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まずはサイズや扁平率を確認する
タイヤの側面に「245/40R 18」というような数字や記号が書いてありますが、これは「タイヤの幅(mm)/タイヤの扁平率(%) タイヤの外径(inch)」を表している数字です。
扁平率はタイヤの総幅に対してサイドウォールの高さがどれくらいあるかの目安で、サイドウォールの「高さ/総幅」で求められます。
基本的にホイールのインチアップやインチダウンをしない限り、この表記のタイヤサイズを選ぶ事になります。
このサイズを間違えてしまうと、タイヤがホイールにはまらなかったり、はまったとしてもタイヤがフェンダーに当たってしまう事がありますので良く確認してからタイヤ選びに入りましょう。
タイヤのテイストを把握する
タイヤは車を走らせる為に必須のパーツですが、それだけではなく、車のコンセプトに合わせて、その特性を最大限に引き出す力を持っています。
車のコンセプトを生かす為に、乗用車のタイヤは目的に合わせて大きく3つの要素のバランスを取りながら差別化が図られています。
1つ目は「静粛性と乗り心地」、2つ目は「燃費と耐磨耗性」、3つ目は「グリップ力」です。
「静粛性と乗り心地」に優れたタイヤは「コンフォートタイヤ」
高級セダンや高級ミニバンは、その用途から優れた「静粛性」と「乗り心地」を求められます。
最近のメジャーな車では、「クラウン」や「スカイラインハイブリッド」、「アルファード」などがこのカテゴリーに含まれます。
この「静粛性」と「乗り心地」に特化したタイヤが「コンフォートタイヤ」、更にこれにグリップ性能まで追求したのが「プレミアムタイヤ」と呼ばれています。
このコンフォート、プレミアムタイヤの代表例が、ブリヂストンのレグノです。
「グリップ力」に優れた「スポーツタイヤ」「ハイグリップタイヤ」
スポーツカーに求められるのは、主にコーナーをより速い速度で安定して曲がれるグリップ力や、ブレーキ時のグリップ力、加速時のグリップ力です。
最近のメジャーな車では、「GT-R」や「ランサーエボリューション」、「インプレッサ」などがこのカテゴリーに含まれます。
グリップ性能に優れたタイヤは「スポーツタイヤ」「ハイグリップタイヤ」と呼ばれています。
この「スポーツタイヤ」「ハイグリップタイヤ」の代表例が、ブリヂスチンのポテンザです。
「燃費性能」や、「耐磨耗性」に優れた「エコタイヤ」
エコカーに求められるのは、その名の通り「燃費性能」です。
トヨタの「プリウス」、「アクア」などが代表的なエコカーですが、この車のコンセプトを最大限に生かすなら、燃費性能や耐摩耗性に特化した「エコタイヤ」がベストな選択です。
この「エコタイヤ」の代表例が、ブリヂストンのエコピアです。
ミドルクラス以下の汎用車向けの「スタンダートタイヤ」
ミドルクラス以下のセダン、コンパクトカー、軽自動車などがこのカテゴリーに分類されます。
この分類はなかなか難しいものがありますが、「高級車」でも「スポーツカー」でも「エコカー」でもない車で、特に際立たせたい特性がない場合は、バランス型の「スタンダードタイヤ」を選ぶという選択肢があります。
この「スタンダードタイヤ」の代表例が、ブリヂストンのネクストリーです。
逆に、コンパクトカーでも「静粛性」「走行性能」「燃費性能」など、何かに特化させたいのであれば、上の3つのカテゴリーのタイヤがおすすめです。
最終的には、ユーザーが車に味付けしたいテイストによる
このようにメーカー側は、車の種類や使用する目的に合わせて4つのテイストのタイヤを開発していますが、どのテイストを自分の車に味付けしたいかはユーザー次第です。
コンパクトカーでもスポーティーな走りをしたければ「スポーツタイヤ」でも良いですし、スポーツカーにも静粛性を求めたいのであれば「コンフォートタイヤ」を選ぶという選択肢もあります。
そう言った意味では、タイヤ選びは車のカスタマイズと言えます。
あまり車に興味がない方も多いと思いますが、自分の車の特性を知り、自分が車に求める方向性を考えて、それに合ったタイヤを選ぶ方が楽しいと思います。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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