自動車購入ってとてもお金がかかるイメージありませんか?
私は仕事柄、2,3年に一度自家用車を替えるのですが、その度に近所のママさんから「お金持ちね」といろんな意味を含んだであろう言葉をかけられます(苦笑)。
ですが、我が家は決して裕福ではありません。
本当に一般家庭です。ただ、車というものが大好きで、車検が来るタイミングで代替えをしているような感じです。
前回のコラムで、得する中古車を紹介しましたが、記事にあったとおり、2年3年乗ってあまり損せず売却しているので、次の車にマイナスを持ち越すことなく乗り替えをしています。
自動車を購入するときにネックなのがお金の問題だと思います。では、中古車の購入方法にはどんなものがあるのでしょうか?
現金で一括購入する
現在、自動車を購入するとき5割の人が「キャッシュ」、現金一括で購入しているそうです。
自動車の価格もピンキリですが、現金で気持ちよく購入できるって素晴らしいですね。
現金で購入する際のメリットは、購入金額以外の諸費用(金利など)がいらず、万一売却や廃車するときも必要書類が最低限で済みます。
販売店のオートローンを利用する
自動車を扱うお店では、大概1社以上のローン会社と提携しています。
多いところだと2社、3社ほど取り扱いのある販売店もあるでしょうか。
オートローンは、販売店での申し込みができ、審査もすぐに済みますので手間も少ないのがメリットです。
また、頭金も必要いらず、自分の収入から毎月苦にならない程度の支払金額を決めることができます。
何社もローン会社を扱うのは、それぞれの会社で金利や審査基準が違うからです。
1.9%という低金利でオートローンをおすすめしている店舗もありますし、高いところだと10%以上の金利を提示してくる会社もあります。
一般的な中古車販売店でオートローンを組むとしたら、~7%前後が良心的な金利ではないでしょうか。
金利によって最終支払総額がかなり変わりますから、購入時には確認しておきたい項目の一つですね。
銀行のオートローンを利用する
内容は、上記のオートローンと同じですが、金利が低く設定されていることがメリットです。
同じ車両を中古車販売店のオートローンで組むのと、銀行オートローンで組むとでは、最終の支払総額がかなり違ってきます。
私が個人的に中古車を知人などに販売するときは、手間は掛かりますが銀行でオートローンを組むようにおすすめしていました。
例えば、一人の友人はローン会社でオートローンを組むのと、銀行でオートローンを組むのとでは最終支払金額が40万円も違ったそうです。
もちろん、銀行で融資していただいていました。
銀行でのオートローンは手間が掛かると書いたのは、銀行に出向かなければいけない点です。
銀行の店頭でオートローンを申し込むため、平日の営業時間内に行かなければなりませんし、本審査や融資決済日、最低2回は行かなくてはなりません。
平日にお休みがとれる職業の方にはなんてことないでしょうが、日曜しか定休がない方にとっては、平日に休みを取らなければならないのがネックになります。
私の地域では365日開いている銀行の営業所が近くにありましたので、そちらへみなさん行っていたようです。
残価設定で購入する
最近の自動車の購入方法で多いのが「残価設定」での購入です。
残価設定とは「新車に半額で乗れる!」をうたい文句に、ユーザの購買意欲を駆り立てるために作られた新たなオートローンです。
普通のオートローンとは違い、ローン終了後の自動車の処分方法が選択できるというものです。
例えば200万円の自動車を、3年後に100万円で買い取りをしてもらうことを前提で3年間で100万円を支払うオートローンを組みます。
オートローンを支払い終えた時に、買い取りをしてもらうか、そのまま残りのオートローンを支払い続けて乗るかを選べるのです。
ですが、3年後に確実に100万円という値段がつかないケースもあり、問題になっています。
私の知人が、レクサスのISが発表された当時、残価設定で購入しました。
700万円の新車を3年後に400万円で買取してもらう約束で購入しました。いざ3年後、オートローンが終わったときに知人に提示された買取金額は「200万円」でした。
この場合、現金で200万円を足して400万円を穴埋めして売却するか、そのまま乗り続けるかの選択肢になりますが、彼はそのまま毎月のオートローンを支払い、乗り続けました。
普通のオートローンよりも毎月の支払いは安く済みますが、その後いくら査定されるかが分からないのがデメリットです。
自分に合った支払い方法を選ぶのが基本
自分の収入や貯蓄に合わせて、支払方法を選ぶことで、憧れの車にも乗れる機会も増えることでしょう。
残価設定型オートローンは、非常に便利ですし、新車だけではなく、中古車でも組むことができる会社もあるようです。自分にメリットのあるオートローンが見つかるといいですね。
(ライター:中古車査定士ryo)
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