ディスプレイ脱着式で最も大画面にBSD機能搭載【Carpuride W702 RS Pro 7インチバイク用CarPlay Android Auto対応スマートモニター】の実機レビューと評価

こんにちは。元エンジン要素研究員上がりの自称モータージャーナリストの大林寿行です。

近年、車に搭載されるディスプレイオーディオ化が進み、無線でCarPlay Android Autoが日常使われるようになって来ていますが、バイク用でも2年程前から、AKEEYO AIO-5 Liteを皮切りに、無線でCarPlay Android Autoが使えるように、スマートモニターが普及して来ています。

現在では、数多くのスマートモニターが売りに出されていますが、主に今年から盗難及びいたずら防止に寄与するディスプレイ脱着式が採用されているモデルが出てきています。

その中で、「Carpuride W702B」というBMWにも搭載が出来るモデルとして登場したスマートモニターで、昨年4月登場から、W702B ▶︎ W702B Pro ▶︎ W702S ▶︎ W702 RS Proと進化してきたモデルがあります。

今年4月頃に登場したW702Sからは、ディスプレイ脱着式が採用され、脱着式の中で最も大画面な7インチディスプレイを採用したモデルとなりました。

更に、新たにミリ波レーダーによる後方死界検知が出来るBSD機能が搭載された「Carpuride W702 RS Pro」 という熟成を重ねてきた製品が10月頃に登場し、熟成を重ねてきたスマートモニターとして、個人的に非常にお勧め出来る製品として、ご紹介をしたいと思います。

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W702RS Proの特徴

W702RS Proの特徴は以下の通りです。

    • 7インチ大画面IPS液晶ディスプレイ
    • 最も大画面な脱着式スマートモニター
    • IP67防水防塵仕様で、雨天にも対応
    • ミリ波レーダー式の後方死角検知機能搭載で、車やバイクのみならず、人の検知も可能
    • オート輝度調整付き高輝度ディスプレイ
    • ワイヤレスCarPlay/ワイヤレスAndroid Autoに対応
    • W58対応で、屋外でCarPlay Android Autoが使用出来る
    • イコライザー搭載で、好みの音で音楽が聴ける
    • Bluetooth送信による音声出力が可能
    • デュアルBluetooth送信で、音声出力の共有が出来る
    • 音楽、音声、マイクの音量調整が個別に出来る
    • OTAによるFWのアップデートが出来る

セット内容とデザイン

W702RS Proのセット内容は、以下の通りです。

  • 7インチ大画面液晶ディスプレイ筐体
  • 脱着式マウント
  • 脱着用Key 2本
  • 1インチボールマウント
  • ボールジョイント
  • 12V用2芯給電ケーブル
  • 5V用USB給電ケーブル
  • 物理ボタン式リモコン
  • BSDセンサー
  • BSDセンサー取り付け用両面テープ 2枚
  • マウントブッシュ
  • 取り付け工具
  • 3Aヒューズ
  • 取扱説明書

モニター裏側は、脱着式マウントのコネクターが付くように、端子が設けられています。また、雨天使用時でも水の侵入が無いように、ゴムシールが装着されています。

モニター横には、電源ON/OFF及びモニターの操作ロック用の物理ボタンとmicroSDカードのスロットがあります。IP67防水防塵のため、防水仕様になっています。

モニターの脱着を可能にしている脱着式マウントで、モニター側と同様、端子とゴムシールが設けられています。配線は、電源、リモコン、BSDを繋ぐためのケーブルです。

付属の鍵を上記のように差し込む事によって、モニターの脱着が可能です。

上記にモニター用ロック用の爪があり、これが鍵により上下稼働する事で、モニターの脱着が可能となっています。

電源ケーブルは、2芯の12V用とUSB-Aの5V用が付属されていますが、今回のRS Proの場合、USB-A電源ケーブルは、途中で電源が切れてしまうので、2芯の12V用を使用する事をお勧めします。

今回、RS Proになって、新しく導入されたBSDのミリ波レーダー搭載のセンサーです。

物理ボタンで操作するリモコンが付属していますが、タッチパネルの感度が高く、グローブを装着した状態でも操作出来るので、好みに応じて取り付けすると良いと思います。

上記のように、1インチボールマウントをバイクのグリップ等に装着します。マウント取り付けの際は、グリップ等の径に合わせて、付属しているゴムブッシュを使って、クリアランスを合わせます。

車体の設置例

今回はホンダリトルカブ50に本機を設置しました。

7インチディスプレイで、また、スクリーンの輝度が高いため、昼間の晴れている時でも、くっきりと映っていて、見やすくなっています。

また、時計右側に太陽のアイコンをタップすると、スクリーンの輝度調整が可能で、マニュアルまたはオート調整となっています。

ディスプレイを取り外した場合は、端子が剥き出しの状態になり、端子を被せる保護カバーの設定がありません。

個人的には長時間使用した場合の端子の腐食が気になる所ですので、カバーをかけるか、濡れてしまった場合は、エアで水を飛ばすなどの保護が必要かと思います。

付属のボールジョイントは、六角を使って位置調整をしつつ、固定するタイプですので、少しやりにくさがあります。従って、カエディアの1インチボールマウントを使って取り付けをしました。

これによって、工具を使わずとも、位置調整と固定が可能です。

電源、リモコン、BSDのコネクターは、ハンドルの下側に集約して取り付けをしました。

リモコンは、左側のグリップに取り付けをしました。カエディアの1インチマウントは、幅が狭い仕様となっているので、マウントと同軸につけても、グリップの握りにくさが抑えられます。

リトルカブのグリップの径だと少し緩く、微調整が出来るブッシュが欲しい所です。

ミリ波レーダーは、リヤトランク左下に取り付けをしました。角度調整式ですが、無段階調整では無いので、取り付ける場所によっては、垂直に取り付け出来ない場合があります。

電源ケーブルは、付属の2芯12V用のケーブルをトランク内に引き込み、シガーソケットを使い、ポータブルバッテリーで給電してアクセサリー電源を取りました。

モニターの脱着方法

モニターの脱着は、付属の鍵によって簡単に行えます。

取り外す際は、右上側面に鍵穴がありますので、そこに鍵を挿します。

奥まで挿したら、鍵を手前に回します。

その後、更に鍵を奥に押し込む事で、モニターを外す事が可能です。

取り付けする際は、鍵は外している状態で、モニターを下から嵌め込み、上でロックさせます。

パチッと音がすれば、取り付けが完了です。

起動速度

今回は、トランク内のポータブル電源を使って、アクセサリー電源を取りました。

電源を入れると、Carpurideのメーカーロゴが立ち上がります。

その後、ホーム画面が立ち上がり、「音声はB送信機能から再生されます」の表示がされます。

ディスプレイ中央上の時計左横の黄緑のCarPlayのアイコンが点等します。

CarPlayのホーム画面が表示されます。

一度、スマホ及びインカムとペアリングを済ませて入れば、電源を入れるだけで、ヘルメットやグローブの着用合間に、素早くCarPlay及びインカムが繋がってくれますので、毎回の乗り降りの際でも、快適に使用する事が可能です。

CarPlay・Android Autoの接続

次にCarPlay・Android Autoの接続を行います。

CarPlayの場合は、i-Playのアイコンをタップします。

スマホのBluetoothの項目からCarpuride(232530)を選択します。

ペアリングが要求されますので、ペアリングボタンをタップします。

CarPlayに接続と出ますので、接続をタップします。

ペアリングが完了し、CarPlayが使用出来るようになります。

この設定は一度のみで、次回からは電源を入れるだけで、自動的に繋がってくれるようになります。

CarPlay Android Autoの使用周波数帯域の注意点

CarPlay及びAndroid Autoを使用する際、屋外でWiFiを使用する事になりますが、日本が定める電波法では、一部を除いて5GHz帯のWiFiは使えませんので、使用する場合には注意が必要です。

このW702RS Proは、日本でも使えるように、2.4GHzと5GHz(149)の設定が出来るようになっています。

2.4GHzは、広範囲に届き易いメリットがある中で、無通信速度が遅めで、他機との電波干渉が起こり易い周波数帯です。

5GHzは、屋内では壁に弱く届き難いデメリットがある中で、高速通信が可能で、電波干渉が起こり難いメリットがあり、屋外で使用するには、打って付けの周波数帯で、海外では使われています。

しかし、5GHz(36)は、5180MHz付近で、日本の電波法では屋内専用となっているので、使用する事が出来無いので注意が必要です。

よって、屋外使用可能な5GHz帯のWiFiが搭載されており、DFSも不要の5GHz(149) 5745MHz付近の周波数帯域が使用出来るようになっています。

5GHz使用時には、5GHz(36)は使用しないよう注意が必要です。

BT送信による音声出力機能

今回、BT送信による音声出力機能を試した際、B+COMのインカムを使用しました。

予めインカム側でペアリング設定を行い、BT検索によりインカムと接続をします。

これにより、イコライザーを使用する事が出来、自分の好みの音で音楽を聴く事が可能になります。

また、Bluetoothスピーカーを積んでいるバイク等の場合は、スピーカーからも音声出力させる事が可能です。

ナビと併用して音楽を聴く場合、音楽と音声ボイスのボリュームを個別に設定する事が可能です。また、マイクのボリューム調整も可能です。

更に、BSD機能により後方検知した時、警告音をONに設定している場合には、音でも知らせてくれます。

ミリ波レーダーによるBSD機能

警告音は、以下よりON/OFF設定する事が可能です。

3から10m以下の検出は黄色、3m以下の検出は赤色で、Bluetooth送信によりインカム等と接続している場合、警告音ONの時は、音声でも知らせてくれます。

また、ミリ波レーダーによる検出のため、車、バイク、自転車のみならず、人の検出も可能となっています。

OTAによるアップデート

自宅等のWiFi接続をする事によって、OTAによりFWのアップデートが出来るようになっています。

MPEG OTA

MCU OTA

まとめ

最後にW702 RS Proを使った所感です。

出来るだけ大画面で、脱着式のスマートモニターが欲しい方は、このCarpuride一択になると思います。

その理由は、脱着式としては、最も大きなディスプレイを採用している点と、一度、スマホやインカムと接続設定を済ませておけば、電源を入れるだけで、自動的に接続が完了して使えるので、普段使いとして、実用性がしっかりと備わっているためです。

また、W58搭載により、5GHz帯が使用出来、作動において重要な安定した電波受信と高速通信が可能な点も魅力的な機能ですが、今回のレビューでは、2.4GHzを使用しましたが、それだけでも十分な使用感でした。

更に、日中、CarPlay Android Autoでナビの機能を使用する際でも、スクリーンの輝度が非常に高く、くっきりとモニターが映っていて、非常に見易い点も見逃せません。

最後に、Bluetooth送信機能により、イコライザーを使って自分好みの音で音楽が聞けたり、RS Proになって搭載されたBSD機能により、CarPlay Android Autoを使いながらでも、後方が認識出来る点も非常に便利です。

特にドラレコの機能は必要ない方にとっては、非常にお勧め出来るスマートモニターだと感じました。

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