こんにちは!ドライブレコーダー専門家で開発にも携わっているLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
今回は、iRecoの「デザイン」や「付属品」についてご紹介します。
現在公開している仕様は、基本的にこのまま製品化・販売する予定です。
なお、外箱のデザイン、タグ表記などの細かな仕様については、今後変更となる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
本記事では、実際の使用シーンを想定しながら、iRecoの外観や付属品の特徴をわかりやすく解説していきます。
iRecoのセット内容
iRecoのセット内容はこちらの通りです。
- フロントカメラ筐体
- インナーカメラ
- リアカメラ
- リアカメラ中継ケーブル(5m)
- 3芯電源ケーブル
- フロントカメラのブラケット
- レーダーユニット(OP)
- ガラス用フィルム
- 取扱説明書(作成中)
フロントカメラ筐体
フロントカメラの筐体は、歴代の日本国内向けドライブレコーダーの中でも、最大クラスのサイズとなっています。
3.5インチの大型ディスプレイ
これは、3.5インチの静電式タッチパネルディスプレイを搭載するために、あえて選択した設計です。
過去のLaBoon!!のレビュー記事をご覧いただければ分かる通り、日本メーカー製ドラレコの画面サイズは2.0~2.4インチが主流で、中国メーカー製も2.0インチ前後が多いのが現状です。
私自身、これまで12年間で約200機種以上のドライブレコーダーをレビューしてきました。
初期の頃はWi-Fi対応モデルを好んで使用していましたが、年齢とともに視力も低下し、毎回Wi-Fi接続をして動画を確認したり、設定を変更したりする作業が、次第に負担に感じるようになってきました。
さらに最近では、無線CarPlay・Android Autoが私の中で“必須装備”となっています。
この無線接続がドラレコのWi-Fiと競合するケースも多く、現在ではレビュー用途以外でWi-Fi機能を使うことは、ほとんどなくなりました。
iRecoは「商品」であると同時に、私自身が本当に満足できる機能と性能を追求した、“自分のためのオーダーメイドドラレコ”であり、ひとつの作品でもあります。
そのiRecoにおいて私が選んだ答えが、操作性と視認性に優れた3.5インチのタッチパネルディスプレイでした。
「迷わず操作できる」「ストレスなく映像を確認できる」
その快適さを最優先した結果、このサイズに至りました。
物理ボタンは向かって右側面の電源ボタンのみです。
ブラケットはボールジョイントタイプで、ブラケットの貼り付け面は、やや台形のような形状になっていますが、取り付け時は「短い辺が上側」になる向きが正しい設置方向となります。
フロントカメラ筐体から伸びているケーブルは、接続間違いの防止のために
- 電源:3PINのオス
- フロントカメラ:miniUSBのオス
- リアカメラ:4PINのオス
- レーダー:3PINのメス
と、すべて形状を変えています。
駐車監視に不審者を威嚇する大型LED
レンズ右側に配置されたLEDは、一般的なドライブレコーダーと比べてもかなりの大型で、存在感のある設計となっています。
このLEDは、駐車監視中に白色で点滅させることが可能で、不審者への心理的な抑止効果や、防犯対策として一定の効果が期待できます。
監視されている、または何らかの防犯対策が取られていると視覚的に分かることで、いたずらや接触事故の抑制にもつながる仕様です。
なお、このLED表示は設定からオフにすることも可能ですので、目立たせたくない場合や設置環境に合わせて柔軟に調整できます。
こぼれ落ちにくいmicroSDカードスロット構造
長年ドライブレコーダーのレビューを続けていると、microSDカードスロットの位置や構造による「使いにくさ」に何度も遭遇してきました。
たとえば、
- スロットが奥まった場所にあって取り出しにくい
- 本体の下側に配置されていて指が入りにくい
- ばねの反発が強すぎて、抜いた瞬間にカードが車内に飛んでいく
といったケースです。
実際、取り出したカードがシートの下や足元に飛んでいき、探すのに苦労したことも何度もあります。
iRecoでは、こうしたストレスを解消するため、左側面に切り欠きを設けた専用スロット構造を採用しています。
これにより、カードを取り外す際に指がかかりやすく、飛び出して落下するリスクも大幅に低減しています。
iRecoには、私自身が長年のレビュー活動の中で積み重ねてきた経験をもとに、「使っていて気になる小さなストレス」を一つひとつ排除する工夫を随所に盛り込んでいます。
スペック表には表れにくい部分ですが、日常的に使う上でこそ、こうした細かな配慮が効いてくると考えています。
インナーカメラ、リアカメラ
インナーカメラとリアカメラは、外観デザインこそほぼ共通ですが、取り付け間違いを防止するために、端子形状をあえて変更しています。
インナーカメラがmicroUSB
リアカメラはミニプラグ形状です。
また、両カメラともレンズ部は360°回転可能な構造となっており、取り付け時にレンズを回転させることで、設置位置に合わせた最適な向きに調整できます。
フロントガラスの角度や設置場所は車種ごとに異なりますが、この回転機構により、無理なく正しい画角を確保できる設計になっています。
リアカメラ中継ケーブル
リアカメラ用の中継ケーブルは、日本メーカーでは定番となっている全長9mのロングタイプを採用しています。
この長さがあることで、
- ミニバン
- ワゴン車
- 大型SUV
といった車種でも、DIYでの取り付け時に配線を内装の下側からきれいに這わせる施工が可能になります。
無理に引っ張ったり、延長ケーブルを使ったりする必要がないため、初心者の方でも比較的安心して取り付けできる仕様です。
また、一部メーカー製品では、リアカメラ側のプラグがL字型になっているものも見受けられます。
しかしL字プラグの場合、ハッチバック車などで使用されている配線引き込み用のゴムチューブ部分に引っかかりやすいという弱点があります。
そのためiRecoでは、あえてストレートタイプのプラグ形状を採用しています。
これにより、
- ゴムチューブへの通線がスムーズ
- 引っかかりによる施工トラブルを防止
- 配線作業のストレスを軽減
といったメリットを確保しています。
見えない部分ではありますが、こうした配線作業まで考慮した設計も、iRecoのこだわりのひとつです。
電源ケーブル
電源ケーブルは、スタンダードな赤・黄・黒の3芯タイプが付属し、シガーソケット用電源ケーブルは付属しません。
iRecoは駐車監視を前提としたモデルのため、基本的に直結配線での使用を想定しています。
また、正直なところ、不要な付属品を省くことでコストを抑える目的もあります。
使わない部品にコストをかけるよりも、本体性能や品質に予算を回したい、という考え方です
※ヒューズホルダには容量のシールを貼る予定
ガラス用フィルム
こちらについては、まだ最終サンプルが手元に届いていませんが、最近では中国メーカーを中心に、脱落防止や取り外し時の作業性向上を目的とした専用フィルムを同梱するメーカーが増えてきています。
このフィルムは、
- 両面テープの密着性を安定させる
- 取り外し時にガラスから剥がしやすくする
- 再設置時の失敗を防ぐ
といったメリットがあります。
私自身、頻繁に機種変更や検証を行う立場として、この仕様は非常に便利だと感じてきました。
そこでiRecoでも、この仕組みを取り入れることにしました。
良いものは、素直に取り入れる。それも開発の大切な姿勢だと考えています。

レーダーユニット(OP)
こちらは、マイクロ波による駐車監視を行うためのレーダーユニットです。
人や車の接近を検知し、効率的に録画を開始するための重要なパーツとなっています。
実は、このユニットのデザインについては、iRecoの開発において唯一と言っていい反省点があります。
それが、ケーブルの取り出し位置です。
実際に取り付けると、このような配置になりますが、ケーブルを上方向に引き上げた際の見た目が、やや気になる構造になっています。
機能面にはまったく問題はありませんが、
- 配線の見た目
- 仕上がりの美しさ
- 内装との一体感
という点では、もう一工夫できた部分だったと感じています。
開発段階では性能や安定性を優先した結果、この形になりましたが、実際に使い続ける中で「次はここを改善したい」と思えるポイントでもあります。
まとめ
iRecoは、単なる高性能ドライブレコーダーではなく、長年レビューと開発に携わってきた経験をもとに、「本当に使いやすい形」を追求した一台です。
3.5インチの大型タッチパネルによる高い視認性と操作性、取り付けミスを防ぐカメラ設計、扱いやすいmicroSDスロット構造、DIYでも施工しやすい配線設計など、細かな部分まで実用性を重視しています。
また、不要な付属品を省いてコストを最適化しつつ、その分を本体性能や品質にしっかりと還元している点も、iRecoならではの特徴です。
一方で、レーダーユニットの配線位置など、開発者として反省すべき点も正直に公開しています。
こうした姿勢こそが、次の製品づくりにつながっていくと考えています。
iRecoは、「スペック重視」でも「価格重視」でもない、“長く安心して使えること”を最優先に設計されたドラレコです。
日々の運転や駐車中の安心を、少しでも快適にしたい方にとって、iRecoはきっと満足していただける一台になるはずです。


















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