暑さが厳しい関東の夏でも、標高の高い山岳ルートなら涼しさを感じながら快適に走れるのが魅力です。
今回は群馬・長野エリアを舞台に、妙義山から榛名山、万座ハイウェイ、渋峠までをつなぐ、おすすめの涼感ドライブコースをご紹介します。
峠道好きの方にも、景色とグルメを楽しみたい観光ドライバーにもぴったりの1日プランです。
妙義山は霧の中、幻想的な山岳風景(県立妙義公園 第一駐車場)
スタート地点には「道の駅しもにた」がおすすめ。アクセスがよく、トイレや地元物産も揃っており、出発前の準備にも便利です。
妙義山周辺に差しかかると、前日の雨の影響で路面に枝葉や小石が落ちている箇所も。ゆっくり走れば問題はありませんが、慎重に。
目的地の「県立妙義公園第一駐車場」は霧がうっすらと立ち込め、妙義山の岩肌は残念ながら見えず…。
ですが霧に包まれた山あいの空気感は、晴れた日とはまた違った幻想的な表情を見せてくれます。
ちなみに、晴れた日の妙義山はゴツゴツとした奇岩が青空に映える絶景で、春は新緑、秋は紅葉が美しく、季節によってまったく違う風景が楽しめる名所でもあります。
八ッ場ふるさと館でひと休み
妙義を抜けて「道の駅 八ッ場ふるさと館」へ。川沿いの道を下ると自然の風が気持ちよく、施設内では地元野菜やスイーツも充実。
夏でも屋外でゆったり過ごせるのは、高原エリアならではの魅力です。
万座ハイウェイから渋峠へ。峠道と涼風を堪能
八ッ場を出発後は万座ハイウェイへ。標高が上がるにつれて空気も一段と涼しくなり、途中からは雲も晴れて青空が広がる時間帯も。
走りごたえのある中~高速のコーナーが続くルートは、ドライブ好きにはたまらない道です。
渋峠に到着すると、観光客の多さに驚き。横手山ドライブインは満車で、周辺の小さな駐車場に分かれて停めることになりました。
標高2,000mに近いこのエリアは真夏でもひんやりとした空気。快適な高原ドライブが楽しめる絶好のポイントです。
時間に余裕がある場合は、横手山スカイペアリフトに乗って山頂へ向かうのもおすすめ。
晴れた夏の日には、山頂駅(渋峠ロマンスリフト)から北アルプスや志賀高原、遠く草津方面まで一望でき、絶景の大パノラマが広がります。
澄んだ空と冷たい風、そしてリフトからの眺めは特別な体験になります。
榛名山へ。霧の湖畔で静かなランチタイム
渋峠を下り、次に向かったのは榛名山エリア。
到着したのは「榛名湖畔の宿 記念公園 駐車場」。この日は霧が濃く、湖面はまったく見えませんでしたが、霧の中での静けさもまた魅力的です。
周辺にはランチスポットも点在しており、地元らしい味が楽しめるお店が豊富。
なかでも「ロマンス亭」のワカサギと舞茸の天ぷらはおすすめ。揚げたてのサクサク食感で、山と湖の味覚を一度に堪能できます。
ちなみに晴れた日の榛名湖は、春は湖畔の桜が見事に咲き、夏は爽やかな風と青空が広がる避暑地らしい風景、秋は湖を囲む木々が一斉に色づく紅葉が楽しめます。
冬には湖が凍結し、周囲の雪景色と相まって幻想的な世界が広がります。四季折々に異なる表情を見せるため、どの季節に訪れても魅力的です。
箕輪城跡で締めくくる、歴史スポットでのんびり
ドライブのラストは「箕輪城跡 駐車場」でクールダウン。整備された駐車場の奥には、戦国時代の面影を残す城跡が広がっています。
車を降りて軽く歩くのもよし、城跡を背景に記念写真を撮るのもよし。渋滞に巻き込まれずに帰路につけるのも魅力です。
まとめ|高原・霧・涼しさを求めて走る、夏の山岳ドライブ
このルートは
- 標高差で涼しさを感じられる
- 万座・渋峠・榛名とドライブ向きの道が揃う
- 高原グルメ&絶景スポットも満喫
関東近郊で1日しっかり走れて、夏の暑さも回避できるおすすめルート。特に平日であれば渋滞や混雑も避けられて、より快適なドライブが楽しめます。
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