iRecoの昼間のナンバーの認識精度について

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こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

LaBoon!!が企画・開発中の4K360°ドラレコのiRecoについて、ようやく発売日がご案内できそうです。

現時点では、今後一切のトラブルが発生しなければ、4月中旬ごろの計画となっています。

画質や仕様の面ではほぼ完成した状態になっており、今後は最終的なエラー動作のチェック作業に入りますが、この記事ではiRecoの昼間のナンバーの認識精度のテスト結果をご報告します。

ナンバーの認識精度について

ナンバーの認識精度は、既存の360°ドラレコに対する最大の差別化ポイントですので、他社の同一カテゴリーの複数の製品と比較しました。

取付車両は30アルファ―ドです。

コムテック「ZDR-850R」との比較

初めに日本メーカーとしては、最もドラレコの販売シェアが高いコムテックの「ZDR-850R」との比較です。

「ZDR-850R」は、iRecoよりもより広い視野角を2944×1472の解像度で出力しているため、一見してiRecoの方がナンバーの認識精度が高いことが確認できました。

【iReco】

【ZDR-850R】

VANTRUE「E360」との比較

次にiRecoの最大の競合モデルと考えている、VANTRUEの「E360」との比較結果です。(LaBoon!!では、現行モデルの360°ドラレコとしては最高評価)

こちらもiRecoの4Kのアドバンテージが生きており、車両から5m地点でははっきりとした差が確認できました。

【iReco】

【E360】

コムテック「ZDR065」との比較

コムテックの「ZDR065」は、同社が誇るドライブレコーダーシェアNo.1ブランドの中でも、現行モデルにおける最新・最上位クラスの2カメラモデルです。

360°カメラではないためジャンルは異なりますが、一般的な前後2カメラ型ドラレコとしては、録画視野角を限界レベルまで拡大している点が大きな特長です。

通常、視野角を広げるとナンバープレートの認識精度が低下しやすくなりますが、ZDR065ではその弱点を補うために、従来のフルHD(1920×1080)から2560×1440の高解像度へと進化させています。

こちらも5m付近では「ZDR065」は読み取り困難になりましたが、iRecoはまだ読み取りができています。

【iReco】

【ZDR065】

結果としては、スタンダードな広角モデルであり、一般的なフルハイビジョンモデルの約2倍の画素数で録画を行う「ZDR065」よりも、iRecoの方がナンバーの認識精度が高いことが認められたと言えます。

VANTRUE「N5S」との比較

次に私が現在までにハイエンドドラレコとして、最も高く評価してきた4CHモデルのVANTRUE「N5S」との比較結果です。

「N5S」はフロントカメラの視野角が水平106°程度と、現状のドラレコの中では最も狭角な視野角に対して、「2560×1440」の高解像度を組み合わせているため、ナンバーの認識精度は非常に高く、iRecoが5~7m地点程度までの読みとりに対して、10m程度までの読み取りが可能と言う結果でした。

【iReco】

【N5S】

【iReco】

【N5S】

【iReco】

【N5S】

なお、iRecoも「N5S」と同じ構成を狙うことは充分可能でしたが、iRecoでは前方横方向の死角を無くすために「N5S」と同じように、フロントカメラを狭角化した上での4CH化は敢えて避けています。

リアカメラについて

リアカメラのナンバーの認識精度は、現状のフルハイビジョンの一般的なドラレコと同程度で問題はないと判断しています。

昼間のナンバーの認識精度のまとめ

今回のテストでは、以下の結果が認められました。

・ナンバーの認識精度の序列

  1. VANTRUE N5S:「2560×1440」、録画視野角(水平106°×垂直60°)
  2. iKee iReco 55:「3840×2160」、録画視野角(水平190°×垂直100°)
  3. COMTEC ZDR065:「2560×1440」、録画視野角(水平134°×垂直70°)
  4. VANTRUE E360:「2560×1440」、録画視野角(水平190°×垂直100°)
  5. COMTEC ZDR-850R:「2944×1472」、録画視野角(水平180°×垂直230°)

これは当初の企画として想定した結果で、そのために何度も細かい調整を進めて来ました。

私がLaBoon!!を立ち上げ、ドライブレコーダーの比較レビューを続けてきて12年になりますが、
「ドラレコの最大の使命は、事故の瞬間をできるだけ広い範囲で、夜間でも明るく記録すること」という考え方は、これまで一度も変わっていません。

なぜなら、ナンバー認識が特に重要となる煽り運転被害については、「君子危うきに近寄らず」の意識で運転していれば、遭遇する確率自体が極めて低いからです。

また、駐車監視においてもナンバーの視認性は重要ですが、実際には接触するほどの距離まで接近すれば、一般的なフルHDクラスのドラレコでも十分に読み取れるケースがほとんどです。(リアカメラの2.5Kにも敢えて取り組まなかったのもこの理由)

こうした長年の検証と経験をもとに、iRecoでは、フロントカメラとインナーカメラに360°全方位撮影を採用し、さらに高いナンバー認識精度を確保するため、フロントカメラには4K解像度を採用しています。

「広い記録範囲」と「必要十分な証拠能力」を両立させること――それが、iRecoの設計思想の中核です。

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