こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
AKEEYOの「AKY-NV-360」は、従来の360°スマートミラー型ドライブレコーダーにナイトビジョン対応のフロントカメラを追加した3カメラ構成により、その弱点を克服した現行の最強360°スマートミラー型ドライブレコーダーと言える製品です。
駐車監視モードの仕様に問題はあるものの、工夫次第でサイドのドアパンチも映せますので、駐車監視を目的に購入を検討されているユーザーもいる事と思います。
そこで今回は「AKY-NV-360」の駐車監視の仕組みと使い方について解説します。
「AKY-NV-360」の駐車監視モードの仕組み
「AKY-NV-360」の駐車監視モードは、エンジンがOFFになると、およそ1分後に自動で次の駐車監視用の録画モードに切り替わるものです。
この録画モードは、16mA程度の微電力でドラレコを待機させ、車のバッテリーへの負荷を最小限に抑えられる点が魅力です。
デメリットとしては、衝突前から衝突の3秒後までの映像が映らない点、ドアパンチに対してはほぼ無力である点が挙げられます。
ドアの開閉程度の衝撃では検知されませんでしたので、そこそこ大きい衝撃が加わらないと録画されません。
ドアパンチの瞬間を抑えたい場合には、駐車監視モードを使わず、外部バッテリーと組み合わせて走行中の常時録画モードを継続する方法がおすすめです。(この方法も後半で解説)
「AKY-NV-360」の駐車監視モードを使う為に必要な手順
「AKY-NV-360」で駐車監視モードを使用する為には、こちらのOPの黄・赤・黒の駐車監視用3芯ケーブルが必要です。
このケーブルを使用する事で、エンジンをOFFにすると自動で約1分後に駐車監視モードが起動し、エンジンをONにすると駐車監視モードが終了するようになります。
それぞれのケーブルの役割はこちらの通りです。
ドライブレコーダー側は駐車中も走行中も常に黄線から電力を貰えるような状態になっており、エンジンに連動する赤線の通電状況によって、①走行録画、②駐車監視モードの制御を行っているという塩梅です。
※駐車監視の設定項目は特にありません。
3芯ケーブルの取り付け方法
このケーブルの根元は黄・青・黒の3色のケーブルに分岐していますが、これをヒューズボックス内のヒューズに接続します。
※ミニ平型のヒューズが一体化していますので、ヒューズが合わない場合には切断して別途ヒューズ電源取り出しケーブルを使用します。
このケーブルを使うと、エンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視に入り、常時録画モードに戻ります。
外部バッテリーと組み合わせた駐車監視
「AKY-NV-X」でドアパンチやイタズラ対策を想定した駐車監視を行う場合には、OPの3芯ケーブルではなく、製品付属のシガー電源ケーブルを使います。
ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」と接続する際には、エーモンなどの汎用のシガーソケットをiCELLの⑯⑰を接続します。
「iCELL」を使う場合、エンジンをOFFにしても走行中の常時録画モードが継続されますので、節電の為にボタンを短押してディスプレイを消灯します。
次に「AKY-NV-360」の消費電力ですが、常時録画状態では12W程度でした。
「iCELL」ではこちらのような駆動時間の予測となっています。
型番 | B6A | B12A |
---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh |
駆動時間 | 5.7時間 | 11.5時間 |
満充電 | 50分 | 100分 |
なお、駐車監視をしない場合には電源ボタンを長押しし、次回の起動時にも同様の操作で起動させる必要がありますので、この操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。
まとめ
以上、「AKY-NV-360」の駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
「AKY-NV-360」のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。
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