安くて評判の良いおすすめのアジアンタイヤを紹介!

アジアンタイヤの人気は年々高まっており、価格の安さだけでなく性能面でも注目を集めています。

一昔前まで「アジアンタイヤ=危険」とされていたイメージは徐々に払拭されつつあり、現在では私も含めて多くのドライバーが選択肢として検討しています。

アジアンタイヤを選ぶ際に重視したい8つのポイント

タイヤ選びはクルマの安全性や快適性に直結します。以下の8つのポイントを参考に、アジアンタイヤを選びましょう。

1⃣ ドライグリップ性能:街乗り中心であれば、限界性能よりも日常での安心感を重視しましょう。無理な走りをしない限り、アジアンタイヤでも十分なドライ性能を発揮します。
2⃣ ウェットグリップ性能:雨天時の安全性は重要です。アジアンタイヤも最近ではウェット性能に優れたモデルが増えていますが、スピードの出し過ぎは厳禁です。
3⃣ 高速直進安定性:高速道路でも安定した走行が求められます。最近のアジアンタイヤは、高速域でのフラつきも少なくなっています。
4⃣ 燃費性能:日本メーカーは省燃費技術に注力していますが、アジアンタイヤでもエコタイヤを展開するブランドがあります。ただし、燃費よりもコスト重視の製品が多い傾向です。
5⃣ 耐摩耗性:タイヤの寿命はランニングコストに直結します。価格が安くても減りが早いと結局高くつくため、耐摩耗性の評判をチェックしましょう。
6⃣ 静粛性:高級タイヤと比べると静粛性で劣ることが多いですが、街乗り用途では十分な静かさを持つアジアンタイヤもあります。
7⃣ 乗り心地:静粛性同様、乗り心地は価格とのトレードオフです。少し硬めの乗り味になることもありますが、コスト優先なら妥協できる部分です。
8⃣ 価格:アジアンタイヤの最大の魅力は価格です。日本や欧米メーカー品の半額以下のモデルも多く、コスパを重視するなら強力な選択肢です。ただし、極端に安価な中国製タイヤには注意が必要です。

ランエボ10にアジアンタイヤを装着してみた

筆者は以前、ランエボ10のスタッドレスタイヤに韓国製NEXENタイヤを装着しました。使用感としては、純正のADVAN A13Cと比べても街乗りでは十分な性能を発揮し、問題ありませんでした。

実際、ADVAN A13Cは性能は高いものの寿命は短く、15,000kmほどで溝がなくなることもあります。一方、アジアンタイヤは価格が安く、交換頻度が高いクルマにも向いていると感じます。

アジアンタイヤの品質向上と世界シェアの拡大

アジアンタイヤメーカーは、ここ10数年で大きく成長しています。タイヤ世界シェアランキングでは、アジアンブランドが上位に多数ランクインしています。

世界タイヤメーカー売上高ランキング(2023年)

順位 企業名(本社国) 備考
1位 ミシュラン(フランス) 世界最大のタイヤメーカー
2位 ブリヂストン(日本) 日本を代表するタイヤメーカー
3位 グッドイヤー(アメリカ) 北米市場で強い存在感
4位 コンチネンタル(ドイツ) 自動車部品事業も展開
5位 住友ゴム工業(日本) ダンロップブランドを展開
6位 ピレリ(イタリア) 高性能スポーツタイヤで有名
7位 ハンコック(韓国) グローバル展開を強化中
8位 横浜ゴム(日本) SUV用タイヤ「GEOLANDAR」シリーズが人気
9位 中策ゴム(中国) 中国最大のタイヤメーカー
10位 トーヨータイヤ(日本) トラックやバス用タイヤに定評
11位 正新ゴム工業(台湾) 「MAXXIS」ブランドで知られる
12位 サイロン(中国) 新興市場での成長が著しい
13位 アポロ(インド) インド最大のタイヤメーカー
14位 Gitiタイヤ(シンガポール) アジアを中心にグローバル展開
15位 クムホタイヤ(韓国) 韓国を代表するタイヤメーカー

例えば、韓国のハンコックタイヤやNEXENは、世界中の自動車メーカーへの純正供給実績を誇ります。

また、日本メーカーの横浜ゴムは韓国のクムホタイヤと技術提携し、OEM供給契約を結んでいます。クムホの中国工場の最新化など、品質向上の取り組みも進んでいます。

アジアのタイヤメーカーの台頭

上記ランキングからも明らかなように、アジアのタイヤメーカーが世界市場でのシェアを拡大しています。特に注目すべきは以下の企業です。

  • ハンコック(韓国):高性能タイヤの開発とグローバル展開を積極的に進めています。
  • 中策ゴム(中国):中国国内だけでなく、海外市場への進出も強化しています。
  • 正新ゴム工業(台湾):「MAXXIS」ブランドで知られ、品質とコストパフォーマンスのバランスが評価されています。
  • サイロン(中国):新興市場での成長が著しく、今後の動向が注目されます。
  • アポロ(インド):インド最大のタイヤメーカーであり、アジア市場での存在感を高めています。
  • Gitiタイヤ(シンガポール):アジアを中心にグローバル展開を進めており、世界市場でのシェアを拡大しています。
  • クムホタイヤ(韓国):韓国を代表するタイヤメーカーであり、グローバル市場での競争力を強化しています。

これらの企業は、コスト競争力を武器に、品質や性能の向上にも注力しており、世界市場での存在感を増しています。

このように、アジアのタイヤメーカーは、世界市場でのシェアを着実に拡大しており、今後もその動向が注目されます。

特に、電動車(EV)や自動運転車の普及に伴い、新たな技術や製品開発が求められる中で、アジア企業の柔軟性と革新性が強みとなるでしょう。

おすすめのアジアンタイヤ13選

次に日本国内で入手しやすく、AUTOWAYで扱っている評判の良いアジアンタイヤを厳選してご紹介します。スポーツタイヤとコンフォートタイヤに分けて、おすすめモデルをまとめました。

スポーツタイヤのおすすめ

スポーツ走行を楽しむ方にぴったりの、ドライ・ウェットグリップ性能に優れたモデルです。

■FEDERAL(フェデラル) SS595
台湾発のスポーツタイヤで、コストパフォーマンスが抜群です。

■NANKANG(ナンカン) NS-2
台湾ブランドで、ウェット性能や安定性が高く、街乗りからサーキットまで幅広く対応します。

■KENDA(ケンダ) KR-20
台湾や中国で生産される信頼のスポーツタイヤ。バランスの良い走行性能が魅力です。

コンフォートタイヤのおすすめ

乗り心地や静粛性を重視する方には、以下のコンフォートタイヤがおすすめです。

■NANKANG AS-1
台湾ブランドのナンカンのAS-1は、バランスの取れたコンフォートタイヤ。スポーティな走行にも対応しながら、街乗りに求められる快適性と静粛性を両立しています。

■NANKANG NS-20
台湾ブランドのNS-20は、プレミアムモデルに位置付けられるタイヤ。ドライ・ウェット両面で安定したグリップ力を持ち、快適な乗り心地と高い静粛性を備えています。

■NANKANG RX615
静粛性に特化した台湾ブランドのRX615は、ナンカンの中でも特に快適性を重視したモデル。ロードノイズを抑えた滑らかな走りを楽しむことができます。

■MOMO(モモ) M3
イタリア生まれ、中国製造のタイヤ。静粛性や快適性に優れ、街乗りに最適です。

エコタイヤのおすすめ

■ナンカン Eco-2+
台湾ブランドの低燃費性能に優れたモデルで、転がり抵抗を抑えつつ、ウェット性能や快適性も確保しています。

■MOMO(モモ) M3
UAEブランドの初の静粛性を意識した設計で、快適なドライブをサポート。

■HIFLY HF201
中国ブランドのコストパフォーマンスを重視したモデル。普段使いにおすすめ。

スポーツカーや高級セダンへの適用

スポーツカーでは、静粛性や乗り心地よりもグリップ力や操作性が重要視されます。ナンカンなど、価格と性能のバランスに優れたアジアンタイヤがおすすめです。

一方で高級セダンや高級ミニバンでは、快適性を求めるなら国産タイヤを選んだ方が満足度が高い場合もあります。ただし、価格面でアジアンタイヤの魅力は十分にあります。

エコカーの場合

燃費が気になるエコカーの場合も、アジアンタイヤはコスト面で有力な選択肢です。

仮に燃費が10%ほど低下したとしても、元々の燃費が良い車種ならガソリン代の増加は比較的小さいです。結果的にトータルコストではアジアンタイヤが有利になるケースも多いでしょう。

まとめ

アジアンタイヤは「安かろう悪かろう」という時代は終わり、いまや多くの車種で十分な安全性とコストパフォーマンスを両立しています。

車種や走行スタイルに合ったタイヤを選んで、快適なドライブを楽しみましょう。

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