※2025年8月11日更新:群馬側から長野方面に抜けるルートと、十石峠展望台・乙女の滝への立ち寄り記録を追記
関東随一の「酷道」として知られる国道299号線・十石峠。長野方面から秩父方面へと抜けるこの峠道を走ってきました!
今回の目的は、ドライブレコーダーの西日本LED信号への対応を検証するために長野へ行ったついでに、諏訪方面からメルヘン街道を抜けて成り行きで通っただけ。
しかし、この道の噂は以前から知っており、実際に走ってみた感想をお伝えします。
「酷道」って言われるけど、どんな道なの?
国道299号線・十石峠は、景色の良さや爽快な走りというよりも、すれ違い困難な狭い道幅や急カーブがあることで知られています。
「国道299号」などの検索キーワードで訪れた方はご存知かもしれませんね。ここでは私の運転歴や基準に基づいて、リアルな走行体験を紹介していきます。
運転歴と「酷道」への考え方
運転歴は24年。免許取得後に乗り継いだ車は「EG6シビック」「R32スカイライン」「R33スカイライン」「ノア」「エルグランド」、そして現在は「ランエボX」に乗っています。
長年ミニバンを運転していた時期もありますが、運転そのものが苦痛になり、再び走る楽しさを求めてランエボXに戻りました。
昔は地図頼りに知らない峠道を無計画で突っ込む冒険もしましたが、今では「すれ違い困難な狭い道」は大の苦手です。
「車同士がすれ違えない区間で、対向車が来たらバックで譲らなければいけない」状況になると、私の中ではそれは立派な「酷道」認定です。
十石峠の核心部はおよそ18km
十石峠の中でも「車がすれ違えない区間」が多いのは、「乙女の滝」から県道45号線までの約18km。
この区間では断続的に道幅が狭く、特に山頂付近でその傾向が強まります。
実際に私が走ったのは晴れた土曜日の15~16時の時間帯。全行程で約18km、35分ほどで抜けました。
対向車はわずか6~7台程度。交通量はかなり少なく、平日ならさらにすれ違う確率は減ると思います。
確かに一部には「もし対向車が来たらバックしないといけない」という区間もありましたが、全体としてはその確率はかなり低く、出会ってしまったら「運が悪かった」と思える程度です。
実際に走ってみた印象は?
正直、もっと酷い道を想像していたのですが、意外にも快適にドライブできました。
急カーブの手前にはカーブミラーがほとんど設置されており、対向車が見えないまま突っ込むようなリスクはあまりありません。
過去に徳島県のあまり知られていない峠道など、完全にすれ違い不可で延々と続く酷道を走った経験と比べると、十石峠ははるかに走りやすく感じました。
十石峠は迷わず走れる!
「関東随一の酷道」と言われている十石峠。実際に走るまでは不安でしたが、しっかりと下調べをしている方や、ある程度の運転経験がある方なら、十分に走破できるコースだと思います。
春から秋にかけては、新緑や紅葉に彩られた美しい景色も楽しめるルート。十石峠を迷っている方は、ぜひチャレンジしてみてください!
2025年8月8(金)追記~ 群馬側から長野方面へ抜ける
今回は、群馬県側から長野方面へ「十石峠」を走破しました。
出発地点は「川の駅 上野」、時刻はまだ朝の6時30分頃。真夏の猛暑日予報でしたが、早朝の山間部は別世界の涼しさでした。
最初の立ち寄りポイントは「十石峠展望台」。
名前の通り峠の展望台ですが、周囲の木々が高く伸びており、残念ながら眺望は限定的。それでも峠の雰囲気は十分に感じられ、山深さを味わえます。
続いて立ち寄ったのは「乙女の滝」。滝の流れと木漏れ日が織りなす光景は幻想的で、耳に届く水音と涼しい空気が、夏であることを忘れさせてくれます。
この区間で、すれ違った車はわずか1台のみ。交通量が極端に少なく、静かなワインディングを独占して走るような贅沢な時間が流れます。
下界では気温が40℃近くまで上昇する猛暑日でしたが、峠の最も標高が高い地点付近では18℃程度。
半袖・短パンでは寒いと感じるほどで、真夏の避暑ドライブとしてはこれ以上ないコンディションでした。
関連記事