こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
2024年の秋にケンウッドの360°+リアカメラの2カメラドラレコ「DRV-G60CW」が発売されていましたが、うっかり存在を見落としていた為、今さらですが本製品の特徴について解説します。
なお、この製品は2022年モデル「DRV-C770R」の後継機に当たりますが、機能や性能面での違いがほぼないように見受けられます。
パッと見て分かるのは、保証期間が他社に合わせて1年から3年に延長されている点でしょうか。
「DRV-G60CW」のスペックと特徴
「DRV-G60CW」のスペックは以下の表の通りです。
DRV-G60CW |
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24.09発売 |
前:1856×1856/27.5fps/HDR/STARVIS 後:1920×1080/27.5fps/HDR/STARVIS |
LED信号対応 |
前:180°×240° 後:水平131° |
microSD付属64GB/最大128GB |
microSDフォーマット不要 |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
衝撃検知の前後/自動起動/最大24H 衝撃検知の後/自動起動 |
専用ケーブル CA-DR100 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
この表の数値等は、付属するmicroSDが32GB→64GBにアップグレードされている以外は、先代の「DRV-C770R」と全く同じです。
プロダクトページの解説では、前後ともSTARVISセンサーが採用されている旨の表記があるのですが、これは「DRV-C770R」世代から実装されているもので、撮影動画は前後カメラとも「DRV-C770R」の素材を使い回しています。
これはハードウェア構成、チューニングとも「DRV-C770R」であると宣言しているようなものです。
因みに過去にLaBoon!!では「DRV-C770R」のレビューを実施していますが、正直なところ内容が全く記憶にない為、総評を読み返してみるとこんな事が書かれています。

結論としては、残念ながら過去のケンウッド製品と同様に、おすすめ出来る理由がありません。
・ナンバー認識精度:「ZDR037」に劣る・夜間の明るさ:「ZDR037」に劣る・保証期間:「ZDR037」に劣る「DRV-C770R」では、リアカメラは明るくなったものの、現役世代の競合品はどれも充分に明るく、その部分だけは普通レベルになったという印象です。
以下画像を見ると、明らかに「ZDR037」よりも暗いですね。ナンバー認識精度も低いです。
それでは「ZDR037」がおすすめかと言えばそうでもなく、こちらも2021年発売のモデル末期の製品で、最近のSTARVIS 2センサー搭載モデルのVANTRUE「N5」、「E360」などと比べると明らかに暗いです。


どうしても国産モデルにこだわるのであれば、カーメイトの「DC4000R」辺りがベターな選択と言えそうです。

結論として「DRV-G60CW」は画質が微妙な「DRV-C770R」の保証期間を延長しただけのモデルと言えそうです。
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