今年の春は寒かったり暑かったりとなかなかドライブに最適なお天気の日が少ないですが、もうすぐ最高のドライブチャンスのゴールデンウィークがやって来ますね。
今回はゴールデンウィークがお天気に恵まれる事を祈りつつ、首都圏から日帰りで楽しめる、神奈川県内のおすすめドライブコースを6つ紹介します。
海風と友達になりたい方におススメのドライブコース、三浦半島
春と言えばオープンカーの出番到来ですが、初めにそのオープンカーにお勧めのドライブコースを紹介します!
オープンカーでのドライブの魅力は何と言っても風と友達になれる事ですが、残念ながら冬場にはその出番があまりありません。
ヒーターをガンガンかけての冬のドライブも粋で良いのかも知れませんが、それは風と友達になるというよりも、風と戦うような厳しいドライブになります。
やはりフルオープンにして、心地よい風を感じながらのドライブに最適なシーズンの幕開けは春でしょう。
そんな風を感じられる、それも海風と友達になれる春のお勧めドライブコースは、東京からの日帰りで十分楽しめる三浦半島です。
葉山からのオープンドライブ
三浦半島の回り方には時計周りとその逆の反時計回りがありますが、今回は反時計回りを紹介致します。
先ずは都内から第三京浜⇒横浜新道⇒横浜・横須賀道路⇒逗葉新道を使って1時間半程で到着できる逗子から葉山に向かう国道134号線です。
そこまで閉じていたルーフを、ここでフルオープンにしての海風ドライブを始めましょう。
途中「葉山の御用邸」を横目に見て少し走ると長者ヶ先にある「音羽の森」のテラスで海を眺めながらのお茶タイムがとても素敵です。
都内を9時頃に出発したとすればここで11時頃になりますので、昼食時間までは更に海沿いの道を進み、横須賀市郊外、そして三浦市の三崎港まで行くことが出来ます。そこでのお楽しみは先ず名物の「三崎のマグロ料理」でしょう。
大小何軒かの店は有りますが、少し変わった所では「地魚と鮪無国籍料理のくろば亭」で、200種の中から選べるという三崎の地魚と鮪料理かも知れません。
相模湾の風から東京湾の風へ
三崎の味で満腹になった後は、やはり「三崎港市場」の見学や、港から車で5分の「城ケ島」の観光です。
と言っても島内では高台に登り、相模湾やその向こうに見える富士山の眺望を記念写真に収める程度ですので、2時過ぎには次の目的地へのドライブを始められます。
そのルートは、城ケ島大橋の近くから三浦海岸に向かう215号線です。
このルートは交通量が少なく、三浦大根や三浦西瓜の畑風景を楽しみながらの快適なドライブが出来ます。
そして20分も走れば神奈川の景勝50選にも指定されている「剱埼灯台」に到着します。
この灯台の内部は見学出来ませんが、東京湾越しに房総半島を眺める事が出来ます。
そこを3時頃に出発して三浦海岸を通り、観音崎に到着するのは4時頃になります。
そこでの少し遅めの午後のお茶には、東京湾を見渡す「観音崎ホテル」がお勧めですが、その先の馬堀海岸まで進み、「横須賀温泉 湯楽の里」でゆったりと天然温泉に浸かるのも良いかも知れません。
その立ち寄り温泉は国道16号線沿いに有り、東京湾を行きかう大型船や軍艦などを眺めながらの露天風呂を楽しめます。
そこでのリラックスタイムを1時間程取った後は、16号線で横須賀市街地へ向かいます。
ここでそろそろ陽が落ち始めるかも知れませんが、湯上りの身体にはまだオープンドライブの風が心地良いでしょう。
横須賀のアメリカと横浜の中国へ
横須賀の中心地まではほんの15分ですので、5時半頃には海沿いの「三笠公園」に行き、日露戦争で活躍した「戦艦三笠」の雄姿や、中には入れませんが「米海軍の横須賀基地」の一部を眺める事が出来ます。
その後は「どぶ板通り」と呼ばれる米軍基地の兵隊さん向けに作られた歓楽街/商店街での買い物も面白いです。
米兵の土産品として有名なものは「スカジャン」と呼ばれる派手な刺繍入りジャンパーです。
横須賀の市街地で過ごす時間を約1時間とすればここで午後6時半頃になりますので、三浦半島の反時計回りドライブもいよいよ大詰めになります。
その締めくくりは夕食ですが、出来れば横浜・横須賀道路を使って横浜の「中華街」迄1時間程我慢したいところです。
そこで日本の中国を満喫してから都内へ戻るのは首都高速横羽線で約30分、その頃にはきっとルーフを閉じてジャズでも聴きながらのナイトドライブになっているでしょう。
渋滞でも会話が弾むカップルにおすすめのドライブコース、逗子・鎌倉
春から初夏にかけて観光客がどっと押し寄せる古都鎌倉ですが、次は渋滞でノロノロ運転中でも会話が弾む仲良しカップルにお勧めのドライブコースを紹介します。
鎌倉と言えば「古都」のイメージが強い所ではありますが、一方では隣に位置する逗子市と並び、若者達に人気のある「湘南」の一角をなすビーチリゾートでもあります。
そんな両面を持ったこの逗子・鎌倉地区は、老若男女を問わずとても人気が高く、休日の道路は大渋滞することで有名な所でもあります。
そこで今回紹介するドライブコースは、「快適に走るドライブ」を楽しむというよりは、いくつかの立ち寄りポイントを回りながら、その間の渋滞を「弾む会話」で楽しむスロードライブに適していると言えます。
先ずは逗子へ
都内から逗子・鎌倉を目指すには比較的短時間でアクセスできる「第三京浜⇒横浜新道⇒横浜・横須賀道路⇒逗葉新道」のルートがお勧めです。
朝9時に第三京浜に入ったとすれば、逗葉新道を出るのは10時半頃になりますので、先ずは逗葉新道の出口から直進数分で到着出来る「なぎさ橋珈琲」での一休みはどうでしょう?
この店のテラス席からは逗子海岸が一望出来ますので、適度な風さえあれば、海面を行きかうウィンドサーフィンのプレーニングを見ながらのティータイムになるでしょう。
逗子海岸でのマリーンスポーツを見て、二人のビーチリゾート気分が盛り上がったら是非向かって頂きたい所が「逗子マリーナ」です。
そこへは湘南の海岸線を通る国道134号線で行くのですが、ヨットやプレジャーボートなどを横目で見ながらのスロードライブでの30分に退屈する事は無いはずです。
逗子マリーナにはヨットハーバーは勿論、リゾートマンションやカフェ・レストラン等がありますが、先ずはヤシの木と目の前に広がる相模湾の海風で南国気分を味わえるお散歩をお楽しみ下さい。
そしてその後はTVドラマの撮影にもよく使われる、全席オーシャンビューの「リビエラグランブルー」でのイタリアン・ランチがお勧めです。
このレストランはウェディングパーティーにも人気が有りますので、結婚前のカップルでしたら食事中にその話題になるかも知れませんね。
いざ古都鎌倉へ
午後1時過ぎ、いよいよ鎌倉への出発です。
「いざ鎌倉」という言葉は「大変だ、一大事が起こったとの気持ちの時に使う言葉」だそうですが、ここではそのままの意味で「いざ鎌倉へ」です。
逗子マリーナから鎌倉へは、また134号線を使っての海岸線ドライブとなりますが、「古都」を感じる名所に行くには、逗子寄りの「材木座海水浴場」とその先の「由比ヶ浜海水浴場」との間の「滑川(なめりがわ)」という所で、海とはしばしのお別れです。
そこを右折して約3km直進すると「鶴岡八幡宮」に到着するのですが、この3kmに1時間近くかかる場合が有る事は覚悟しておいて下さい。
そうなると正に「いざ鎌倉」ですが、源頼朝ゆかりの神社であるここは是非立ち寄りたい名所です。
神社の次は寺周りが一般的ですが、数多い鎌倉の寺ですので、その中から1か所、高徳院の大仏見学をお勧めします。
鶴岡八幡宮からは海寄りに少し戻る約30分のスロードライブになりますが、そこにある高さ13m以上の大仏は雄大で、内部に入る事も出来ますので是非お試しを!
古都からサーフィンの本場へ
古都鎌倉を垣間見た後は、再び134号線に戻っての海岸線ドライブですが、途中の「稲村ケ崎」辺りからは夕暮れ時となり、江の島やその向こうのシルエット富士を見ながらの超スロードライブになるでしょう。
その美しさが闇に包まれる前に、大勢のサーファーが巧みに波乗りをしているシーンも良く見える店での夕食をお勧めします。
「稲村ケ崎」から「七里ガ浜」までの海岸線には人気のレストランがいくつも有りますが、人気なだけに休日はどこも混んでいます。
特に、大人気店の「珊瑚礁」や「アマルフィー」などは常に行列が出来ていますので、ここでも渋滞の覚悟が必要です。
そんな中で比較的待ち行列の少ない小さなイタリアンが稲村ケ崎の「TAVERNA RONDINO」でしょう。
このタベルナ(洋風小料理店)での夕食をタベレバもう今回のドライブは帰路を残すだけになります。
134号線を4kmほど江の島方向に進み、そこから藤沢を通って横浜新道経由で第三京浜へ。
この帰り道では、今日一日の渋滞の車中での会話に疲れて、きっと無口になるかも知れませんね。
湘南の海と味を楽しみたい方におすすめのドライブコース、藤沢・茅ケ崎・小田原
春から夏の海と言えばサーファーで賑わう湘南海岸ですが、今度はその海の香りと味を楽しみたい方にお勧めのドライブコースを紹介します!
「湘南」とは市町村の正式な名称ではなく、神奈川県の相模湾沿岸地方全体を指す名称ですので、今日はその中で、藤沢市、茅ケ崎市、そして小田原市までの海岸線ドライブで楽しめる湘南の紹介となります。
先ずは江の島へ
都内から藤沢市の「江の島」を目指すには、第三京浜⇒横浜新道⇒国道1号線⇒(新湘南バイパス方向に行かず)30号線で「藤沢橋」へ、そしてその交差点を左折して467号線を進むドライブルートが一般的でしょう。
所要時間は渋滞の度合いによっても違いますが、概ね2時間と考えておけば良いでしょう。
従って朝9時に第三京浜に入ったとすれば、江の島到着は11時頃になります。
江の島の島内には駐車場が有りますが、日によっては込み合いますので、島の手前の駐車場の利用も候補にしておいて下さい。
島内では高台から相模湾やその向こうの伊豆大島、更には伊豆半島や富士山などの眺望が楽しめますが、250段以上の階段を使うとその後のドライブに影響が出るといけませんので「エスカー」という有料エスカレーターの利用がお勧めです。
一通りの島内観光が済むと丁度ランチタイムになりますので、見晴らしの良い「魚見亭」で、サザエのぶつ切りが入っている「江の島丼」や、「とびっちょ」の名で知られている店で、江の島名物の「しらす料理」などの和食も良いですし、有料の庭園の中にあるフレンチトースト専門店「LONCAFE」も良いでしょう。
昼食後は、島の外にある「新江ノ島水族館」でイルカやアシカのショーは如何でしょうか?
もしも江の島の島内に車を停めたのであれば、そこから車を移動して5分、島入り口付近の駐車場であれば、島からそのまま15分も歩けば水族館に着きます。
湘南と言えばサザン
午後一番の水族館を2時間程楽しんだ後は、いよいよ湘南海岸の代名詞、「茅ケ崎サザンビーチ」までのドライブです。
そこまでは国道134号線で海沿いを約15分、車内でサザンオールスターズの曲を3・4曲聴く間にはサザンビーチに到着出来ます。
その海岸の近くでの午後のティータイムには「SOUTHERN BEACH CAFE」がお勧めです。
湘南を代表するようなサザンビーチが目の前に広がるこのカフェでのティータイムには少し時間を多めにとりたいものです。
湘南の海の象徴とも言える「烏帽子岩」を眺めながらサザンの曲でも口ずさんで冷たいビールかワインでゆったりと、と言いたいところですが、これは湘南のドライブですので、それは同乗者だけにして、運転者は冷えたアイスティーで我慢して下さい。
快適な西湘ドライブで小田原へ
サザンビーチでのんびりした後は、またまた134号線での海岸線ドライブです。
途中、夏の七夕祭りで有名な「平塚市」を通り抜け、時の宰相、吉田茂氏がその生涯を閉じるまで過ごした地「大磯町」からは西湘バイパスを使います。
このバイパスは大磯から箱根の麓、「小田原」までの自動車専用道路ですが、全線を通して相模湾の絶景を楽しめる快適なドライブが出来ます。
小田原までの所要時間は大磯から約20分、茅ケ崎を午後4時出発とすれば4時半頃には小田原でのお勧め立ち寄りポイントの一つ「干物の山安」に着きます。
小田原から箱根に上がる「ターンパイク」の入り口に近い「山安工場直売店」では、この地の老舗ならではの旨い干物が工場直売特価で購入出来ますので、ドライブ土産には最適だと思います。
この店でのショッピングの後は、いよいよ夕食のお勧めポイントです。
場所は「山安」から車で約5分の「早川漁港」です。そこには「海鮮BBQ食べ放題の“あぶりや”」という店があり、そこではサザエや牡蠣、そして蛤その他の海鮮メニューを自分で炙りながら、80分間で好きなだけ食べられます。
ここでもビールが飲みたくなりますが、それをグっと我慢しての帰り道は、小田原厚木道路で厚木まで、そしてそこからは東名高速道路で都内へ向かう事になります。
湘南の海の香りと味を土産に、サザンの曲でも聴きながら気をつけてお帰り下さい。
天下の剣の新鮮な空気を満喫したい方におすすめのドライブコース、箱根
春から初夏にかけては、エアコンを止めて窓を開け、新鮮な空気を味わいながらの山並みドライブをしたくなるものですね、次はそんな走りをしたい方にお勧めのドライブコースを紹介します!
冬の間暖房でフル稼働していたエアコンを、夏の冷房に切り替えるまでの少しの間だけ休ませてあげたいとは思うのですが、ほこりや排気ガスの多い街中では窓を開けての快適ドライブは望めません。
そこでお勧めしたいのが、海抜700m程に位置する「箱根の芦ノ湖」を見下ろす「天下の剣」での窓全開ドライブコースです。
箱根への登り口へ
東京から箱根を目指すルートには静岡県の御殿場からのアクセスと、神奈川県の小田原からのアクセスが有りますが、今回は「東海道五十三次」と同じ小田原をその登り口とし、帰路に御殿場を降り口とするルートにします。
小田原には、東名高速道路⇒厚木IC⇒小田原・厚木道路を使って1時間強で到着出来ます。
従って都内を9時頃に出発したとすれば10時半には小田原・厚木道路の「小田原西IC」に着きますので、そこからは「MAZDAターンパイク箱根」で箱根に登ります。
と、その前に、小休止の場として是非立ち寄りをお勧めしたいのが、ターンパイク登り口に程近い「一夜城ヨロイズカファーム」です。
このファームは、先に他界した女優川島なお美さんの夫でパティシエの鎧塚俊彦氏の経営ですが、川島さんが、天国に一番近いファームと称したここのレストランでは、相模湾を一望しながら美味しいスイーツとお茶でゆったりとした休憩時間が取れます。
山並み全開ドライブ!
午前のティータイムを小田原で快適に過ごした後はいよいよ箱根登山です。
と言っても今や2・30分のドライブで海抜1,000mまでも行かれる時代ですので、馬で越えた時代の箱根八里とは比較にもなりません。
ターンパイクで箱根芦ノ湖口まで登った後は、案内に従って「箱根峠」から始まる全長10km余りの「芦ノ湖スカイライン」に向かって下さい。
そこは、芦ノ湖を見下ろしながら続く、標高800mから1,000mのアップダウンと適度なカーブが有るワインディングロードですので、アクセル全開、では無く、窓全開ドライブを存分にお楽しみください。
途中「ヘリコプターでの遊覧飛行」が出来るスポットや、富士山をバックに写真を撮るのに最適な「杓子峠(しゃくしとうげ)」、そして海抜1,070mでスカイライン最高地点の「三国峠」等を通り、芦ノ湖畔の「湖尻」に着くと、芦ノ湖スカイラインの終点到着と共にランチタイムになります。
湖尻か、その先の「桃源台」での昼食の後は、「箱根海賊船」での芦ノ湖遊覧や、「箱根ロープウェイ」での
「大涌谷」見学(火山活動の影響で、現在は駅舎外には出られません)を楽しめます。
美術館巡り、そして御殿場経由での帰路へ
芦ノ湖スカイラインでの全開ドライブ、そして湖尻や桃源台での昼食と遊覧が一通り終るのは午後3時頃でしょう。
その後は桃源台から75号線で10分以内の「仙石原」に向かいます。
その辺りには「箱根ラリック美術館」「箱根ガラスの森美術館」、そして138号線で少し小田原方面に戻った所にある「彫刻の森美術館」等が有りますので、何れかで美術鑑賞をお楽しみ下さい。
ここでの美術鑑賞に2時間程費やすと、そろそろ箱根を離れる時間になりますが、是非土産に、とお勧めしたいものが、大涌谷の噴煙地にある「玉子池」でゆでた「黒たまご」です。
火山活動によって販売休止となっていたこの名物たまごが、仙石原の土産物店「くろたまご館4」で販売が再開されたようです。
さて、一つ食べると7年長生きすると言われるこの玉子を土産に、今回のドライブも終盤となります。
帰路は、仙石原から138号線で「乙女道路」を降り、御殿場で東名高速道路に乗るルートです。
御殿場IC近くのドライブインか、東名に乗って直ぐの「足柄SA」での夕食の後は、一路東京を目指しますが、多少の渋滞を見込んで1時間半~2時間は見るべきでしょう。それでもアクセル全開は無しの安全運転でお帰り下さい。
遊び盛りのお子様と共に週末を楽しみたい方におすすめのドライブコース、横浜
週末に遊び盛りのお子様を乗せて出かけるファミリードライブは、車内での会話も弾み実に楽しいものですが、その距離が長かったり、渋滞でノロノロ運転が続いたりすると、子供達は直ぐに飽きてしまいますね。
そこで、次は都内から程近くて、車外でのイベントではお子様と一緒に楽しめるドライブコースを紹介します!
真夏の海水浴にはまだ少し早いとは言え、遊び盛りの子供達にとってはやはり海は魅力的な場所でしょう。
今回のお勧めドライブコースは、そんな子供達は勿論、ファミリー全員が楽しめる横浜の海辺のお遊びスポット巡りです。
まずは横浜の海の楽園へ
東京から横浜を目指すルートには、都内の出発地と横浜の目的地によって「第三京浜道路」か「首都高速道路」かのどちらかを選ぶのが一般的ですが、今回のドライブでは、首都高速湾岸線を往路に、そして第三京浜を帰路に使うルートになります。
首都高速湾岸線で横浜に向かい、川崎・鶴見を通過すると「横浜ベイブリッジ」を渡るのですが、車を停めてこの橋の美しさを写真に収めたい場合は、橋の手前の「大黒PA」に入ると良いでしょう。
そしてそこでの記念撮影が終わり、ベイブリッジを渡り始めると、右手には「MM(みなとみらい)」の美しいビル街や「マリンタワー」が見えてきます。
橋を渡り切った後は湾岸線をそのまま本牧方面に進み「幸浦(さちうら)」まで行くと、その先には最初の目的地である横浜の海の楽園「八景島シーパラダイス」があります。
交通事情にもよりますが、都内からは1時間程のドライブで到着出来るでしょう。
そこでは海の上を爽快に走り抜ける「サーフコースター」その他のアトラクションや「ドルフィンファンタジー」「アクアミュージアム」などの水族館を楽しむ事が出来ます。
そして、昼食には数あるレストランの中でも海側に位置する「ラ・タラフク」でのバイキングがお子様には最適かも知れません。
ここでは、お菓子や果物をディップして食べる「チョコレート・ファウンテン」も子供達に大人気です。
横浜と言えば日本の海の玄関
海の楽園での楽しい遊びと美味しい昼食の後は、次の目的地の「横浜港周辺」に向かいます。
このドライブではあえて高速道路を使わずに、国道16号線で「八幡橋」迄行き、そこから「本牧」方面に向かって約1kmの「根岸不動下」で左折し、山手の丘を通るルートにします。
その途中には、ユーミンの「海を見ていた午後」の歌詞に出てくる山手の「ドルフィン」というレストランが有り、その先を10分程ドライブすると「外人墓地」そして「港が見える丘公園」に到着します。
この辺りで一旦車を停めて、異国情緒豊かな山手の丘を散策するのも良い休憩になると思います。
その後は丘を降りて直ぐの「山下公園」です。
そしてそこでのお楽しみは「マリーンシャトル」でのショート・クルージングです。
このクルージングでは、日本の海の玄関を海上から存分に楽しむことが出来ます。
お勧めは、15時半発の60分コースか、土休日のみ運行している16時40分発の40分コースですが、もしもそれまでに時間があれば、季節の花が溢れる山下公園を散策したり、近くに有る「マリンタワー」の展望台から横浜港全体を眺めたり、また「横浜人形の家」で1万点以上の世界の人形を見るのも子供達には嬉しい事でしょう。
夕食は博物館で?
クルージングの後は、夕食のお勧め場所がある「新横浜駅方面」に向かいます。
山下公園からは一般道で「桜木町」に向かい、そこから再度国道16号線で「高島町」へ、そして国道1号線に移って「横浜駅前」を通過し「東神奈川駅前」で12号線に入って数キロのドライブで「新横浜ラーメン博物館」に到着です。
そこでは全国各地のラーメンからお好きなものを選べますので、何種類かをお子様達とシェアするのも良いでしょう。
また、館内は昭和のノスタルジーが感じられる街が再現されていますので、それだけでも一見の価値は有るでしょう。
味自慢のラーメンで満腹になった後は、近くの「港北IC」からの第三京浜ドライブでの帰路になります。
お子様たちは車中で夢の世界に向かう事でしょうが、運転者はもうひと頑張り、セーフティー・ドライブでお帰り下さい。
峠越えでラリー気分を味わいたい方におすすめのドライブコース、ヤビツ峠
車が好きで、車を運転する事自体が楽しいという人達にとっては、直線的に続く高速道路を100Kmでドライブするよりも、適度なカーブが続くワインディングロードでのドライブの方がより楽しさが増すようですね。
次はそんな走りをしたい方におすすめのドライブコースを紹介します!
連続するカーブを高速で豪快に走り抜ける自動車レースで有名なものが「世界ラリー選手権(WRC)」ですが、日本でも公道を使ったラリー競技は行われています。
しかしそれはWRCのようなスピードを競うよりも、指示された平均速度(勿論法定速度内)をいかに正確に守って走るかが勝負の鍵になるような競技内容になっています。
今回紹介する神奈川県中央山間部の「ヤビツ峠」は、一昔前にはラリーコースとして使われていた所だけに、今でもその雰囲気が味わえるドライブコースです。
まずは大山阿夫利神社で安全走行を祈願して
ヤビツ峠での走りが面白いとの噂から、週末の夜遅くにはWRCもどきの走りをしようとするドライバーやライダーが来る事も有るようです。
勿論、日中ではそんな危険運転者と出会う事は無いでしょうが、万が一を考えて先ずは近くの「大山阿夫利神社」に立ち寄り、交通安全のお祈りでもしましょう。
都内からこの「大山」へ行くには、東名高速道路を厚木ICで降り、国道246号線に移って静岡方面に進み、伊勢原市の「板戸」を右折して県道611号線に入るルートになります。
厚木ICからは約30分で大山の麓の駐車場に到着出来るでしょう。
神社には山の麓から徒歩でも行けますが、その後のドライブを考えると「大山ケーブルカー」で登る事をお勧めしたいところです。
そこでの参拝の後は麓に戻り、大山名物の「豆腐料理」を昼食にすると良いでしょう。
いよいよラリー気分に
ヤビツ峠へは611号線を板戸まで戻り、246号線を更に静岡方面に数キロ進んだ所にある秦野市の「名古木」を右折してから始まる県道70号線でのドライブです。
この県道の最初の数キロはごく普通の街道ですが、その後「ヤビツ峠展望台」まではカーブの連続となり、楽しい?ドライブが始まります。
展望台からの景色を楽しんだ後は、70号線を更に2・3Km進むと、海抜761mの「ヤビツ峠」に達します。
地元では、ここまでを「表ヤビツ」と呼び、その先の約19kmを「裏ヤビツ」と呼んでいます。
裏ヤビツは道幅が狭く、落石にも注意が必要な、正にラリーコースのようになりますが、それだけに自然を満喫しながら少しスリリングなドライブが楽しめます。
但し、前方のブラインドカーブから突然現れるかも知れない対向車や、ヒルクライムの練習で来る自転車にはくれぐれもご注意下さい。
そんなラリー気分ドライブが暫く続くと、裏ヤビツの最終地「宮ケ瀬湖」に到着します。
宮ケ瀬湖から相模湖へ
楽しかったヤビツ峠越えドライブとは言え、急カーブの連続での頻繁なハンドル操作と神経集中とで、身も心も疲れ気味になっているかも知れません。
そこで宮ケ瀬湖では何軒か並んでいる湖畔の飲食店や「湖畔園地」の広場でゆっくりと休憩しましょう。
そしてその後は「やまびこ大橋」を渡って「宮ケ瀬ダム」を見学してから帰路の通過点「相模湖」に向かいます。
そのルートは、宮ケ瀬ダムから一旦逆戻りでやまびこ大橋を渡り、64号線⇒「虹の大橋」⇒413号線⇒412号線のルートです。
途中には「相模湖リゾート・プレジャーフォレスト」がありますが、そこはクリスマスのイルミネーションが有名ですので、今回はパスして冬に是非お勧めしたい所です。
宮ケ瀬湖から相模湖までの所要時間は1時間程度ですので、小休止には良いタイミングかも知れませんが、正直言って相模湖畔にはそれ以上のお楽しみは有りませんので長居の必要は無いでしょう。
そこから先は国道20号線を相模湖沿いに進んで「中央自動車道」の「相模湖IC」からの高速ドライブで帰路につきます。
直線的に続く高速道路を100Kmでドライブするよりも、適度なカーブが続くワインディングロードでのドライブの方がより楽しいと考えていた車好きでも、この帰路ばかりは直線の方がありがたいと思う事でしょう。
首都圏から伊豆を日帰りで楽しみたい方におすすめのドライブコース、東伊豆・中伊豆
春から夏にかけての伊豆半島には、名所めぐり、海の幸、そして温泉等をゆっくり楽しむ為に、一泊か二泊で訪れる観光客が多いのですが、今日はその全てを日帰りで楽しみたい方にお勧めのドライブコースを紹介します!
静岡県の東端部に位置する広大な伊豆半島には、東伊豆、中伊豆、西伊豆、そして南伊豆の四つのエリアが有り、それぞれに有名な温泉地や名所が点在しています。
従って一日で全てをカバーする事は不可能ですので、今回は日帰りドライブでも楽しめる東伊豆と中伊豆メインの紹介となります。
先ずは伊豆への入り口へ
東京から伊豆半島へのアクセスは、東名高速道路⇒厚木IC⇒小田原・厚木道路を使って、神奈川県の小田原に行き、そこから東伊豆に入るドライブルートが一般的です。
このルートでの小田原までの所要時間は約1時間半ですので、都内を9時に出発したとすれば10時半頃には小田原・厚木道路の「小田原西IC」に着きます。
そこからは、伊豆半島東側の相模湾に沿って続く国道135号線での海岸線ドライブになりますが、その前にここで一旦休憩をとりましょう。
135号線に入って数キロ走ると、県道740号線への分岐点が有りますので、そこを右折して暫く行くと「ヒルトン小田原リゾート&スパ」という大きなリゾート施設に着きます。
その本館1Fにある「ザ・ロビーラウンジ」で、相模湾を眺めながらのティータイムは如何でしょう?
小田原から東伊豆へ
小田原での小休止の後は、135号線に戻っての海岸線ドライブの始まりです。
真鶴道路を通って「湯河原」に出れば、そこから先はもう静岡県、東伊豆です。
そして10分も走れば、東伊豆で最も有名と言える「熱海温泉」に着きます。
車を停めて見る程のものでは無いかも知れませんが、熱海の海岸通りでは「寛一お宮の像」を横目で見る事が出来ます。
また、その先の高台には「熱海城」が有りますが、これは歴史的に実在したものではなく、観光施設として建造されたものだけに、その天守閣展望台からの眺望は素晴らしいものが有ります。
熱海でのプチ観光の後は、更に海岸線ドライブが続き、隣の「網代温泉」に着く頃には丁度お腹が空く時間になっているでしょう。
網代と言えば「干物」そして、伊豆は「金目鯛の煮付け」で有名な所ですので、昼食には是非伊豆の味を楽しんで下さい。
昼食後は、熱海に並んで有名な「伊東温泉」に向かいます。
網代からは約30分のドライブでいよいよ温泉三昧の目的地に到着です。
場所は伊東温泉「お風呂ずきの宿、大東館」です。
ここは伊東温泉の中心部の「大川橋」で135号線と別れ、12号線に入って数分の所に有る温泉旅館ですが、日帰りドライブ者に嬉しい、700円で温泉入り放題の「立ち寄り湯」が午後2時から有ります。
館内には大小6種類の浴場が有り、その内の露天風呂を含む3種類は予約なしの貸切風呂になっていますので、空いていれば何回でも楽しめます。
海の東伊豆から山の中伊豆へ
伊東での温泉三昧を1時間半程度とすれば、3時半頃には中伊豆へ向けての出発となります。
12号線をそのまま30分程進むと、中伊豆の有名温泉地「修善寺温泉」に着きます。
そこからは136号線(下田街道)で「伊豆長岡」迄北上し、150年以上前に数多くの大砲を鋳造した「韮山反射炉」を見学します。
この反射炉は平成27年に世界文化遺産に登録されて以来、中伊豆の人気観光スポットの一つになっていますので、是非お立ち寄り下さい。
こから先は中伊豆最後の訪問地「三島」までの下田街道ドライブです。
順調に行けば、6時前には伊豆箱根鉄道「三島広小路駅」近くの「うなぎ 桜屋」に到着出来るでしょう。
この店は安政三年創業の歴史ある人気うなぎ店なだけに、常に長い行列が出来ますので、6時前に到着とは、行列に入るという意味ですので、蒲焼にありつけるのはその30分後?
以上で、伊豆半島日帰りドライブは終了となり、帰路は沼津ICからの東名高速道路利用になります。伊豆の味と温泉の心地よさとで、居眠り運転などしないように気をつけてお帰り下さい。
(ライター ゴル)
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