みなさんは中古車を購入するとき、どのように販売店を選んでいますか?
ネットで見つけた車に一目ぼれして即決した人、知人からの紹介で決めた人、さまざまなケースがあるでしょう。
でも実際には、悪質な販売店に引っかかってしまうリスクもあります。
ここでは、中古車査定士の視点から「良い販売店」と「悪い販売店」の見分け方を紹介します!
第一印象は大切!中古車サイトをしっかりチェック
今やスマホやパソコンで愛車探しをするのが当たり前です。
中古車総合サイトに掲載されている在庫台数や「最終支払金額」を必ずチェックしましょう。
例えばGoo-netでは、車体本体価格と諸費用の合計である「最終支払金額」が掲載されています。
この金額が明記されていない販売店は要注意!
実際に店頭で契約すると、予算よりもはるかに高額になるケースが多発しています。
最終支払金額を確認することで、予算オーバーを防ぐことができます。
やはり「明瞭会計」これが一番大切です。
保証の有無を必ず確認!
新しい年式の車であれば「ディーラー保証継承」が可能です。
ディーラー保証は5年・10万キロまで適用されることが多く、保証継承を行えばディーラーでもサポートを受けられます。
しかし、悪質な販売店は保証継承をせずに販売することもあります。
その結果、納車後にトラブルが起きても「知りません」と言われてしまうケースも…。
保証の有無はネットでの事前確認を忘れずに!
最終的には「担当者の対応」で決める
どんなに条件が良くても、やはり「担当者の対応」が重要です。
気になる車があったら、実際に担当者と話してみましょう。
話をして「信用できる」「親身だ」と感じれば、良いお店だと考えられます。
一方で「押し売り」や希望を無視して契約を迫るような販売店は要注意。
後悔する前に、遠慮なく別のお店を探すのも大切です。
実際にあった販売店トラブルの例
知人の中古車販売店に来店された60代の男性は、1年前に大手中古車店で希望とは違うプリウスαを購入してしまい、不満が募っていました。
再度希望車種を購入することになり、結局60万円以上の追加費用が必要に…。
でも知人のお店では、できるだけお客様の希望を尊重し、サービスできる部分は無料で提供したとのこと。
このように、大手だから安心とは限りません。
最終的には「担当者と直接話して信頼できるかどうか」で見極めるのが一番です。
中古車業界は今、薄利多売の時代
中古車販売店は、利益より「手数料だけでも良い」という薄利多売の傾向が強まっています。
だからこそ「金額の安さ」だけでなく、アフターケアやサポート体制を重視するのがおすすめです。
中古車は決して安い買い物ではありません。
「売ったら終わり」ではなく「売ってからがスタート」そんなスタンスの販売店を選びたいですね。
まとめ
- サイトで「最終支払金額」を確認
- 保証の有無をチェック
- 担当者の対応を見極める
- アフターケアが充実している販売店を選ぶ
(ライター:中古車査定士ryo)
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