「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「A380」「GS403」「LS330」ユピテルから2022年モデルレーダー探知機が発表されるも、残念な仕様

こんにちは！ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

先日、ユピテルから2022年モデルのレーダー探知機「A380」が発表されています。

※追加で「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「GS403」「LS330」「A1000L」「LS2000L」も発表

昨年は「コムテック最高評価」から、電波法違反の問題からの修理→「別人になって帰って来た事件」→「コムテック撤退」と、当初は全く予想しなかった事件が発生し、100%満足できるものではないけれど、ユピテル製品をおすすめし、2022年は「ユピテル製品のバージョンアップに期待するしかない」という状況です。

なお、コムテックは、2022年以降レーダー探知機の販売から撤退しますが、ブリッツ製品をOEM生産するように見受けられるものの、私としてはこちらのような理由から、さほど期待はしていません。

実機レビュー「TL311R」の評価

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car-accessory-news.com

2022.05.22

このような状況から、2022年モデルので「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「A380」「GS403」「LS330」には、過度な期待が掛かっていましたが、残念ながら期待外れだったようです。

「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「A380」「GS403」「LS330」での改善ポイント

「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「A380」「GS403」「LS330」に実装が期待されていた機能は、「ZERO 709/809LV」実装されている、このようなKバンド誤警報識別機能です。

■ Ｋバンドの誤報識別の仕組み

LaBoon!!には電波の識別IDを特定する事が出来たのではないか？と言った予測見解のコメントを頂いていますが、仮に小型オービスの識別IDを特定して誤報をカットしているのであれば、小型オービスの識別IDを変えられると警報出来なくなります。

一方で特定したのが小型オービスの識別IDではなく、誤報の元になるコカ・コーラの動体検知レーダー、マツダ車などのミリ波レーダーであって、これらをスルーするように設定されている場合には、これらの識別IDが変わった際に誤報としてカットできなくなるだけです。

今回のテストではCX-8の真後ろについた時に、旧機種の「808LV」の方はKバンドの警報が鳴りっぱなしになってしまいましたが、「709LV」ではピクリとも反応しませんでした。

コカ・コーラの動体検知自販機の前でも同様です。

「Z910」「LS720」「Z220」「Z130」「A380」のプロダクトページによると、レーダー波の誤報対策は従来と同様「iキャンセル」のみとなっており

レーザー・Kバンド受信機能は2021年モデルから変更なし、地図データのみが新しくなっているというものです。

この情報を見る限り、全くの期待外れと言えそうです。

2022年のレーダー探知機テストについて

2022年モデルのレーダー探知機テストは、場合によっては実施しない可能性があります。

レーダー探知機テストの一番の問題はコスト面です。

毎回各社のサンプルを購入し、大阪まで遠征して動画の編集や公開までの一連の流れで、サンプル代・交通費・宿泊費・人件費を合わせると30～40万円くらいのコストが掛かっています。

現在の状況では、私自身が興味をそそられる製品が出て来ていない、その上テストしても何の成果も得られない可能性がある事から、正直なところ、散財した上にしんどい思いしてまでやりたくないというのが本音です。

「これは半分遊びのドライブ、観光なんだ！」と割り切れないと、なかなか行けなくなってきましたね。

遊びと割り切るにしても、夕方に埼玉を出て、道路が空いている深夜に関西で撮影、ヘロヘロになりながらホテルに入れる時間まで車で待機、精神的にも体力的にもしんどいので、あんまり積極的にはやりたくないです。

セルスターも含めて、ユピテルのセパレートモデルで「Kバンド識別機能」が実装されるようであれば、実機テストを検討します。

※残念ながらセパレートモデルも同じ仕様でした。