連日の猛暑日、ドライブ好きの皆さんは「さすがにエアコンなしはキツい」と感じているかもしれません。
でも、関東にも“真夏でも快適にオープンで走れる避暑ルート”が存在します。
今回は、群馬県の赤城山・奥四万湖・榛名高原エリアを巡る、標高の高いエリア中心の夏におすすめの高原ドライブコースをご紹介します。
実際に真夏の快晴日(最高気温40℃)に走った体験をもとに、その魅力を詳しくお伝えします。
赤城山を登る|涼風を感じる高原ワインディング
スタート地点におすすめなのが「ぐりーんふらわー牧場・大胡」。赤城山の南麓にあり、標高も高いため、早朝であれば真夏でもひんやりとした空気が広がります。
赤城山へのワインディングは交通量も少なく、緑のトンネルといった雰囲気。
木陰の中を走りながら高度を上げていくにつれ、エアコン不要の涼しさに変わっていきます。特に朝の時間帯は、屋根を開けて走れるほど快適です。
山頂近くの「鳥居峠駐車場」は展望スポットとしてもおすすめ。
ただし、筆者が訪れた日は雲がかかっていて日差しは遮られ、湿度も高く寒いくらいでした。夏でも軽めの羽織りがあると安心です。
赤城北面の絶景ダウンヒル〜中山盆地へ
山頂を過ぎると、赤城の北面を沼田方面へ下ります。
このダウンヒルはヘアピンとロングコーナーが混在するテクニカルな区間で、ドライビングの楽しさを味わえるルート。
ブレーキングと加速のメリハリを効かせて、テンポ良く下りましょう。
休憩には「道の駅 中山盆地」が最適。地元野菜やソフトクリームなど、夏のドライブ中にうれしいアイテムがそろっています。
奥四万湖|エメラルドグリーンが広がる静かな湖
続いて向かいたいのが「奥四万湖」。
四万ブルーと呼ばれる湖面は、晴天時には驚くほどのエメラルドグリーンに。観光地としてはやや穴場感もあり、混雑を避けたい方にもおすすめです。
湖畔の駐車スペースに車を停めて、のんびりと写真撮影や散策も可能。周囲は涼しく、エンジンを止めて車外で過ごすのも心地よい時間になります。
霊山たけやまでランチ|地元食材が充実
ランチスポットとしておすすめなのが「道の駅 霊山たけやま」。
地元野菜を使った定食や手打ちそば、冷たいスイーツなど、暑さで疲れた体にちょうどいいメニューがそろっています。
敷地も広く、駐車場は十分な台数に対応。ツーリングの中間地点としても最適です。
榛名高原を走り抜け、歴史の地・箕輪城跡でフィニッシュ
帰路は榛名湖を通過し、南側のワインディングを抜けて下山。特に湖畔からの下り道は、交通量も適度で走りやすい快走ルートです。
ドライブの終点に選んだのは「箕輪城跡 駐車場」。近くに歴史遺構もあり、最後に少し散策したい方にもおすすめ。午後1時半ごろに到着すれば、渋滞を避けて快適に帰宅できます。
このコースが夏におすすめな理由
- 標高の高いエリアを中心に構成 → 平野部より5〜10℃涼しい
- 早朝スタート・昼過ぎ解散で日差しがピークになる前に終了
- 観光地過ぎず、空いていて走りやすいルート構成
- 四万ブルーや高原の景色など、夏ならではの絶景が楽しめる
実際、前橋市ではこの日40℃を記録しましたが、赤城・奥四万・榛名ではエアコン不要の時間帯もあり、オープンカーでも心地よく過ごせました。
まとめ|真夏でも走れる、関東屈指の高原ドライブコース
赤城山・奥四万湖・榛名高原を巡るこのルートは、猛暑の季節でも快適に走れる関東屈指の「避暑ドライブコース」。
山岳エリア特有の気温差と自然の美しさ、そして交通量の少なさが魅力です。
「真夏でもクルマで走りたい」「オープンカーを眠らせたくない」そんなドライバーにこそおすすめしたいルートです。ぜひ次の休日に、涼しさを求めてこのコースを走ってみてください。
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