ドライブレコーダーには事故の際の証拠や煽り運転の被害の抑止・証拠能力が期待され、注目が高まっていますが、どうやらドライブレコーダーを取り付ける事のデメリットについて知りたい方もいるようですね。
車の用途は人それぞれですし、一概にデメリットと表現する事は難しい事もありますが、このページではドライブレコーダーのデメリットについて考え得る限りのケースについて説明します。
車の燃費に対する影響
ドライブレコーダーは車から供給される電力で駆動しますので、エネルギーを消費するのは確かです。
ただし、その電力量はせいぜい1~3W程度しかありません。
2Wのドライブレコーダーを1時間駆動させ続けた場合、2Whの電力を消費しますが、身近な電子デバイスと比較するとどれくらいの電力量なのでしょうか?
例えばシガーチャージャーからスマホなどの2Aの急速充電を行った場合、その使用電力量は1時間で10Whとなります。
満充電に2時間かかるようなら20Whですね。
従って10時間程度ドライブレコーダーを駆動させたとしても、スマホの満充電1回分程度のエネルギーしか消費しない事になります。
もう少し分かり易い例で言うと、車のヘッドライトは30~60W程度の電力を消費しますので、ドライブレコーダーはその1/20以下の電力消費量となります。
若干の燃費に与える影響はあるものの、計測不可能なレベルである事が分かりますね。
サイズや取り付け位置によっては運転の邪魔になる
ドライブレコーダーの中にはそこそこサイズの大きい物もあります。
フロントウィンドウの形状などにもよりますが、場合によってはドライブレコーダーが邪魔になって信号が見えなくなる事もありまます。
このようなデメリットの対策としては、コンパクトなものを選ぶか、ルームミラーの裏に隠せるような形状の物を選ぶ方法が考えられます。
カーナビの地デジの感度が落ちる可能性がある
最近のドライブレコーダーは地デジへの干渉対策が施されていますが、それでもモデルによって干渉し易かったり、地デジのアンテナケーブルの近くにドライブレコーダーや配線を這わせると地デジの感度が落ちる場合もあります。
対策品であっても影響はゼロではなく、例えばアンテナが3本から2本になるケースもあります。
もともとの受信感度が2に限りなく近い3であった場合、おそらくほとんどのドライブレコーダーでアンテナは2本に減るかと思います。(電磁派が全く漏れない事はない)
※安い物の中には強烈に影響するものもある
駐車監視を行うとモデルは車のバッテリーの寿命が縮む
ドライブレコーダーの中には駐車中も車のバッテリーから電気を供給して録画を行うものもあります。
何れも専用のケーブルには一定の電圧で電流をカットオフする機構が搭載されていますが、100%バッテリーが上がらないという事はメーカー側も保証していませんし、バッテリー上がりの事例も一部では報告されています。
バッテリーが上がらなかったとしても、バッテリーの寿命に影響を与えるのは間違いないと思います。
■ ドライブレコーダー駐車監視によるバッテリー上がりの3つの原因と5つの対策
家族内でのプライバシーの問題
これはそれぞれの家庭環境に大きく左右される部分ではありますが、家族に行動を把握される可能性があります。
例えば…仕事の用事で出掛けてくると家族に伝えてパチンコ屋に行ったりするような人、後は家族にスマホのメールやラインなどを見られると困るような事をしている人は要注意ですね。(私はそんな事しませんよ?)
やましい事がある人はドライブレコーダーの音声録音機能を切るという対策も考えられます。
ドライブレコーダーにデメリットのまとめ
以上、ドライブレコーダーのデメリットについて考えられる限りのポイントと対策について説明しました。
選ぶモデルや運用方法によってはドライブレコーダーのメリットだけを享受する事も可能ですので、ドライブレコーダー選びの参考にして頂けると幸いです。
(編集長 Omi)
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