ノアの純正カーナビについて解説!

※2022年3月17日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

トヨタの一部人気車種ではディスプレイオーディオが標準装備となっている為、社外品のカーナビを取り付けられないケースが増えてきました。

以前なら少しガジェット類に詳しい方であれば「コスパで選ぶなら絶対に社外ナビ」と言った考えが頭に浮かんでいた筈ですが、最近はトヨタも純正ナビのラインナップも充実して来ましたので一概にそうは言えない状況となっています。

また、そもそもノアではこの標準搭載のディスプレイオーディオから、社外品への換装が原則として不可となってしまいました。

そこでこの記事では、ノアで選択できる純正ナビの種類と特徴について解説します。

ノアの購入を検討中で、カーナビの選択について迷っている方の参考になれば幸いです。

ノアの購入を検討中で、カーナビの選択について迷っている方の参考になれば幸いです。

ノアの純正カーナビ

ノアは最近トヨタで増えている「ディスプレイオーディオ対応車種」となっています。

これらの車種では原則として社外品のカーナビへの換装が不可となっていますので、純正の構成から選ぶしかありません。(RAV4など一部車種を除く)

また、合わせてトヨタはネットワークを活用した自社システムであるT-Connectも標準装備に切り替えて来ています。

そこでまず最初に把握しておきたいのがこちらのポイントです。

・標準搭載となったディスプレイオーディオには、8型標準グレード10.5型Plusの2つのグレードがある
8型標準グレードのディスプレイオーディオには、通信型のコネクティッドナビ機能が組み込まれている
10.5型Plusのディスプレイオーディオには、これに加えて従来型の車載ナビソフトも搭載されている
T-Connect機能も大部分が標準装備となった(と言っても本来は全部有料で、5年の無料期間があるってだけ)

1年前の2021年前半時点でのトヨタディスプレイオーディオ対応車では、通信型のコネクティッドナビ機能がいきなり有料プラン扱いの車種が多かったのですが、ノアでは5年間は無料となっています。

※6年目以降は880円/月

つまりはこう言う事です。

コネクティッドナビ機能+T-Connectの基本部分は、本来有料のところ、5年間は無料付帯

T-Connectの基本部分は、6年目以降は330円/月、コネクティッドナビ機能と合わせると1,210円/月

従ってユーザーの選択肢は、ディスプレイオーディオのグレードと、T-Connectの追加OPサービスを選ぶくらいしかありません。

標準搭載のディスプレイオーディオの特徴

ノアに標準搭載のディスプレイオーディオには、こちらの8型・10型のフローティングタイプとなります。

主な機能差はこちらの通りです。

8型標準グレードの特徴

8型モデルではナビ機能が通信型のコネクティッドナビのみになりますので、長時間通信圏外にいるとナビ機能を果たさなくなる可能性があり、6年目以降は有料となります。(880円/月)

※データ保持エリアは80km四方なので、災害や基地局のトラブルなどに遭遇しなければ、これは問題にならないように思います。

BluetoothやCarPlay、Android Autoには対応していますので、必要最小限の機能はカバーしています。

HDMI入力には非対応、地デジとCD/DVDデッキはセットでメーカーOPとなります。(74,800円)

■ ノアメインカタログ

ETC2.0ユニットはOPで27,500円となっています。

スピーカー数は車体のグレードで決まっており、S-Gは4スピーカー、S-Zは6スピーカーです。

ナビやAV機能にさほどこだわらない方にはこれで充分かと思いますが、こだわる派には物足りない構成かと思います。

10.5型Plusの特徴

こちらはディスプレイサイズが大きくなっただけでなく、別途オフラインでも使えるナビソフトが入ります。

AV機能についてもHDMIと地デジとCD/DVDデッキも標準装備となりますので、スマホのミラーリングやFire TVなどを車内で使いたい方にはこのグレードがおすすめです。

なお、Z・S-Zグレードのみ、プレミアムサウンドスピーカーシステムのOPにも対応しています。

また、14型有機ELの後席ディスプレイ(151,800円)には、いずれのグレードにも対応しているようですが、8型の標準グレードでは地デジくらいしか使いどころがありません。

5年間無料で使えるT-Connectの標準機能

次にディスプレイオーディオと合わせて5年間無料の標準搭載となった、T-Connect機能についてです。

2021年までのディスプレイオーディオ標準搭載車は、T-Connectのエントリー機能が付いて来ましたが、ノアはより幅の広いT-Connectのスタンダード機能が5年間無料の標準搭載となっています。

これだけ多機能になると、ガジェット好きの私でも、もはや把握するのがめんどくさいと感じます。

従来はサイバーナビの最上位機種だけに搭載されていたような機能を含むこんなセットが、多くのユーザーが求めているものとは思えませんし、ユーザーにとっては欲しい機能だけを安価で社外品でコーディネートしたいところですが、これも時代の流れってやつですね。

トヨタのこのような流れは加速するでしょうし、カーナビのアフターパーツメーカーは更に業界の再編が進みそうですね。

ノアの純正ドライブレコーダーについて解説!
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