こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
「MDR-C014」は60fpsでの出力対応した貼付型のデジタルミラー型ドラレコですが、何件か本機の駐車監視モードに関するご質問を頂きましたので、駐車監視の仕様とおすすめ設定について解説します。
「MDR-C014」の駐車監視モードの仕組み
「MDR-C014」の駐車監視モードは、エンジンがOFFになると自動で予め設定しておいたこちらの録画モードに切り替わるものです。
衝撃録画モードは、衝撃を検知した数秒後に録画を開始する方式ですので、衝突の瞬間が映らず、確実性に欠ける為にLaBoon!!ではこのモードの運用はおすすめしません。
タイムラプスモードは、1fps(1秒に1コマ)のフレームレートで常時録画を行うモードす。
※説明書には記載がありませんが、タイムラプスモード中に衝撃を検知すると、衝撃を検知した前後の10秒程度の時間帯が通常のフレームレートで音声ありで録画されていました。
従ってLaBoon!!では「MDR-C014」で駐車監視を行う際には、タイムラプスモードをおすすめしています。
MDR-C014の駐車監視モードを使う為に必要な手順
「MDR-C014」で駐車監視モードを使用する為には、こちらの黄・赤・黒の駐車監視用3芯ケーブルが必要です。(OP扱いのMDR-CCAB04)
このケーブルを使用する事で、エンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードが起動し、エンジンをONにすると駐車監視モードが終了するようになります。
それぞれのケーブルの役割はこちらの通りです。
ドライブレコーダー側は駐車中も走行中も常に黄線から電力を貰えるような状態になっており、エンジンに連動する赤線の通電状況によって、①走行録画、②駐車監視モード、③シャットダウンの制御を行っているという塩梅です。
3芯ケーブルの取り付け方法
このケーブルの根元は黄・赤・黒の3色のケーブルに分岐していますが、ケーブルに繋がっているヒューズの形状と容量が合わない場合には、ヒューズ部分を切断し、こちらのようなヒューズ電源取り出しケーブルなどを使ってヒューズボックス内のヒューズに接続します。

このケーブルを使った上で駐車監視の設定をONにしておくと、エンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視に入り、常時録画モードに戻ります。
駐車監視の設定項目
「MDR-C014」で駐車監視中にタイムラプス録画を行う為には、以下の設定でオフ、またはタイマーの時間を選択します。
・タイマー:タイムラプスオフ/1時間/3時間/6時間/12時間/24時間
カットオフ電圧はケーブル側で制御し、12.2Vの固定です。
駐車監視の設定をONにしてある場合には、外出先などでエンジンをOFFにすると自動で駐車監視モードに入りますので便利ですが、自宅駐車場で駐車監視をしない場合にはエンジンをOFFにする前後にこちらの「電源ボタン」を長押しする事で、強制的に電源を落とす事が出来ます。
このボタンを押し忘れると自宅駐車場でも延々と駐車監視を行い、無駄にバッテリーを傷める事になります。
その都度の電源操作が面倒だ、という方には、こちらの「iZONE」との併用がおすすめです。
「iZONE」に自宅などの駐車監視が必要ない場所を登録しておくと、「MDR-C014」の駐車監視の設定がONであっても、その場所ではエンジンをOFFにすると自動的に電源が落ちるようになります。

駐車監視の消費電力と外部電源を使用した駐車監視
次に「MDR-C014」の消費電力ですが、1fpsのタイムラプスモードでは6W程度でした。
ドラレコ専用の急速充電バッテリー「iCELL」ではこちらのような駆動時間の予測となっています。(タイマーは最大で24時間までです。)
型番 | B6AP | B12AP |
---|---|---|
容量 | 76Wh | 153Wh |
駆動時間 | 11.4時間 | 22.8時間 |
満充電 | 65分 | 100分 |
iCELLと「MDR-C014」との取り付け方法はこちらの3芯ケーブルパターンです。
iZONEとの接続方法
iZONEとの接続方法は以下の通りです。(iZONE V8の場合、白線が黄線になります)
ドラレコ専用バッテリーiCELL (B6AP/B12AP)と合わせて使用する場合には、こちらの通りとなります。
※iCELL (B6AP/B12AP)とiZONE V8のケーブルは、コネクタ形状は同じですが配線の並びと太さが異なりますので、誤って使用しないように注意して下さい。
まとめ
以上、「MDR-C014」の駐車監視モードの使い方、取り付け・設定方法について解説しました。
「MDR-C014」のレビュー本編についてはこちらの記事をご参照下さい。

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