意義がある」って感じの方でないと退屈かも知れません。
100m標高を上げると気温は0.6℃下がります
富士山のてっぺんには、6月でも雪が降る事がありますが、標高を100m上げると気温は約0.6℃下がります。
人が快適に過ごせる気温は、湿度や季節にもよりますが、半袖を着る夏場では25℃~27℃くらいがベストだと言われていますので、平地の気温から標高による温度差を計算し、25℃~27℃くらいになるところを選べばよいと言う事になりますね。
以下表に平地の気温と標高ごとの気温をまとめました。
標高500m | 標高1000m | 標高1500m | 標高2000m | 標高2500m | |
---|---|---|---|---|---|
平地30℃ | 27℃ | 24℃ | 21℃ | 18℃ | 15℃ |
平地32℃ | 29℃ | 26℃ | 23℃ | 20℃ | 17℃ |
平地34℃ | 31℃ | 28℃ | 25℃ | 22℃ | 19℃ |
平地36℃ | 33℃ | 30℃ | 27℃ | 24℃ | 21℃ |
平地38℃ | 35℃ | 32℃ | 29℃ | 26℃ | 23℃ |
平地40℃ | 37℃ | 34℃ | 31℃ | 28℃ | 25℃ |
平地の気温が34℃を超えてくるような日は、標高1500mくらいの場所を目指すのが吉と言う事ですね。
首都圏周辺の標高
こちらの国土地理院の電子国土Webを見て頂くと、標高別に地図が色分けされています。
陸地は、標高別に低い方から緑→黄色→薄茶→茶色→こげ茶となっていますが、1000m以上が茶色、2000m以上がこげ茶のようです。
2000m以上のこげ茶は、車では入って行けないような山頂に近い場所である事が多く、首都圏周辺には車で入って行けるような場所はないので、概ね1000m以上の茶色のエリアを目指す事になります。
具体的には東京・山梨・埼玉・群馬・長野の県境辺りです。
彩甲斐街道から甲州に抜けるルート
このルートの目的地は埼玉県の奥秩父にある「彩甲斐街道(秩父往還)出会いの丘」と、その先の雁坂トンネルと超えた山梨側の「道の駅みとみ」です。
都内からだと、関越道→圏央道鶴ヶ島インター→国道299号→国道140号のルートがおすすめです。
国道299号に入った辺りから、このような緑に囲まれた田舎の国道の風景が続きます。
復路は大菩薩峠を超えて奥多摩方面を通るのも良いでしょう。
このルートのおすすめポイントは、マイナー高地にありがちな険道・酷道区間が一切なく、トラックでも問題なく走れる走り易さです。
「出会いの丘」から「みちの駅みとみ」までは、標高2,000mにある6.6kmの有料道路、雁坂トンネルを通りますが、このトンネルは通行量も少なく、気温もかなり低いので窓を全開にして走ってみて下さい。
以下、周辺道路の参考記事です。
酷道だけど標高はやや高めの十石峠 国道299号
こちらのルートの目的地は、「十石峠展望台」です。
十石峠は奥秩父から群馬県を経由した先にある、長野県と群馬県の県境にある国道299号線上にある峠ですが、彩甲斐街道のルートとは対照的に勾配が激しい上に、対向車とのすれ違いが困難な区間が時々あります。(ほとんどの区間はすれ違い可能)
標高はやや高めの1350mあり、峠を越えた長野県側はメルヘン街道に通じています。
メルヘン街道にある麦草峠は、日本の国道としては2番目に標高が高い2,217mですので、ここまで来れれば下界と13℃近い温度差を体感出るでしょう。
麦草峠は少し遠いので、高速道路を積極的に使わなければ日帰りでは厳しいと思います。
まあ、ここまで高速道路の使用を許容してしまうと、いろは坂を登って中禅寺湖まで行けてしまうので、麦草峠はこの記事の主旨からは少し外れます。(麦草峠もいろは坂も全くマイナーではないですし)
まとめ
以上、首都圏から日帰りで行ける首都圏から日帰りで行けるマイナー避暑地についてご紹介しました。
この夏、暑さに負けそうになった時に行ってみて下さい。私も行きます(笑)
コメント
こんにちは。
私の住まい(茨城県北部)からも遠いルートなので、高速を使わないと若い頃ならともかく(笑)
日帰りはまず無理な行程ですが、こういう企画もたまにはいいですね。
Omiさんは久喜市にお住まいでしたか。てっきりさいたま市あたりにお住まいだと思っていました。
久喜市は全国的にも暑い古河市に隣接しているので、やはり暑い地域だと思われます。
古河市は40℃を越したことはありませんが、たまに全国一暑いときもありますね。
同じ茨城県内でも私が住んでいるところと比べ3~5℃くらい暑いので、大変だなあと思っています。
暑い日が続きますが、ご自愛ください。
HCR32様
茨城は筑波さんの周辺はたまに走ったりしてますよ。
北の方は少し雰囲気が違ってるかと思いますが、標高が低い山が多いので走り易そうですよね。
バイクのツーリングで走られる方が多いようなイメージですが、いずれ茨城県北も走破したいと考えています。
久喜は埼玉の中でも熊谷に近い気候なので、大体熊谷-1℃くらいの事が多いですね。
筑波山、日光、赤城山、榛名山、秩父、奥多摩辺りも程よい距離で、周辺道路もそれほど混雑しないので、私のような人間には割と住みやすい場所です。
筑波山近辺の道路も30年以上前はまだ木々の高さが低かったり、駐車場も今よりもあったりして、
景観もよかったんですけどね。
フルーツラインの北側もトンネルができた後、峠道が崖崩れを起して通行止めになっていたのですが、
しばらく行っていないのでどうなったかはわかりません。
茨城県北部はおっしゃるとおり、比較的なだらかかなアップダウンが多いうえ
ここ25年ほどで大部道路も整備されてきたので、走りやすいです。
ただ、一部では東日本大震災の被害で修理をしたものの以前ほど綺麗な舗装でなかったり、
冬季は凍結しやすいので、お越しの際には注意してください。
HCR32様
出来れば10~11月に行ってみたいですね。
そのまま福島に抜けるなんてのも良いですね。