高圧洗浄機を使って洗車をすると、ボディが歪んでしまったりするのであまりやらない方が良いという意見を目にする事がありますが、今は少なくなってしまったコイン洗車場などでは普通に高圧洗浄機が使われていますよね。
結論としては、故意にボディを歪ませるような一点に水圧が集中するようなモードを選んで、徹底的に1ヶ所に執拗に垂直に水圧をかけ続けなければ、個人レベルで購入可能な高圧洗浄機ではそうそうボディが歪む事なんてないという事です。
実は私も2015年に洗車用に高圧洗浄機を購入し、3年以上使用しています。
何故に高圧洗浄機などを購入してしまったのでしょうか?
高圧洗浄機を購入した理由
私が高圧洗浄機を購入した当時は、ランエボ10をメインに使っており、月に1度くらいはコンスタントに洗車をしていました。(今は車が増えたので洗ったり洗わなかったりする車もありますが)
洗車についてはガソリンスタンドなどの洗車機は使わず、基本的には手洗い派です。
また、洗車のついでに必ずコーティング剤やそれらのメンテナンス剤、ワックス類などを塗布しており、たま~にガソリンスタンドの洗車機に掛ける事もありましたが、かなり洗車傷がついてしまった事があるので、基本は洗車機に掛けるのは止めています。(洗車機に掛ける車もありますが)
手洗い洗車は意外と重労働
私は本来は車をいつも綺麗にしておきた派です。汚い状態だと気分が悪くなりますし、ドライブする気も失せてきます。(最近はそれ以前に時間がなくて行けないですが…)
以前は最低でも月に1回、汚れたらその都度手洗いで洗車をしていたのですが、この手洗い洗車+コーティング剤もしくはメンテナンス剤の塗布というのが意外と40歳を過ぎた体にはこたえます。(いつの間にか46歳になってました)
これらの作業の手順ですが、まずはホースの水圧を上げて砂埃などの表面的な汚れを吹き飛ばしてから、シャンプーをスポンジに付けて軽くボディを撫でるように擦ります。
次に再びホースで散水しながらシャンプーを洗い流し、水切りワイパーでボディ全体の水玉を落とした後にウェスやセーム皮などで残った水を拭き取ります。
その後ウェスでコーティング剤やメンテナンス剤を塗布するのですが、この一連の作業でシャンプー+水切り+拭き取り+塗布と4回もボディ全体を擦ったり拭いたりしなければなりません。
また、ボディが綺麗でもホイールが汚れていると綺麗になった感じがしないので、柄のついた専用のスポンジでホイールも洗わなければなりません。
これがかなり重労働ですし、時間も2時間くらいは掛かっていました。
洗車をした後は2~3日筋肉痛が引かないような事になって来ましたので(運動不足だろ!という突っ込みはなしでお願いします)、なんとか最小限の時間と労力で車を綺麗な状態に保てないかとあれこれ思案した結果、高圧洗浄機という答えに辿り着きました。
高圧洗浄機の代名詞はケルヒャーだが?
高圧洗浄機と言えばまず頭に思い浮かぶのがケルヒャーです。
ケルヒャーと言えば、高圧洗浄機を含めた清掃機器の最大手メーカーとして有名ですし、ケルヒャーの高圧洗浄機は高性能と定評があるのは周知の事実だと思います。
実は私が3年間使い続けてきた高圧洗浄機はケルヒャーではなく、かなりコスパの高いお手軽モデルなのですが、最近はモーターの音量が大きいと感じるようになり、3年振りにケルヒャーの高圧洗浄機に切り替えようと考えています。(洗浄力には全く不満なしだが)
3年前と現在のケルヒャーの高圧洗浄機を見比べてみると、ラインナップはほぼ変わらず、エントリークラスのコスパの高いモデルが一つ追加されていますね。
ケルヒャーの高圧洗浄機一覧
ケルヒャーの高圧洗浄機は、K2~K5シリーズまで4つのグレードの中にいくつかの派生モデルが存在しており、非常に種類が多いです。
以下に基幹となるモデルのスペックを記載しますが、高圧洗浄機を選ぶ上で重要と思われる項目のみを抜粋して比較しています。
ケルヒャー | 常用圧力(MPa) | 電力(KW) | モーター静音 | タイヤ | ホースリール | 高圧ホース |
---|---|---|---|---|---|---|
K2クラシック | 6.0 | 1.0 | △空冷 | なし | - | 5m |
K2サイレント | 7.5 | 1.25 | 〇空冷静音 | △ | 8m | |
K2 | 7.0 | 1.25 | △空冷 | あり | - | 8m |
K3サイレント | 7.5 | 1.3 | ◎水冷静音 | - | 10m | |
K4サイレント | 8.0 | 1.35 | ◎水冷静音 | △ | 10m | |
K5サイレント | 8.0 | 1.0 | ◎水冷静音 | 〇 | 12m |
各項目の説明は以下の通りです。
吐出圧力
吐出圧力は高圧洗浄機のパワーのような物で、この数値が高いほど洗浄能力高くなります。
※メーカーによっては最大吐出圧力、常用吐出圧力の表記がありますが、通常の使用時には常用吐出圧力が目安となります。最大吐出圧力は何かの拍子に想定以上の負荷が掛かった場合の耐久力の目安です。
実際のところ、どれくらいの圧力が必要かは高圧洗浄機を使用する用途にもよるかと思うのですが、高圧洗浄機を洗車で使用する場合には以下の2種類の手順が考えられます。
①高圧洗浄機で汚れを飛ばす→さらにシャンプーで仕上げ→拭き取り
②高圧洗浄機で汚れを飛ばす→拭き取り
あんまり大きな声では言えないですが、私は最近は②高圧洗浄機で汚れを飛ばす→拭き取り→以上!というパターンが増えて来ました。(洗車する車にもよりますが)
今使っているかなり高圧の9.0MPaの高圧洗浄機でも、②高圧洗浄機で汚れを飛ばす→拭き取りのパターンだと拭き取り用のクロスがそこそこ汚れますし、油脂類や雨ジミなどの汚れは落ちませんので、ちゃんと洗車をしたい人は①高圧洗浄機で汚れを飛ばす→さらにシャンプーで仕上げ→拭き取り、の手順でやりましょう。
私は綺麗にしたい車とそれなりで良い車があるので、時と場合によってによってやり方を変えてます。
従って…手抜き洗車を極めたい場合には何よりも圧力を最優先で、そうでなければ価格やその他の項目を優先すると良いでしょう。
因みに私が今気になっているのは圧力と静音性に優れる「K5サイレント」です。
ケルヒャー | 常用圧力 |
---|---|
K2クラシック | 6.0(MPa) |
K2サイレント | 7.5(MPa) |
K2 | 7.0(MPa) |
K3サイレント | 7.5(MPa) |
K4サイレント | 8.0(MPa) |
K5サイレント | 8.0(MPa) |
このK5サイレントは単体ではなく、カー&ホームセットという形で回転ブラシやテラスクリーナーなど、使わなそうなものまでセットで付いてきてしまうのが難点で、価格もエントリークラスのモデルの2倍以上します。
※K5サイレントは東西の電力周波数の違いより、関東50Hz/関西60Hzの物が存在します。
ただし、手抜き洗車を突き詰めて行くと、静音性重視と言えども吐出圧力も重要項目になるかと思いますので、「K5サイレント」を購入する可能性が非常に高いです。
消費電力
ケルヒャーの高圧洗浄機の消費電力については1.0~1.35kWの範囲となっていますが、一時間使用しても電気代が25~35円くらいですし、1回の洗車では長くても10分程度しか使いませんのであまり気にする必要はないと思います。
静音性
高圧洗浄機は電動モーターで圧力を高めて水を吐出しますが、この静音性については吸音材の有無やエアフローの仕組みで大きく異なります。
ケルヒャーの説明によると、エントリークラスのK3に対して、K3サイレント・K4サイレント・K5サイレントの体感音の大きさは50%だそうです。
K3~K5は水冷式モーター、それ以外は空冷式のモーターで、2018年モデルのK2サイレントは空冷式ではあるものの、K2に対しては水冷式と同様に体感音の大きさは50%との記述が見られます。
ただし、ケルヒャーの比較表では静穏性について通常の空冷が△、空冷静音のK2サイレントが〇、水冷静音のK3~K5サイレントが◎となっています。
ケルヒャー | モーター静音 |
---|---|
K2クラシック | △空冷 |
K2サイレント | 〇空冷静音 |
K2 | △空冷 |
K3サイレント | ◎水冷静音 |
K4サイレント | ◎水冷静音 |
K5サイレント | ◎水冷静音 |
音量に関する具体的な数値が記載されていないので、通常の空冷を1とすると、静音空冷が0.5、静音水冷は0.4~0.5の間くらいなのでしょうか?
何れにしても現在私が使用している高圧洗浄機は、使用開始当初はこんなもんかと思っていたのですが、家族に音がうるさいから近所迷惑だ、と言われるようになりましたので人によってはうるさく感じるのかも知れません。
※ここだけの話ですが、近隣にちょっと面倒な方がいらっしゃるという事情もあり(まぁ、今まで3年間で何か苦情が入った訳じゃないですし、こういう事はお互い様だと思っているんですが…)
…という訳ですので、なるべくご近所に気兼ねなく使いたい場合には水冷静音モデルが良いでしょう。
なお、ケルヒャー公式によると、静音性は水冷静音モデルの中でも差があり、K4サイレントが最も音が小さいそうです。
タイヤ・ホースリール・高圧ホースの長さ
その他の面で押さえておきたいのが以下の3つの項目になります。
①本体がハンディタイプかタイヤ付きの半固定式か
②高圧ホースを巻き取るホースリールが付属するか
③高圧ホースの長さはどれくらいあるか
K2クラシックとK2サイレントに関しては、形状が手で持ち運びするハンディタイプとなっており、タイヤは付いていません。
一方で、K2~K5については全て半固定式のタイヤタイプとなります。
K2クラシックとK2サイレントは本体を手で持ち運び可能ですが、水道から高圧洗浄機へのホースの長さによっては持ち運び出来る範囲が狭くなります。
なお、水道から高圧洗浄機へのホースについては、全てのモデルで別売品で長さは3mになります。
高圧洗浄機本体からノズルまでの高圧ホースの長さは、以下の通りモデルによって様々です。
ケルヒャー | 高圧ホース | 電源コード | バケツなどの自吸 |
---|---|---|---|
K2クラシック | 5m | 5m | 自吸用ホース 自吸フィルター |
K2サイレント | 8m | ||
K2 | 8m | ||
K3サイレント | 10m | ||
K4サイレント | 10m | ||
K5サイレント | 12m |
因みに私が洗車で高圧洗浄機を使用している限り、高圧ホースの長さは10mもあれば余裕に感じます。
水道の蛇口と電源の位置にもよりますが、高圧洗浄機の本体を車の近くに置くのであれば8mでも問題ないでしょう。
5mだと車種によっては厳しいかも知れませんが、水道ホースの長さが3mありますので、蛇口から最大8mまでは射程範囲内になりますね。
なお、全てのモデルで自吸式のホースとフィルターのオプションがありますので、電源さえ確保できればバケツなどに汲んだ水を吸い上げて吐出する事も可能となっています。
まあ、電源ケーブルの長さはどれも5mですので、場合によっては別途コードリールなどが必要となるでしょう。
これらのオプションは結構高いですので、ホース長が心配なら初めから長い高圧ホースの物を選んだ方が良いかと思います。
また、実際に高圧洗浄機を洗車に使用してみると、意外と置き場所に困ったりします。
私は面倒くさがりなのでガレージに置きっぱなしなのですが、家の中に置いておく場所もないですし、いちいち収納場所にしまったりすると、出し入れで洗車をするモチベーションが削がれてしまいますので、収納場所についても考えておいた方が良いでしょう。
色々と小汚いですが、こう言ったコンクリートや外壁の汚れも高圧洗浄機を使えば綺麗になります。(必要性を感じていないのでやってないだけです)
上記の画像のモデルは高圧ホースのリールが付属しているのでまだこの程度で済んでいますが、ホースリールがない場合には更に面倒な事になると思います。
几帳面な方はホースリールがなくても良いかも知れませんが、そうでない方は本体にホースリールが付属しているものがおすすめです。(私はリールなしは絶対に考えられないです)
ケルヒャーの高圧洗浄機でリールが付属しているのは、K5サイレントのみとなり、K2サイレント・K4サイレントの場合にはリールというより「手でぐるぐる巻きつけるスペースがある」と言った表現が正しいかと思います。
ケルヒャー | ホースリール |
---|---|
K2クラシック | - |
K2サイレント | △ |
K2 | - |
K3サイレント | - |
K4サイレント | △ |
K5サイレント | 〇 |
【K2サイレント】
【K4サイレント】
【K5サイレント】
…という訳なので、運用面での利便性を考えても本命はK5サイレント、次点でK4サイレント、エントリークラスではK2サイレントとなりますね。
ケルヒャー | 常用圧力(MPa) | 電力(KW) | モーター静音 | タイヤ | ホースリール | 高圧ホース |
---|---|---|---|---|---|---|
K2クラシック | 6.0 | 1.0 | △空冷 | なし | - | 5m |
K2サイレント | 7.5 | 1.25 | 〇空冷静音 | △ | 8m | |
K2 | 7.0 | 1.25 | △空冷 | あり | - | 8m |
K3サイレント | 7.5 | 1.3 | ◎水冷静音 | - | 10m | |
K4サイレント | 8.0 | 1.35 | ◎水冷静音 | △ | 10m | |
K5サイレント | 8.0 | 1.0 | ◎水冷静音 | 〇 | 12m |
なお、電力周波数ですが、K2シリーズは50/60Hz共用、それ以外は別型番になりますので注意が必要です。
東西の電力周波数の境界線は以下の通りです。
日本の電気の周波数は、静岡県の富士川あたりを境に、東日本が50Hz(ヘルツ)、西日本が60Hzと異なっています。
ケルヒャー以外の高圧洗浄機について
ケルヒャー以外の高圧洗浄機にも様々なものがありますが、使い勝手や静音性などの面であまり深く考えないのであれば、ケルヒャー以外のモデルを選んでも良いでしょう。(ケルヒャーの同クラス未満の価格である事が条件)
ここでは他社の高圧洗浄機とケルヒャーのモデルをタイプや価格帯ごとに比較します。
コンパクトタイプの高圧洗浄機
K2クラシックやK2サイレントなどと同様のコンパクトモデルの高圧洗浄機で目ぼしいものは以下の通りです。
常用圧力(MPa) | 電力(KW) | モーター静音 | ホースリール | 高圧ホース | 重量 | |
---|---|---|---|---|---|---|
K2クラシック | 6.0 | 1.0 | △空冷 | - | 5m | 3.8kg |
K2サイレント | 7.5 | 1.25 | 〇空冷静音 | △ | 8m | 5.8kg |
RYOBI AJP-1210 | 6.5 | 1.20 | 不明 | - | 5m | 5.2Kg |
RYOBI AJP-1310 | 7.0 | 1.20 | 不明 | △ | 5m | 6.2Kg |
BOSH AQT33-11 | 表記なし | 1.30 | 不明 | △ | 6m | 3.8kg |
コンパクトタイプのなかでもエントリークラスと軸となるのがケルヒャーのK2クラシックですが、吐出圧力などのスペックを単純に比較するとやや割高な感があります。
おそらく…ですが、コスパだけで考えるとRYOBIの「AJP-1210/1310」辺りが最も高そうですが、バケツなどからの自吸は説明書に記載がありませんので不可能かと思います。
「AJP-1310」はK2クラシックよりも吐出圧力が高めなので、静音性の部分では優劣は不明であるものの、コスパは「AJP-1310」の方が高そうです。
一方でコンパクトタイプの高圧洗浄機の中でも最もハイエンドなのが、ケルヒャーの2018年モデルであるK2サイレントとなります。
吐出圧力に関してはこの中でも最も高い7.5MPaとなっており、静音性についてもこの中では一番高そうです。
高圧ホースも8mと長めなので取り回しも便利なように感じます。
ただし、価格帯的にもそこそこ高めとなりますので、静音性を気にしないのであれば、「AJP-1310」をを選んだ方が良さそうな気はしますね。
なお、このカテゴリーのモデルに関しては50/60Hz共用となってるようですので、東西日本で個別のモデルを選ぶ必要はありません。
静音なしの半固定式の高圧洗浄機
半固定式の高圧洗浄機はかなり種類が多いので、ここでは静音機能が具体的に謳われていないモデルを比較します。
常用圧力(MPa) | 電力(KW) | ホースリール | 高圧ホース | |
---|---|---|---|---|
ケルヒャーK2 | 7.0 | 1.25 | - | 8m |
RYOBI AJP-1420 | 7.3 | 1.35 | △ | 6m |
RYOBI AJP-1700V | 7.5 | 1.45 | △ | 10m |
BOSH UA125 | 不明 | 1.50 | △ | 8m |
アイリスオーヤマ FBN-601HG-D | 9.0 | 1.30 | - | 8m |
MooSoo V1800 | 9.0 | 1.80 | 不明 | 5m |
基準となるケルヒャーK2についてはかなり古いモデルになっていますし、ブランド以外では特別感はないような気がしますね。
このカテゴリーではブランドで選ぶか、パワーで選ぶかですが、アイリスオーヤマとおそらく中華メーカーのMooSooの9.0MPaの2つが常時吐出圧力9.0MPaと飛びぬけています。
ただし、音に関してはケルヒャーとその他のメーカーでは、同じ非静音モデルでも大きな差がある可能性がありますので、ここはギャンブルです。
安定感と安心感で選ぶならケルヒャーのK2、価格とパワーで選ぶならアイリスオーヤマのモデルと言ったところでしょうか。
静音タイプの半固定式の高圧洗浄機
静音タイプの半固定式高圧洗浄機は以下の候補があります。
常用圧力(MPa) | 電力(KW) | モーター | ホースリール | 高圧ホース | |
---|---|---|---|---|---|
K3サイレント | 7.5 | 1.30 | ◎水冷静音 | - | 10m |
K4サイレント | 8.0 | 1.35 | ◎水冷静音 | △ | 10m |
K5サイレント | 8.0 | 1.00 | ◎水冷静音 | 〇 | 12m |
RYOBI AJP-2100GQ | 7.5 | 1.20 | ◎水冷静音 | 〇 | 15m |
HIDAKA HK-1890 | 9.0 | 1.20 | 〇空冷静音 | 〇(注 | 10m |
アイリスオーヤマ FIN-801PE-D | 9.0 | 1.30 | 〇空冷?静音 | 不明 | 10m |
※HIDAKAの「HK-1890」は公式サイトにレビュー投稿する事でコードリールが貰えます。
このうちおそらく静音性では空冷式モーターを上回るであろう水冷式モーターを搭載しているは、ケルヒャーの3つのモデルと、RYOBIの「AJP-2100GQ」となります。
このモデルの吐出圧力は7.5MPaとK5サイレントをやや下回りますが、巻き取り式のホースリールを内蔵しており、仕様的にはK5サイレントと非常に近いものがありますね。
余分なセットが付属しない分、価格もK5に比べると若干安くなっています。
また、常時吐出圧力を優先するならHIDAKAの「HK-1890」とアイリスオーヤマの「FIN-801PE-D」が9.0MPaと最も高くなります。
ただし、「HK-1890」も静音のインダクションモーターを採用しているとの事で、通常の空冷タイプに比べると静音であると謳われており、私もそれほど気にしてななかったのですが、家族はうるさいと感じているようです。(音以外の面ではなんの不満もないんですけど)
一方でおそらく同様に空冷の静音モーターが使用されているであろう、アイリスオーヤマの「FIN-801PE-D」は、コードリールは付属せずデザイン的にも安っぽい感じはしますが、価格面ではHIDAKAの「HK-1890」よりもそこそこ安くなっていますので、静音面などの詳細は不明ですがコスパは高そうです。
水冷静音モーターと空冷静音モーターの音の大きさは今後K5サイレントと「HK-1890」での比較を行う予定です。
洗車におすすめの高圧洗浄機のまとめ
以上、自身の過去3年間の高圧洗浄機の使用経験と不満に感じる点を踏まえて、洗車におすすめの高圧洗浄機と選び方について解説しました。
面倒臭がり、または時間がないが洗車機は使いたくない、という方には高圧洗浄機での洗車がおすすめです。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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