ユピテル2020年スタンダード2カメラドラレコ「DRY-TW8600d」発売

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ユピテルから上位2カメラドライブレコーダー「SN-TW9500d/p」に続いてスタンダードグレードの「DRY-TW8600d」が発表されています。

イメージセンサーはSTARVIS対応ではないようですので「SN-TW9500d/p」とは全く違ったハードウェア構成のモデルで、前後水平138°の超広角録画がセールスポイントのようです。

「DRY-TW8600d」のスペック

「DRY-TW8600d」のスペックは以下の表の通りです。

DRY-TW8600d
20.06発売
フロント:1920×1080/27.5fps/HDR
リア:1920×1080/27.5fps
録画視野角
フロント:水平138°
リア:水平138°
LED信号対応
microSD付属16GB/最大32GB
リアカメラケーブル9m
GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知/自動起動
タイムラプス+衝撃検知/手動起動
専用ケーブル
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

最近のユピテルの2カメラドライブレコーダーは上位モデルが夜間特化型のSTARVIS、スタンダードグレードが非STARVISのフルハイビジョン、エントリーがリア100万画素のHD画質と言った構成となっていますが、「DRY-TW8600d」は真ん中のスタンダードグレードに当たります。

仕様表を見る限り、前後水平138°の超広角と最上位モデルの「SN-TW9500d/p」を上回る数値となっているのが最大の特徴かと思います。

また、「SN-TW9500d/p」には実装されていない3つの安全運転支援機能にも対応しています。

駐車監視はユピテルの他のほとんどの製品と同じタイムラプスモードとなっています。

今年のユピテルは微妙かと…

結論を先にいってしまうと最上位の「SN-TW9500d/p」、さらに「DRY-TW8600d」とよく似た非STRVISの超広角モデル「DRY-ST1700c」の出来を見る限り、「DRY-TW8600d」も微妙な出来なのではないかと予測しています。

…というのは「SN-TW9500d/p」はフロントカメラについては随分とバランスが良く暗視能力も非常に高いのですが、STARVISである筈のリアカメラの出来が悪く、全くSTARVISらしくない期待外れの明るさでした。

また、「DRY-TW8600d」に非常に近い画質であろう水平138°の「DRY-ST1700c」も、視野角が広いだけでナンバーの認識精度や夜間の撮影能力が低く、イマイチパッとしない印象を持っています。

ユピテル以外のコムテック・セルスター辺りは2020年に発売された製品がしっかり旧製品の問題点を改善したような仕上がりになっていますので、ドライブレコーダー関しては今年はコムテック・セルスターの製品を選んだ方が良いと思います。

録画視野角が広いのは良い事ですが、最近は360°+リアカメラの2カメラドラレコも増えていますので、広角モデルであればそちらを検討してみても良いかも知れませんね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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