こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
一般ユーザー向けのカーアクセサリーの展示会と言えば、東京オートサロンなどが有名ですが、今回はB to Bの法人向けのマッチングを主な目的とした「IAAE国際オートアフターマーケットEXPO2022」を見学して来ました。
LaBoon!!はメディア運営を核としてい事業展開をしてきましたが、最近ではikeep製品の企画や営業、販促面でも業務サポートを行っていますし、自社企画製品であるiZONEの事もあり、今後の資金調達の状況によってはドライブレコーダーの企画も実施したい意向です。
このような状況から、来年度の国際オートアフターマーケットへの出展を検討しており、その為の視察というのが最大の目的です。
ってな訳で、①製品開発者、②販促・営業担当、③メディア運営者、④1ユーザーの4つの視点からIAAEを見てきました。
B to B、B to B to Cの製品が多い
オートサロンでは個人ユーザーをターゲットとした製品やサービスが主流ですが、IAAEは業者向けの展示会ですので、B to Bとしては運送会社向けのシステム、B to B to Cでは、ディーラーや整備工場向けの提案が多く、各種パーツや工具、ケミカル用品などの出展が目立ちました。
目新しい電子デバイスは運送会社向けのシステムに限られていましたので、ユーザー目線で面白そうだと感じた製品はそれほど多くはなかったのですが、運送会社向けのシステムが価格面で個人向けに調整されれば…と感じたものもいくつかありました。
カテゴリーとしてはこちらの2つです。
後付けのアラウンドビューモニター
後付けのアラウンドビューモニタ―に関しては、従前からユーザー関心は高いものの、価格や取り付け店舗などの問題から、日本ではほとんど普及していません。
今回の展示でも個人をターゲットとした製品はありませんでしたので、価格が私の考える許容範囲の2倍を超えているものばかりでしたが、今後の展開次第では10万円以内で取り付けまで可能なものも出せるかも知れないという情報もありました。
※DIYで取り付け可能な方は、激安の中華アラウンドビューモニターの選択肢もありますが、普通の方におすすめ出来るような代物ではありません。
安全運転支援システム
今回のIAAEへの出展で目立った電子デバイスは、運送会社向けの安全運転支援系のシステムですが、そのうち最も興味深かったのがIntelが2017年に買収した、イスラエルの自動運転システムを開発するMobileyeによる、Mobileye 8 Connectというシステムです。
因みにこのMobileyeシリーズは、既に2005年に初期アイテムが販売されていたようです。
最新バージョンの8は4年位前のリリースのようですが、このような後付け支援システムの肝はその警報精度です。
この製品は単眼カメラで撮影した映像もとに警報を行う仕様だそうですが、過去に私がテストして来た単眼カメラ系の運転支援システムは、どれも素人の私でも企画が出来るようなセンシング様式となっている物ばかりでしたので、警報精度がどの程度のものが気になるところです。
本製品は運送会社向けのウン十万円の価格帯なので、個人向けのガジェットとして私がレビューするような事は、100%あり得ないとは思いますが(笑)
以上、【IAAE】国際オートアフターマーケットEXPO2022のご報告でした。
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