車を購入する際、「4人乗りで4ドア」という条件でスポーツカーを探していると、マツダのRX-8が自然と候補に挙がります。
2003年から2013年まで約10年間にわたり世界で唯一、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーとして販売されたRX-8は、今なお根強いロータリーファンの支持を集めています。
RX-8は見た目以上に使い勝手が良い4ドアスポーツカー
一見2ドアに見えるRX-8ですが、後部座席のドアは観音開き(フリースタイルドア)を採用しており、乗り降りの際にストレスを感じにくい設計です。
この独特なドア構造により、4人乗りのスポーツカーとしての利便性も確保されています。
私自身は実家に帰省する際に5人乗れないと不便なため購入を断念しましたが、未だに「乗ってみたい」と思う憧れの車の一つです。
RX-8と三菱ランエボXの違い〜4ドアスポーツカーの魅力比較
ランエボXとRX-8は「4ドアスポーツカー」という共通点がありますが、その走りの性格は大きく異なります。
排気量 | 最高出力 | 最大トルク | 重量 | |
---|---|---|---|---|
ランエボX | 2000cc | 300ps | 43.0kgm | 1550kg |
S2000 | 2200cc | 242ps | 22.5kgm | 1250kg |
ランエボXはターボと電子制御を駆使し、比較的重いボディをパワフルに引っ張り、力強くグイグイ曲がる「暴力的」な走りが特徴。
一方RX-8は軽量ボディに、9,000回転以上まで軽快に回るロータリーエンジンを搭載し、「爽快感」と高いコーナリング性能を両立したスーパーコーナリングマシンです。
RX-8とライバル車S2000の特徴比較
RX-8はよくホンダS2000のライバルとして語られます。両車とも高い基本性能を持ち、特にコーナリングスピードに優れています。
動画などでの比較では「コーナリングはRX-8が優勢、加速はS2000がややリード」といった評価もあり、走りのキャラクターが明確に分かれています。
実用性の観点から見た3台の位置づけ
ランエボX、S2000、RX-8はいずれも実用車とは異なる走りを楽しむ車ですが、敢えて実用面を考慮すると、
- ランエボX:5人乗れてトランク容量も十分。実用性重視の4ドアスポーツ。
- RX-8:4人乗れてスポーツ走行も楽しめる絶妙なバランス。
- S2000:2シーターのオープンカーで爽快な走りとエンジンサウンドが魅力。
という順位付けができるでしょう。
RX-8は希少なロータリーエンジン搭載車として、スポーツカー好きにとって特別な存在です。
もし「4人乗り4ドアのスポーツカー」を検討しているなら、ぜひRX-8も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
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