ドライブレコーダーは、事故時の証拠記録や煽り運転の抑止など、非常に頼もしいアイテムとしてほとんどの車に搭載されるようになりました。
しかし一方で、「ドライブレコーダーを付けることで、デメリットはないの?」と気になる方もいらっしゃるようです。
車の使い方は人それぞれで、デメリットと感じる点も千差万別。
ここでは、ドライブレコーダーのデメリットとして考えられるケースをまとめてご紹介します。
気になる点がある方はぜひ参考にしてください。
燃費への影響は微々たるもの
ドライブレコーダーは車から電力を供給されて作動していますが、その電力消費はごくわずか。一般的なモデルで3~8W程度の消費電力です。
例えば、5Wのドライブレコーダーを1時間稼働させた場合、消費電力は5Wh。これはスマホを急速充電するときの電力量(1時間で10~15Wh)と比べても、その半分以下です。
また、ヘッドライトの消費電力(30~60W)に比べると、ドライブレコーダーの電力は1/6以下。燃費に与える影響は確かにありますが、気にするほどではないレベルといえるでしょう。
サイズや設置場所によっては視界の妨げに
ドライブレコーダーには、意外とサイズが大きいものもあります。
フロントウィンドウの形状によっては、設置位置によって視界を妨げることもあり、信号が見えにくくなる可能性も。
このデメリットを回避するには、コンパクトなモデルを選ぶか、ルームミラーの裏など視界を妨げない位置に設置できるものを選ぶのがポイントです。
カーナビの地デジ受信感度に影響することも
最近のドライブレコーダーは電波干渉対策が進んでいるものの、中国メーカーなどの製品や配線状況によっては、カーナビの地デジの受信感度が下がるケースも報告されています。
特にこのような製品をアンテナケーブル付近に配線を這わせると、受信感度がアンテナ3本から2本に減ることもあります。
完全に干渉ゼロにするのは難しいため、車載環境に応じた配線ルートの工夫が必要です。
※中には安価なモデルで、想像以上に電波干渉が強い製品もあるので要注意です。
駐車監視機能はバッテリーに負担をかける
駐車中も録画を続ける「駐車監視機能」を備えたモデルは便利ですが、車のバッテリーに負担をかける可能性があります。
専用ケーブルには電圧低下時に電流をカットする仕組みが付いていますが、バッテリー上がりを100%防げるわけではありません。
実際に、駐車監視中にバッテリーが上がってしまったという声も一部で挙がっています。仮にバッテリーが上がらなくても、寿命を縮めるリスクがある点は覚えておきましょう。

家族内でプライバシー問題に発展することも
家庭環境によっては、ドライブレコーダーの音声録音機能が思わぬ「監視カメラ」になりかねません。
たとえば「仕事で出かけてくる」と言いながらパチンコに寄り道していた…なんてケースは要注意です(笑)。
プライバシーが気になる場合は、ドライブレコーダーの音声録音機能をオフに設定するのも一つの方法です。

ドライブレコーダーのデメリットまとめ
今回は、ドライブレコーダーのデメリットと、その対策についてまとめました。
モデル選びや設置場所の工夫次第で、デメリットを最小限に抑えつつ、ドライブレコーダーのメリットをしっかり活かせます。
ドライブレコーダー選びに迷った際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。安全で快適なカーライフを楽しみましょう!
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